玉子サンドが食べたい!と旦那に言われ、焼いてみましたサンドイッチブレッド。
普通の山形食パンよりも、蓋をして四角く焼いた食パンの方が均等に生地が詰まり、どこを食べても美味しいしカットもしやすい。
配合も、HB任せで焼き上げる普段の食パンとは違うレシピで作っています。
サンドイッチブレッド1.5斤を焼こう
今回は1.5斤型で焼きます。1斤で焼くなら、材料を単純に2/3すればいけると思います。
おすすめの食パン型
できれば型は、こちらの内寸12cm×18cm×12cmの食パン型がおすすめです。
こちらは断面が一般によく見られる食パン型よりも大きく、たくさん具を挟みたいサンドイッチに適したパンが焼けるからです。
最初に油をなじませたりする作業がちょっと面倒ですが、それほどお高くないですし、蓋を取ればイギリス食パンにも使えるので、頻繁に食パンを焼く人にはおすすめです。
パン型は型離れが良いものならそのまま使ってOKですが、そうでないものは内側にしっかり油を塗りこんでおいてください。
上のアルタイトパン型は型離れが悪く、いつも油を多めに塗っています(そのうちなじんでくるのかも)
材料(1.5斤分)
強力粉 350g
ドライイースト 4g
砂糖 24g
スキムミルク 15g
塩 6.5g
有塩バター 20g(無塩バターを使う場合は塩を7gにする)
水 245ml
(実は今回スキムミルクが足りず、水100mlを牛乳に置き換えて、バターを減らして作っています。基本設定は上記のレシピということで……。)
今回はHBを使うのでバター以外の材料を全てパンケースに入れています。手ごねでも作れますよ。
作り方
- バター以外の材料を全てHBのパンケースに入れ、パン生地モードでこねる。
- こね開始から5分くらいして、生地が一塊になったらバターを入れる。
- こね終了~一次発酵終了までHBにおまかせ。(手ごねなら30℃45分~60分くらい発酵させる)
- 一次発酵が終了したら、生地をボウルに移してガス抜きし、再度丸め直して30℃で60分再発酵させる。再発酵させると、うまみ深くぎゅっと詰まったパンになります。
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- 4の生地のガス抜きをし、2等分に切って丸くまとめ、濡れ布巾をかぶせて30分ベンチタイムを取る。
- ベンチタイム終了後、台に打ち粉を振り、麺棒で生地を楕円形にのばしてから三つ折りにし、麺棒で軽くのばしてから向きを90°変えてくるくると渦巻き状に丸める。とじ目をつまんで留める。
三つ折りして、
麺棒でちょっと伸ばして、長辺の端からくるくる巻きます。 - 成形した生地をパン型に入れ、30℃で50分前後二次発酵させる。型の8~9分目くらいになったら発酵をやめる。(型から盛り上がるくらい発酵させると蓋が閉まらなくなる)
↓
- オーブンを230℃に熱し、パン型を入れて18分焼く。
- 焼き上がったらパン型の上下を返し、そのまま余熱で20分焼いてから取り出す。ひっくり返して余熱で火を通すことで、底面の焼き不足を解消します。
- 型を台などにドンと打ち付けて蒸気を抜き、型からパンを外して網の上などで冷ましてできあがり。
あとは完全に冷めるのを待って、スライスしてお好みの具を挟んで食べましょう。
断面を見てみます。よし、ムラも無く発酵できています。
二次発酵完了のタイミング
蓋をするタイプの食パンは、焼き上がった時に四隅がほんの少し丸くなるくらいに膨らんでいるのが理想だそうです。
隅っこまで生地がみっちり伸びて、角が立っちゃっているくらいだと発酵させすぎとのこと。
パン屋さんにお勤め経験のある知り合いに聞いた話です。
この膨らみ加減にするには、上記の配合なら型の9分目くらいまで二次発酵させた状態で焼成に入るのが良いと思います。
今回は理想の角の丸みよりちょっと角ばっていますが、ちょうど良い中の詰まり具合に焼けました。(パンの表面がボソボソしているのは型離れが悪かったせいなので、発酵とは関係ありません。)
要望通り玉子サンドにしました
パンが焼けたのは夕方だったので、翌日の朝食の玉子サンドにしました。
前日にゆで卵を作ってマヨネーズで和えておいたので、当日は挟むだけで食べられます。玉子サンドの具は冷えてた方が美味しいですよね。
このパンは耳も美味しく食べられるので取る必要がありません。
また、断面が大きいので、ホットサンドにすると他の手焼き食パンよりも具がはみ出にくいです。
パンはちょっとコシが強く噛み応えがありますが、味が濃くて美味しいです。
ついついいつも以上の量を食べてしまいました。
サンドイッチっていくらでも食べられるのが不思議……。
これはきっと、トーストサンドも美味しいと思います。後日ホットサンドも作ってみよう。
「角食」「山食」は北海道弁
今回焼いたような断面が四角い食パンを「角食」と呼ぶの、北海道だけらしいですね。
東苗穂にある「角食ラボ」は北海道らしさを出した店名だったのね……。
ちなみに、イギリス食パンは「山食」と呼ばれています。そのまんまだな!
ということで、今回はここまで。
明日は桜餅の残りのあんこを挟むぞ!
最後までお読みいただきありがとうございます。
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