北海道のソウルフードの一つ、いももち。
じゃがいもがたくさん生産されていることからこんなおやつが誕生したのでしょうが、今やじゃがいもも副材料の片栗粉も全国的に安価に手に入ります。
なので、個人的な思いとしてはもっと全国に普及しても良いと思うのです。じゃがいもの大量消費にもなりますしね。
じゃがいもは加熱しても壊れないビタミンCが含まれているので、小麦粉のおやつよりも健康的です。
そこで今回は、いももちの一般的な作り方と基本のタレ、そしてアレンジレシピをご紹介します。
基本的ないももちの作り方
ここでは「ざっくり」としたレシピでご紹介しています。
なぜなら、各ご家庭によってレシピが違うので、これが正解というものが無いのです。
ここにあるレシピで作ってみてもっともちもちさせたければ片栗粉を足し、ほっくりさせたければ減らして下さい。
じゃがいもはメークインやインカのめざめなどよりも、男爵かきたあかりがおすすめです。
基本はゆでて加熱しますが、溶けやすい品種の場合はレンジ加熱が無駄が出なくて良いでしょう。
材料 4人分くらい
じゃがいも(中/1個100g前後)4個
片栗粉 カップ1/2
塩 少々
サラダ油 適量
作り方
- じゃがいもは皮をむいて竹串が抵抗なく刺さるようになるまでゆでるか、ラップを巻いて電子レンジで加熱する。
- 1のじゃがいもが熱々のうちにすりこ木やポテトマッシャーなどで潰し、片栗粉と塩を加えてむらなく混ぜる。
- 円形や小判型に成形し、サラダ油を引いたフライパンで焼いてできあがり。(170℃くらいの油で揚げても可)
焼く前の状態で冷凍できるので、一度にたくさん作っておくと便利です。
棒状にして冷凍し、解凍してから輪切りにして焼くという方法もありますよ。
かぼちゃで同様に作るとかぼちゃもちになります。ビタミンAが摂れるので、これも秋のおやつにおすすめ。
基本のタレとアレンジレシピ
基本のタレと言えばやっぱりみたらしダレ。その他アレンジレシピをご紹介します。
みたらしダレ
砂糖大さじ2、醤油大さじ2、水カップ1/2を小鍋にかけ、砂糖が溶けたら水溶き片栗粉適量でとろみ付けしてできあがり。
お好みで砂糖と醤油の量、とろみの強さを加減して下さい。
みたらしダレ+バター
居酒屋や道の駅などに置いているいももちはこれがメジャーですね。基本のみたらしダレを絡めたいももちにバターを乗せるだけです。
砂糖醤油
みたらしダレを作るのが面倒くさければ、ただの砂糖醤油でも十分美味しいです。
こちらの方がタレがさらっとしているのでくどくないという意見もあります。
塩バター
辛党の人はこちらがおすすめ。焼きたてのうちにバターを乗せ、塩気が足りなければ塩を少し振ってできあがりです。
砂糖バター
洋菓子好きに受ける味。バターを乗せて砂糖を少々。
砂糖の代わりにメープルシロップやハチミツでも。
黒蜜きなこ
黒蜜ときなこはわらびもちだけではなく、いももちにも合います。
黒蜜(市販)、きなこに砂糖と塩少々を混ぜたものをまぶしてできあがり。
ちょっとパサつきますが、きなこだけでも安倍川餅風になって美味しい。
チーズ+ケチャップ
いももちはニョッキと似ています。そのため、チーズやトマトの味も合うんです!
いももちの中にチーズを仕込むか、焼いている途中にチーズを乗せ、食べる際にケチャップを付ける。
チーズは溶けるタイプがおすすめ。
焼肉やジンギスカンのタレ
ジンギスカンの具としても使われるいももち。肉の脂が絡んだところにタレを付けて食べるのが美味しい。
焼肉やジンギスカンと一緒にホットプレート、または網でいももちを焼き、タレを付けて食べる。
ソースマヨ
ソース+マヨネーズを付けるだけ。お好み焼きのような味になります。
コロッケやポテトサラダを彷彿とさせる味。
マヨネーズにちょっとだけカレー粉を入れるのもおすすめです。
おつゆの具に
人参、大根、長ネギなどが入った醤油味のおつゆの具に小さめのいももちを入れた「いもだんご汁」は幼稚園の芋堀りの定番メニューでした。
(北海道は芋堀りもじゃがいもなのです!これについては後日詳しくお話ししたい!)
汁の具にする場合は片栗粉を多めにしないと溶けやすいのでご注意を。味付けはかけうどんの汁くらいが丁度良いです。
さいごに
いかがでしたでしょうか。いももちの作り方と食べ方を9種類ご紹介しました。
甘いのしょっぱいの、おやつにおかずに活用できるバリエーション。
つまるところ、いももちはどんな味付けでも受け入れてくれる懐を持った食品ということですね。
ただ、意外にもいももちに「あんこ」はあまり合いません。不味くはないんですが、可もなく不可もなくというか……。
これなら普通のお餅の方がいいなと思う程度の味です。じゃがいもと小豆というでんぷん質同士がケンカしているのかも……。
これから北海道ではじゃがいもがどんどん出回ります。
おかずに消費しきれなくなった時は、いももちにして冷凍保存してみてはいかがでしょうか。
おやつタイムが習慣になっている子育て世帯には特におすすめですよ!
では、今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございます!
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