以前、こちらの記事で厚真にある養鶏場「小林農園」さんについて書いたことがあります。
先の胆振東部地震で大きな被害を受け、それでも諦めずに再スタートを切ろうとしている素晴らしい方々です。
そちらに復興資金を投資したという友人が、返礼品の卵をおすそ分けしてくれました。
自分は投資していないのに卵だけ味わうなんて滅相もない……と思いましたが、このブログで卵について書いていることを知っている友人なので、「せっかくだから」と分けてくれたのです。
小林農園は被災直後から1か月の間、クラウドファンディングを行っていた
小林農園さんは震災から1か月の期間、公式通販サイトでクラウドファンディングで資金を募っていたのですが、残念ながら私はそれを知るのが遅く乗り遅れてしまったのです。
今回おすそ分けしてくれた友人は、たまたまそれを期間内に知ることができたそうです。
返礼品はもちろん卵で、新たに迎え入れた鶏が初めて産んだ卵を投資額に応じた個数リターンされるのだとか。
返礼品に同封された文によると、11/25に鶏を迎え入れたのだそうです。それが1月には卵を産むのだから、早いものですね。
パッケージの写真を撮らせて頂きました。おしゃれ!
中には小さな赤玉が入っています。
こちらをいくつかおすそ分け頂きました。
敬意を払いながら味わう
生産者に敬意をこめて、まずは生で。
器に割り入れると、とても小さい。いわゆる初卵ですから、黄身が小さいんですよね。
そして色が薄い。着色目的の餌を与えていないという、平飼い卵によく見る色。
白身がぷりぷりで、しっかり溶きほぐせない……。
ちゃんと運動させている鶏から産まれる卵は、白身にコシがあるのだそうです。
卵かけご飯ではなく、野菜多めのすき焼き風煮に絡めながら頂きます。(完全に生だとお腹を壊す)
まず、香りがいい卵だと思いました。生臭くない。
そして口に残るくらい味が濃い。黄身の味が濃いのは当然、透明で味なんて無さそうな白身にも味がある感じ。
溶き卵にするとすごく色が薄いのに、味がちゃんとあって不思議な感じ。でも、これが当たり前の卵の味なんですよね。
今回のすき焼き風煮は安い肉を少なめに、野菜をいっぱい入れたアッサリ味なのですが、卵が美味しいおかげでボリュームのある食べ応えでした。
器に残った卵は行儀悪く卵かけご飯にして、最後まで頂きました。
次は必ず自分で買いに行く
小林農園さんではまだ販売用の卵の生産には至っていませんが、販売が再開されたら必ずや買いに行こう(または通販)と思います。
自然と生き物を相手にして食料を生産している方々を一個人が支えるには、適正な価格で買って美味しく食べるしかありません。
今回は投資した友人のおこぼれを頂戴しただけですが、近いうち、自分のお金で買える日を楽しみにしたいと思います。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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