まだまだたくさんある冷凍栗。
昨日の栗ご飯は生栗を使ったのですが、あと家にあるのは全て冷凍栗。
冷凍栗でも手間をかければ剥きやすくなるそうで、栗ご飯や甘露煮にも活用できるらしいのですが、とりあえずは皮まま茹でてほじって栗ジャムを作っていこうと思います。これが一番消費が多そうなので……。
基本的には「きょうの料理」で紹介された土井先生の作り方ですが、自分好みの香りになるように洋酒などを足したらどうなるか?と思ってやってみました(←結局失敗した)
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冷凍栗で栗ジャムを作る
材料は冷凍栗500gと砂糖170g。
そこにバニラペーストとラム酒を足して、洋菓子風味になるといいな……と思って用意しましたが、結論から言うと足さない方がいいと思います。
たっぷりの水を大鍋に入れ、凍ったままの栗を入れて45分ゆでる。
冷凍栗でも45分あればしっかり中まで柔らかくなります。
栗をザルに上げて粗熱がとれるまで冷ます。
手で触れるくらいになったら半分に切って、スプーンでかき出す。この時虫が混入しないように要チェックする。
完全なペースト状でなく、多少栗のゴロゴロ感が残った方が美味しいと思うので、潰しすぎないようにしながら全てほじる。
3個ほど虫食いがあり、それらを除いても400gほど取れました。
これと砂糖と熱湯カップ1/4を鍋に入れて火にかけ、煮詰めていく。
焦げやすい材料ですが、弱火だときっと美味しくないので、強めの中火で混ぜながら煮ていきます。
あまり柔らかいと日持ちしないし、煮詰めすぎると冷めた時にがっちり固まってしまう。
ぼってりと落ちるくらいの固さに仕上げました。
ここでバニラペースト少々と、ラム酒大さじ2を入れて混ぜこみ、火を止めて完成。
しかし、香りの組み合わせが悪かったのか、なんだか「風邪シロップ」っぽい香りに……。
ラム酒だけなら良かった?それともバニラだけなら良かったのかな?
出来上がったらタッパーに詰める。500gの栗からこれだけの量ができました。
でも、この栗ジャムは3~4日程度しか日持ちしないそうです。しかしこれだけ糖度が高いなら清潔な瓶に入れて脱気までしっかりやれば持ちそうな気もします。
今回はそこまでたくさんできなかったので、長期保存にチャレンジはしません。完成したものをタッパーに入れて冷蔵庫保存し、数日で食べきります。
パンやアイスに添えて食べると美味しい
ジャムなので、まずはトーストしたパンに塗って食べてみます。画像は撮り忘れました、すみません。
香りが風邪シロップなのは置いておいて、栗のペーストっぽいところと、実のごろごろ感の対比がすごく美味しい。甘いだけではなく、栗のでんぷん質な味わいが小麦の香りに合います。
バターが効いたパンというのがまた、栗の味に合っていて良い。
これは贅沢だなぁ。
パンだけではなく、バニラアイスを買ってきて添えて食べてみます。こちらも画像がなくてすみません。
果物のジャムのように酸味があるわけではないので、甘い×甘いでくどくなりそうな感じですが、苦い深煎りコーヒーと一緒に食べると最高のデザートになります。
バニラアイスと一緒になると風邪シロップっぽい風味も和らいで美味しいです。
ジャム自体にラム酒が入っているけれど、さらにアイスの上にもラム酒をかけると大人の味になりました。
秋冬、寒い季節のデザートという感じです。暖房の効いた部屋で食べる贅沢さよ……。
まだやってみてはいませんが、この栗ジャムをアイスの具として練りこんでも美味しいと思います。
そうすれば日持ちもしますね。
次回は蒸し栗きんとん
パンとアイスで今回作った分は全て食べきれそうです。
まだまだ冷凍栗があるので、これらが余ったらもう一回くらいジャムにしたい。
実をほじるのが手間でしたが、ほじってしまえばあとは煮るだけで簡単でした。
さて、次回は難易度をちょっと上げて、こんどは茹でではなく蒸し栗を作り、ほじって潰して絞って岐阜県の名物「栗きんとん」を作ってみたいと思います。
冷凍栗でも美味しくできるんでしょうか?
ということで今日はここまで。
栗ウィークはまだ続きます。
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