他人から美味しいお店のパンをもらったりして、既に家にあるパンは後回しにしたりすることってありますよね。または、せっかくパンがあるのに何だか食欲が無くて朝食が食べられないなんてことも……。
私はレーズンパンが好きでよく焼くのですが(以前に作り方をご紹介しています。)、うちにある型は1.5斤と大きめなので、毎日どんどん食べないと最後の方は固くなってしまうのです。
レーズンパンって、ただの食パンと違ってパン粉にできないので再利用が難しいんですよね。
でも、ちょっと古くなったレーズンパンでも、時間をかけて焼いたのでちゃんと最後まで美味しく食べ切りたい。
そんな時によく使うリメイクレシピをご紹介します。
レーズンパンのラスク
普通のパンで作っても美味しいラスク。レーズンパンで作るとさらにおやつ感が増して美味しいです。時間をかけて水分を飛ばすとレーズンの部分の味が濃くなって、レーズンクッキーのような味わいになります。
たくさん作って乾燥剤と一緒に保存して、コーヒーや紅茶のアテにしています。
【材料】全量 703kcal 1人分(全量が4人分として)141kcal
レーズンパン(サンドイッチ用くらいの厚さ)4枚←耳だけで作っても美味しい! 358kcal
無塩バター 30g 229kcal
グラニュー糖 30g 116kcal
【作り方】
- レーズンパンは1枚を4等分に切り、電子レンジ(600w)で1分くらい加熱してカラカラに乾燥させる。(焦げることがあるのでたまに様子を見て下さい)
- 無塩バターを室温に戻し、グラニュー糖と練り合わせる。
- 2を乾燥させたレーズンパンに均等に塗る。
- オーブンを120℃~130℃に熱し、15分ほど焼いてできあがり。
電子レンジで乾燥→オーブン焼きと言う手間がちょっと面倒ですが、既にパサパサになったレーズンパンを使うなら最初からオーブンで焼いてもそれなりに上手くいきます。
ただ、焼く工程はトースターではなくオーブンの方が焦げる心配がないのでおすすめです。トースターだとちょっと目を離した隙に一気に焦げてしまうんですよね。
バターとグラニュー糖を同量練り合わせたものをたくさん作っておけば、ラスクだけではなくシュガートーストも作れます。
カリカリカラメルレーズンパン
オーブンが無いという人は、手軽にフライパンでできるこのレシピがおすすめです。食べ始めると止まらない美味しさ!
すぐできるので、子供の頃は何もない時のおやつとしてよく作っていました。
【作り方】全量 779kcal 1人分(全量が4人分として)195kcal
レーズンパン(6枚切り) 2枚 358kcal
無塩バター 30g 229kcal
砂糖 50g 192kcal
【作り方】
- レーズンパンはサイコロ状に角切りにする。
- フライパンにバターと砂糖を入れ、中火にかける。
- 砂糖が溶けて茶色くなってきたらパンを一気に入れて絡める。
- フライパンの砂糖が全てパンに絡んだらバットなどに移し、冷める前にばらばらにする。(火傷に注意!)
全てのパンにしっかりあめがけするためにはもっとたくさんバターと砂糖が必要ですが、カロリーが半端なく上がってしまうのでこれくらいで作っています。最近はバターも高いですしね。
あめがけする時にパンがボロボロになりますが、気にせずガンガン混ぜましょう。ゆっくりしていると均等に付きません。
熱々のあめが手に付くとすぐに火傷してしまいます。ご注意を!
レーズンパンのフレンチトースト
某パン屋さんで売られていたレーズンパンのフレンチトーストがとても美味しそうだったので、自分で作ってみました。そしたらレーズンが良いアクセントになって新しい食感でした。
同じ分量で、パンをさいの目切りにして型に入れてオーブン焼きにすればパンプディングになります。
【材料】全量 716kcal 1枚分 358kcal
レーズンパン(6枚切り) 2枚 358kcal
卵(L~LL) 1個 91kcal
牛乳 150ml 100kcal
砂糖 大さじ2 70kcal
シナモン 少々
バニラオイル(エッセンスでも) 少々
バター 大さじ1 97kcal
【作り方】
- 卵、牛乳、砂糖、シナモン、バニラオイルをよく混ぜる。
- むらなく混ざったら茶漉しなどで漉し、バットなどの平たい容器に入れる。
- レーズンパンを2の卵液に浸し、しばらく置く(理想は一晩ですが、パンが卵液をしっかり吸うくらいまで浸せばOK)
- フライパンを弱火で熱してバターを溶かし、3のパンを焼く。砂糖が入っているため、火が強いと焦げるので注意。
- 片面5分くらい焼いたらひっくり返し、蓋をしてさらに5分くらい焼いてできあがり。甘味がついていますが、お好みでメープルシロップやハチミツをかけて食べる。
※パンプディングにする場合は、切ったパンをグラタン皿やココット型に入れ、漉した卵液を流し込んで160℃のオーブンで30分くらい焼く。
朝食に作りたい場合は卵液に浸した状態で冷蔵庫に入れ、翌日焼くだけの状態にしておくと楽です。
砂糖が入ったフレンチトーストは、火加減が強いと簡単に焦げてしまいます。弱火で蓋をしながらゆっくり蒸し焼きにするのがポイントです。
チェルシートースト
昔から給食で出ていた「チェルシートースト」というパン。何やら食パンにレーズンや砂糖、アーモンドをまぶして焼いたようなものだったのですが、その語源はわからないままだったんですよね。この構成からわかる通り、お菓子っぽくて人気のメニューでした。
本当は普通の食パンの上に具としてレーズンを乗せて焼いているのだと思いますが、レーズンパンで作っても同じ味になりました。
【材料】全量 746kcal 1枚分 373kcal
レーズンパン(6枚切り) 2枚 358kcal
無塩バター 20g 153kcal
アーモンドプードル 20g 120kcal
砂糖 20g 77kcal
卵 1/2個 38kcal
シナモン 少々
あればアーモンドスライス 少々
【作り方】
- バターを室温に戻し、アーモンドプードルと砂糖をすり混ぜてペースト状にする。
- 1に溶いた卵(室温に戻しておく)を少しずつ加えて混ぜる。(一気に入れると分離することがあります。)
- レーズンパンに2を塗ってアーモンドスライスを散らし、シナモンを振りかけて200℃のオーブンで焼き色が付くまで焼く。
これは焼きたてが美味しいのはもちろんですが、冷めても美味しいんです。
アーモンドプードルは一般家庭で常備している食材ではありませんし、工程も手間はかかりますが、ちょっとパサパサになったレーズンパンでも美味しく作れるので是非お試しください。
レーズンパンは食事にもおやつにもなる!
いかがでしたでしょうか。レーズンパンが余るなんてことはまず無いという人もいるかもしれませんが、知っておくといざという時に美味しいものが作れます。
どのレシピでも一応無塩バターと記載していますが、ほんの少しの塩気を気にしないなら有塩バターを使っても問題無く作ることができます。
簡単さを優先するならカラメルレーズンパン、美味しさ最優先ならチェルシートーストがおすすめです。
ただし、どのレシピもダイエットには向きません!やっぱりレーズンパンは砂糖やバターと合うので、必然的に高カロリーな組み合わせになってしまうんですよね。
ダイエットしていない人、そしてお子様の3時のおやつにも向くレシピなので、是非作ってみて下さい。
きっと喜ばれること間違いないですよ!
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