先日、とれのさとで買ってきた酒井農場の平飼い卵。料理にいくつか使用しましたが、やっぱりお菓子も試したい。
ということで、この季節にピッタリの冷スイーツ「カタラーナ」を作ります!!
生菓子ですが、冷凍保存できるということで作り置きおやつにも向きますよ。
卵の黄身と生クリームで作る贅沢お菓子 カタラーナ
カタラーナというのはイタリアのお菓子。
全卵ではなく卵の黄身を使い、牛乳ではなく生クリームで作るプリンのようなものです。とても贅沢なお菓子ですが、作り方は簡単です。
卵黄のみ使用ということで卵白が余ります。今回は余った卵白でラングドシャを作りました。
材料(4~6人分)※生クリーム1パックを使い切れる分量です
卵黄 3個分
生クリーム(純乳脂肪のもの推奨) 200ml
グラニュー糖 60g
バニラビーンズ(無ければバニラエッセンスかオイル少々) 1/2本
ラム酒 小さじ2
上に振りかける用のグラニュー糖 適量
作り方
- バニラビーンズのさやを開き、中の粒をナイフなどで扱き出す。
- 1の粒と空になった莢、生クリームを小鍋に入れ、沸騰直前まで加熱して火を止め、蓋をして15分くらい放置する。(この作業をアンフュゼと言います)
- ボウルに卵黄、グラニュー糖を入れ、白っぽくふんわりするまで混ぜる。落とすと液が積み重なるくらいが目安。
↓
- 3に2の生クリームを入れ、ラム酒も入れてダマが無くなるまで混ぜる。
- パウンド型や耐熱容器、または人数分のココット型などを用意し、茶漉しを通しながら4を注ぐ。(莢は取り除く)
- アルミホイルで容器に覆いをし、何か所か空気穴を開ける。
- オーブンを140℃に熱し、天板に湯を張って湯せんしながら60分加熱する。
- 焼き上がったらそのまま冷まし、しっかり冷めたらホイルを外して新たに蓋やラップなどをして冷凍庫に入れる。
- 2時間くらい冷やしたら取り出し、グラニュー糖を満遍なく表面に振りかけてからバーナーで焼き付ける。グラニュー糖が多いと後で切り分ける時に大変なので、薄めにするのがポイントです。
↓
- 飴状になったグラニュー糖が固まったら再度冷凍庫で凍らせてできあがり。
※バーナーを持っていない場合は、魚焼きグリルで焼くか、小鍋で砂糖を溶かして上に注ぐ方法があります。ただ、グリルで焼くのはムラになりやすく、あとから注ぐ方法は焦げの風味が弱めになります。
取り出したバニラの莢は捨てては勿体ない!洗って乾かして、グラニュー糖に埋めておけば香りが移ってバニラシュガーになります。うちではドイツの焼きアーモンドに使います。
食べる時は
ココット型で作った場合はそのままテーブルに出せば良いですが、大きな型で作った場合は切り分ける必要があります。
この場合、カチコチに固まっていると大変なので、ちょっと冷蔵庫に置くか、ナイフを温めるなどして切ると切りやすいです。
全て食べきらずに残す場合も、最初に全部切り分けてから冷凍庫保存すると後で食べやすいですよ。
ということで食べましょう。余った卵白で作ったラングドシャも添えます。
生クリームだけで作っているため、カチコチに固まっていてもスプーンが滑らかに入ります。しゃりっとした感じが一切ない。
飴のパリッと食感と、焦げの風味がアクセントになります。これは計算されたスイーツだ!
酒井農場の平飼い卵を使っているおかげで卵臭さは無く、なめらかで濃厚な食感になりました。パフェ屋さんで使われているのがわかる。
バニラビーンズのツブツブが入っているのも薫り高くていい。ラム酒のおかげで大人風味ですが、お子様向けに作るなら控えた方が良いかもしれません。
とても冷たいスイーツなので夏向きですが、冬に暖房が効いた部屋で食べるのも良さそうです(北海道的感覚)。
カタラーナは材料をケチってはいけない
個人的な意見ですが、カタラーナは材料をケチるべからず!
生クリームは植物性脂肪ではなく乳脂肪のものを推奨します。
そしてバニラはエッセンスよりビーンズを……。お高いですけど、香りが全然違います。
今回は莢ごと使いましたが、頻繁に作るなら莢ばっかり余ってしまうので、こんなペーストがおすすめです。
莢ごと買うより割安です。
あと、大人が食べるなら洋酒は絶対に入れた方が美味しいです。
そして、今回使用したような良い卵があれば言うことなし!
まあ、これだけ揃えればかなりの原価になってしまいますが……。特別な時のスイーツにおすすめです。
私も、直前に手間をかけられない時、来客用のお菓子によく作ります。前日に凍らせておけばいいので便利ですよ。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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