季節の北海道あるある第三弾は秋。
現在すでに秋の装いを始めている北海道。
日中の最高気温は20℃台をキープしているものの、最低気温は10℃を切る日も珍しくありません。
そんな寒さ到来の中で見られる、北海道の秋のあるある話をどうぞ。
風情満点 秋の北海道あるある
木枯らしが吹く北海道の秋。
自然界の変化だけではなく、会話の中にも秋あるあるが見られるようになります。
紅葉の色合いが渋い
秋と言えば紅葉。
厳密には、イチョウが黄色くなることを「黄葉」、モミジやカエデが紅くなることを「紅葉」と呼びます。
これらは色が変わるメカニズムも異なるそうです。
北海道のように冷涼な気候の地域は、黄葉は美しく色変わりするものの紅葉は渋めの変色しかしないことが多いです。
なぜなら、紅葉は昼夜の寒暖差が大きいほど鮮やかに変色するため、日中の気温も低めの地域ではうまく変化が起こらないのだとか。
修学旅行などで京都や鎌倉の紅葉を見て、あまりの鮮やかさに驚く道民もいるようです。
北海道は紅葉色というよりも枯葉色ですからね……。
雪虫が目や口に入る
10~11月になると「もう雪虫が出てるんだね」という会話がそこかしこで聞かれます。
「雪虫」とは、お尻に綿毛のようなものを付けたアブラムシの一種で、北海道の秋の風物詩の一つです。
↑これ。真っ白というよりちょっと青っぽいんですよね。
北海道だけではなく東北地方にもいるとかいないとか……。
北海道では、秋が深まる頃になるとこの雪虫が街中でも僻地でも構わず発生するため、帰宅したら服に付着していたり、自転車に乗っていたら目に入ったり口に入ったり……ということがよくあります。
自転車通学をしている子供は、ワンシーズンで数匹は雪虫を食べているはず……。
おやつがいももち又はかぼちゃもち
北海道の秋のおやつと言えばいももち又はかぼちゃもち。
(作り方はこちら→いももちの作り方記事)
いもやかぼちゃの他には片栗粉があれば作れてしまう上に簡単なので、お腹を空かせた子供に食べさせているお家は多いようです。
いももかぼちゃも育てやすく日持ちする野菜なので、家庭菜園で作っていたり、人から貰ったりする頻度が多い野菜ですしね。
ところで、地方のスーパー(海沿い)では片栗粉の5kg袋や10kg袋がよく売れているらしい……。
いももちだけではなく、豊富に獲れた魚でカマボコを作るのに使うためだそうです。
巨大キャベツ「札幌大球」がスーパーの入口に並ぶ
札幌特産の巨大キャベツ「札幌大球」をご存知でしょうか。
重さは15kgほど、直径50cmにもなるキャベツです。重さにして普通のキャベツの15倍!
これが10月の後半あたりにスーパーに並び始めると、秋の深まりを感じます。
普通のキャベツのようにしても食べられるらしいですが、この札幌大球が本領発揮できる料理は「ニシン漬け」。
ニシン、大根、キャベツを麹で漬け込んだ北海道特産の美味しい漬物です。
今ではニシン漬けを家庭で漬けるところも減ってきて、それゆえ札幌大球の生産も減っているそうです。
見た目のインパクトが強い野菜なので、絶滅しないでほしい。
「ストーブもう焚いてる?」が挨拶代わり
10月に入ると挨拶代わりに「ストーブもう焚いてる?」と尋ね合うようになります。
ストーブをいつ焚くか論争は北海道民の永遠のテーマ。
11月までは頑張るという人、10月に入ったら許可するという人、9月下旬には焚いてしまうという寒がりさんも。
暖房の話になると、灯油代、ガス代などの光熱費の話に発展していきます。
暖房費が安い家(高性能暖房+断熱性の高い家)に住むということは、北海道民にとってはある意味ステイタスなんですよね。
個人的には都市ガス暖房、特に一戸建てなら売電できるコレモがおすすめです。(うちのコレモは型が古く、売電できないので羨ましい)
ちなみに、春になると「ストーブまだ焚いてる?」と尋ね合います。
車持ちは「タイヤ交換した?」が挨拶代わり
車を所有している人同士では「(スタッドレスに)タイヤ交換した?」という言葉が飛び交うようになります。
これも人それぞれ認識が違っていて、遠出の機会が多い人は早めの交換、街乗りしかしない人は根雪(春まで解けない雪のこと)になる直前まで頑張るなど、ライフスタイルによって様々です。
私もマイカーを所有して十数年経ちますが、タイヤ交換のタイミングって難しいんですよね。
早めに換えるとせっかくのスタッドレスがすり減る気がするし、雨の時は夏タイヤより横滑りしやすいし。
でも、遅すぎると雪が降ってきたときに危ないし……と、天候との駆け引きが重要になるのです。
そして、初雪の直後はどのディーラーもガソリンスタンドも修理工場も、タイヤ交換ラッシュ!出勤前にチョチョッと交換してもらうなんてことはまず難しいです。
安全性と待たされるストレスを考えたら、早めの交換がおすすめですよ。特に仕事で毎日乗る方はね。
次回は冬編!
いかがでしたでしょうか。
北海道の秋に見られる光景をご紹介しました。
次はいよいよ冬編です。
雪国・北海道ですから、冬のあるある話はより一層濃くなってきますよ!
最後までお読みいただきありがとうございます!では次回!
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