北海道では「ささげ」と呼ばれている野菜、正式名称では「モロッコインゲン」。
多少土が悪くても、手入れが適当でもたくさん収穫できるので家庭菜園で植えている人が多い野菜です。
我が家でも毎年2株程度植えますが、夏~初秋の間、毎日食卓に上るほど収穫できるので重宝しています。
でも、逆に言うと「穫れすぎて困る野菜」でもあるのです……!
さや豆野菜は育ちすぎると固くなって食べにくくなるので、食べる予定が無くてもどんどん収穫しなければいけないんですよね。
そんなささげ(モロッコインゲン)の大量消費レシピをご紹介します!
※「ささげ」「モロッコインゲン」という名前での栄養価が調べても出てこなかったので、カロリーは同量の「さやいんげん」で計算しています。
ささげには筋ありと筋なしがあります。筋ありを使う場合は筋を取っておいて下さいね!
ささげのきんぴら
定番中の定番料理です。しっかり水分を飛ばせば量も減りますし、日持ちも良くなります。
人参を入れて歯応えにアクセントを付けるといくらでも食べられます。
たくさんあってもすぐに消費できますよ!
材料(4人分)
ささげ 250g 58kcal
人参 1本 42kcal
ごま油 大さじ1 120kcal
醤油 大さじ1 13kcal
砂糖 大さじ1 36kcal
白いりごま 小さじ2 34kcal
鷹の爪 1本
全量 303kcal 1人分76kcal
作り方
- ささげは5mm幅の斜め薄切りにする。人参は同じくらいの太さのせん切りにする。鷹の爪は1本を半分にちぎる。
- フライパンにごま油を熱し、強めの中火でささげと人参を入れてしんなりするまで炒める。
- 調味料と鷹の爪を入れ、焦がさないように水分が無くなるまで炒める。
- 最後にいりごまをまぶしてできあがり。
ささげの胡麻和え
こちらも定番。和え衣を甘じょっぱくすることで青臭さが抑えられ、たくさん食べやすくなります。
和え衣はホウレン草や小松菜など、他の野菜の胡麻和えにも応用できますよ!
材料(4人分)
ささげ 300g 69kcal
黒いりごま 大さじ3 156kcal
砂糖 大さじ1 36kcal
醤油 大さじ1 13kcal
全量 274kcal 1人分 69kcal
作り方
- 黒いりごまをフライパンでさっと煎り直し、すり鉢で油がしみ出すくらいまですり、砂糖と醤油を入れてペースト状にする。
- ささげは5cm長さに切り、塩を入れたお湯でさっとゆでる。固めにゆで上がったら冷水に取り、冷めたらすぐ引き上げる。
- 2のささげに1の和え衣を絡めて出来上がり。(水分が出やすいので、食べる直前に和える。)
ささげのごまマヨ和え
ごまマヨ和えにすればお子様も喜ぶ味になります。洋風献立の副菜にどうぞ。
めんつゆを少し入れることでご飯に合う味になります。
材料(4人分)
ささげ 300g 69kcal
白すりごま 大さじ1 90kcal
マヨネーズ 大さじ2 196kcal
めんつゆ(2倍濃縮) 小さじ1 4kcal
全量 359kcal 1人分 90kcal
作り方
- 白すりごまとマヨネーズ、めんつゆを混ぜておく。
- ささげは5cm長さに切り、塩を入れたお湯でさっとゆでる。固めにゆで上がったら冷水に取り、冷めたらすぐ引き上げる。
- 2のささげを器に盛り、ごまマヨネーズをかけてできあがり。
ささげのラー油炒め
辛党ならこちらがおすすめ。醤油とラー油だけでシンプルに味付けします。
豆の自然な甘みが活かされて、いつまでも食べていられる味です。
ビールのおつまみにも最適ですよ!
材料(4人分)
ささげ 300g 69kcal
ラー油 大さじ1 90kcal
醤油 大さじ1 13kcal
全量 172kcal 1人分 43kcal
作り方
- ささげは5cm長さに切る。
- フライパンにラー油を熱し、強火でささげを炒める。
- 皮の表面に焼き目が付いたら醤油を回しかけてできあがり。
レシピと言うほどでもないささげ活用法
レシピというほど厳密なものではないですが、こんな使い方もあるんです。
カレーの具に
インドではさやいんげんのカレー煮がよく食べられているそうです。
カレー味とささげ、とても合います。
煮魚の付け合わせに
煮魚を煮る時に一緒に煮れば、付け合わせとして食べられる美味しい煮物になります。
ささげが煮汁から出てしまうとさやが薄くなってしまうので、煮汁に浸った状態をキープできるようにして下さい。
三平汁に
北海道の郷土料理、三平汁にささげを大量に入れるご家庭が少なくありません。
ささげは筋を取ったら切らずに長いまま入れるのが一般的ですね。
塩味の汁で煮たささげは甘みが引き立ってとても美味しいです。
栄養価は
ささげ、というかさやごと食べる豆全般に言えることですが、これはとても栄養価の高い野菜なのです。(食品成分表のさやいんげんの項を基にしています)
まず、ローカロリーで食物繊維が豊富だということ。100g当たり23Kcal、食物繊維は2.4gも含まれます。
そして緑黄色野菜だけあってビタミンA(レチノール当量)が140μg。
カリウムもそこそこ豊富なので、ダイエット中におすすめ野菜です。
今回はここまでになります。
最後までお読みいただきありがとうございます。では、また次回!
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