きれいな紫のおなす。大好きです。
旬になると5本で120円くらいと安売りされているのが嬉しいですよね。和、洋、中全てに使えるのが嬉しい野菜です。
育てやすいようなので、家庭菜園でたくさん穫れるという人もきっと多いでしょう。
でも、なすは古くなると断面が茶色くなったりスカスカになったりして美味しくない。
せっかく旬のなすがたくさんあるなら、新鮮なうちに大量消費して美味しくお腹におさめましょう。
今回は、なすが主役の大量消費レシピです。
※なすは1本の可食部を80gとして考えています。もっと小さいものや大きいものを使う場合は本数を加減して下さいね。
また、レシピはどれも一人前が多めだと思います。でも、残っても日持ちするものや再利用できるものばかりですので、少食さんも是非たくさん作ってみて下さい。
なすしそ梅みそ炒め
しそが入ったなすのみそ炒めはよく見かけますが、梅入りというのはあまり見ないですね。でも合いますよ~。
大葉、たっぷり使います。家庭菜園で栽培しているなら山盛り入れて下さい。
これ、しその風味と梅の酸味が甘みそと調和してご飯がガンガン進むんです。梅のおかげか保存性が良く、3~4日もつので作り置きにどうぞ。
【材料/4人分】全量 584kcal 1人分 146kcal
なす 8本 141kcal
大葉 20枚~30枚 11kcal
梅干し 2~3粒 30kcal
みそ 大さじ3 105kcal
砂糖 大さじ3 105kcal
醤油 小さじ2 12kcal
酒 大さじ2 32kcal
水 大さじ2
サラダ油 小さじ2 74kcal
ごま油 小さじ2 74kcal
【作り方】
- なすは縦半分に切り、1cm厚さのななめ薄切りにする。分量外の塩水に10分ほど晒してアクを抜く。
- 大葉はせん切り、梅干しは種を取って果肉を叩いておく。
- 叩いた梅干しと調味料を全て合わせておく。砂糖がしっかり溶けるまで混ぜる。
- フライパンにサラダ油とごま油を熱し、しっかり絞って水気を拭き取ったなすを入れて強火で炒める。
- なすがしんなりしたら大葉を加え、なすに絡んだところで3の調味料を注ぐ。
- しばらくヘラで混ぜながら中火で煮詰め、とろりとしてきたら出来上がり。
油をたくさん使いますが、ごま油だけではパンチが効きすぎるのでサラダ油と割って使っています。
梅は自家製のしょっぱいやつを使っていますが、減塩タイプならもっと入れても良いかもしれません。
蒸しなす中華ごま和え
蒸したなすを中華風のごまだれで和えて食べます。熱々でも冷やしても。冷やし中華の具にしても美味しいですよ。
【材料/4人分】全量 563kcal 1人分 141kcal
なす 8本 141kcal
≪ごまだれ≫
練りごま 大さじ3 270kcal
長ネギ 5cm 4kcal
生姜 1かけ 5kcal
にんにく 1/2かけ 4kcal
醤油 大さじ3 39kcal
砂糖 大さじ1.5 53kcal
酢 大さじ2 10kcal
ラー油 小さじ1 37kcal
【作り方】
- なすは皮をむき、蒸気の上がった蒸し器で7~8分蒸す。
- 蒸している間にタレを作る。長ネギはみじん切り、生姜、にんにくはすりおろす。これらと練りごま、調味料を和えておく。
- 蒸し上がったなすは熱々のうちに横に2等分してから食べやすい大きさに手で縦に割き、次々タレに入れていく。(火傷に注意してね)
- ざっくりと和えて出来上がり。そのままでも、冷やしても。
最後に紹介していますが、蒸しなすは電子レンジでも作れます。でも、8本ともなると加熱の加減がうまく行きませんので、いっそ蒸し器を使った方が楽です。(ラップを剝ぐとき火傷しやすいしね)
私は持っていませんが、シリコンスチーマーなら電子レンジで複数本でも上手に蒸せるらしいです。
なすを熱いままタレに入れることで味のなじみが良くなること、にんにくの刺激が飛んでまろやかになることの2つの効果が得られます。
焼きなすマリネ
お次は洋風のマリネです。残ったらカッペリーニと和えて冷製パスタにするとおしゃれ美味しい!
【材料/4人分】全量 1033kcal 1人分 258kcal
なす 8本 141kcal
にんにく 1かけ 7kcal
オリーブオイル カップ1/2 829kcal
白ワインビネガー カップ1/2 32kcal
白ワイン 大さじ1 11kcal
砂糖 小さじ1 12kcal
塩 少々
黒こしょう 少々
生バジル 5~6枚 1kcal
【作り方】
- なすは1cm厚さの縦薄切りにする。にんにくは潰しておく。バジルはみじん切りにする。
- フライパンにオリーブオイルの1/3量とにんにくを入れ、弱火でにんにくの香りが出るまで加熱する。
- マリネ液を作る。調味料と刻んだバジルを混ぜ、バットなどに流しておく。
- なすを重ならないように2のフライパンに並べ、じっくり焼いていく。油を吸うが、火が通ると再び油がしみ出してくる。
- なすの縁が焦げて茶色くなったらバットのマリネ液に浸す。フライパンの油が無くなったら足しながら、全てのなすを焼いてはマリネ液に浸していく。
- 最後にこんがり焼けたにんにくをマリネ液に入れ、ラップなどを密着させて液がなす全体に回るようにしてそのまま冷ましてできあがり。
このままでも、お肉の付け合わせにしても。モッツァレラなどのフレッシュチーズを添えてサンドイッチにしても美味しい。
火を入れない白ワインが少し入ります。お子様向けに作る時は抜いてください。
なすベーコントマトグラタン
パスタやピザでおなじみ「シチリアーナ」を具だけで作りました。合わせるのはパンでもご飯でも。うちでは余った時にはパスタと和えてしまいます。
【材料/4人分】全量 1086kcal 1人分 272kcal
なす 8本 141kcal
ベーコン 3枚 189kcal
オリーブオイル 大さじ3 360kcal
ホールトマト缶 1缶 80kcal
にんにく 2かけ 14kcal
バジル(生でもドライでも)少々
塩 少々
パセリ(あれば生のイタリアンパセリ)少々
黒こしょう 少々
溶けるチーズ カップ1 302kcal
【作り方】
- なすは2cm厚さの輪切り、ベーコンは3cm幅に切る。にんにくはみじん切りにする。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、ベーコンを炒める。ベーコンの油が出てきたら取り出し、なすを焼いていく。
- なす、ベーコンは耐熱皿に並べておく。
- フライパンに残った油(少なければオリーブオイルを少し足して下さい)ににんにくを入れて弱火にかけ、香りが出たらホールトマト缶を潰して入れ、さらにバジルを入れて煮詰めていく。濃度が付いたら塩少々で調味する。
- 4のトマトソースを耐熱皿のなすの上にかけ、溶けるチーズ、黒こしょう、パセリを散らして220℃のオーブンで10分焼く。
レシピではオーブン焼きしていますが、具には火が通っているのでお皿が入ればオーブントースターでも作れます。その場合はチーズに焦げ目がつくくらいが目安です。
チーズは安いシュレッドチーズでも美味しいですが、モッツァレラを使うとシチリアの味!を楽しめます。
(おまけ)レンジ焼きなす
最後は大量消費ではなく、少量の焼きなすを作る方法です。たった1本だけ焼きなすを作りたい時ってありませんか?
うちは旦那が弁当に入れて欲しいと言ったときにこのレンジ焼きなすを活用しています。弁当に入れる時は水が出ないようにおかかをたっぷりまぶします。
【材料/1本分】18kcal+タレのカロリー
なす 1本 18kcal
生姜醤油やポン酢などお好みで
【作り方】
- なすはヘタを取って軽く洗い、包丁で4か所くらい縦に筋を入れ、水気が付いたままラップにふんわり包む。
- 電子レンジ(600w)で3~4分加熱する。ラップの上からなすを押してみて、ぐにゅっとしたら火が通っています。
- 火傷をしないようにラップを剥がし、入れておいた筋に沿って皮をむいて食べやすい大きさに切ってできあがり。
ほら、簡単でしょう?気を付けたいのは火傷だけ……。ラップを剥がすと蒸気が噴き出ることがあるんですよね。
ただ、このレンジ焼きなすは大量に作るのには向きません。5本とか8本とかで作るなら、やっぱり魚焼きグリルの方が効率が良い。
なすってたくさん食べられるよね!
いかがでしたでしょうか。なすの大量消費レシピ、おまけを除くとどれも8本ずつ消費できるようになっています。
肉料理の副材料になすを入れるなら少量で済みますが、なすをメインにするならやっぱり一人2本は無いと寂しいです。なすは加熱するとかなり減りますしね。
レシピとして紹介できるものではないので載せませんでしたが、ただなすを素揚げしてしょうが醤油で食べるのも好きです。これもたくさん消費しますね。
今回のレシピに対して思ったのは、なすは油をたくさん使うということ。せっかくなす自体のカロリーが低いのに(その他の栄養も無いけれど)、油のせいでハイカロリー料理になってしまうんですよね。
でも、なす料理が活躍するのは暑い季節ですから、ちょっとくらいカロリーを摂ってもすぐに消費できると信じています!
皆さんもお試しあれ!
余談ですが……
「なす」と言えば、火曜深夜に放送している「陸海空 こんな時間に世界征服するなんて」っていう番組の部族アースに出ているナスDが面白すぎる。
もちろん、ドローンアースも豪華客船アースも面白いんですが。特に豪華客船アースは、REINAさんがゾッとするくらい有能なのが面白い!クイズ番組で見かけるようなインテリ美人タレントにはこれはきっとできないと思う。
間違いなく今季のバラエティNO.1だわ……。これについて毎週1記事書けるくらい。
気になる人は是非見てみて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございます!
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