イタリアの「チャバタ」というパンが好きでよく買うのですが、シンプルな材料で作られている割にお値段がちょっと高いなと思っていました。
自分で焼ければいいのに……でも難しそう……と思い続けて数年、最近になって「ロデヴ」と同じような作り方でできることを知りました。
ロデヴはここでも作り方を紹介した通り、発酵に時間がかかるもののそれほど難しくはありません。
私も普段から何度も焼いています。ですから、チャバタもやれるんじゃない?!と思って焼いてみたらなかなかの出来栄え!
作り方をご紹介しますね。
チャバタを焼こう!
最初に注意点。長時間発酵させるパンなので、製造開始から焼き上がりまでに7~8時間かかります。
夕方に作り始めると、焼き上がりは夜中になってしまいます!
夜に作り始める場合は冷蔵庫で長めに発酵すると翌朝に焼くことができますが、それでも冷蔵庫から出して2時間くらいかかってしまいますし、焼きたてがそれほど美味しいパンではないのです。
朝に食べたいなら、前日の午前中に作り始め、夜に焼いて一晩冷ますと良いでしょう。
材料(6個分)
準強力粉(リスドォルなど) 300g
塩 6g
インスタントドライイースト 小さじ1/2
はちみつ 小さじ1(水に溶いておく)
水 270ml
打ち粉 適量
作り方
- 小麦粉、塩、ドライイーストを同じボウルに入れ、泡立て器でグルグル混ぜる。
- 1にはちみつを溶かした水を注ぎ、ゴムベラで粉気が無くなるまで混ぜる。
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これくらいで完了。周囲にこびり付いた粉や水分をカードで寄せておきます。 - ボウルにラップをして、室温(20~25℃くらい)のところで5時間発酵させる。途中ガス抜きなどは必要ありません。
- 5時間後、ゴムベラで軽くまとめ直してから多めの打ち粉を振った台に落とす。
5時間後の様子。 - 台に落としたら、左右から3つにたたみ、さらに上下から3つにたたむ。上にも打ち粉を振って濡れぶきんをかぶせ、このまま15分ベンチタイム。
- ベンチタイム完了後、6等分して切りっぱなしのまま天板に並べ、室温で1時間二次発酵させる。
オーブンシートの上でやるべきではなかった。皆様は台の上でやって下さい。かなりべとつくので、断面に粉をまぶしながら作業します。
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チャバタというのは「スリッパ」という意味なので、長方形にするのが基本なのですが……。切り方が悪かったですね。 - 二次発酵完了後、天板だけをオーブンに入れて250℃に予熱する。
発酵完了時はこんな感じ。これでは焼き上がりにくっついてしまうので、もっと間を広げた方が良いです。 - 予熱が完了したら天板に水をカップ1/3ほど注いで蒸気を発生させ、すかさず生地をシートごと入れて6分焼く。
6分焼いたら温度を210℃に下げて7分、さらに190℃に下げて12分焼いて完成です!
焼き上がりはこんな感じだ!
やっぱりくっついてしまいました。
このまま網の上で冷まし、冷めたら切り分けます。
形が悪いんですが、素朴さもまた良しってことで……。
断面はこんな感じになります。気泡がしっかり入っていかにも「チャバタ」な感じになって良かった。
長時間発酵のパンは粉の美味しさが存分に味わえる
ひとつ味見をすると、シンプルな材料ながら粉のうま味がしっかり出ています。
温度が良かったのか、発酵オーバーのアルコール臭が無く、大成功だったと思います。
そして、表面は高温で焼き固めたせいかしっかりパリッとしていますが、中身はモッチモチ!水分が多いパンなので、喉越しも良いです。
味見の段階ではただオリーブオイルを付けて食べたのですが、実は今回は、別な目的があって焼いたのでした。
それは、「パニーニ(パニーノ)」を作るため!!
こちらについては明日更新しますね。→更新しました!ここで焼いたチャバタでパニーニを作るよ!!
ということで、今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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