※こちらの記事は過去投稿に加筆修正して再投稿しています。
今日は、北海道民の車事情についてお伝えします。
でっかいどうな北海道、公共の交通機関が行き届いていない地域の人は車が必須アイテムです。
おまけに北国で毎年の積雪が当たり前ですから、雪道運転のリスクを軽減させるために様々な工夫や注意が必要なのです。
そんな車についてのあれこれをお伝えします。
交通標識や青看板が独特
北海道には独特の交通標識があるようです(全国的ではないと最近知った)。
こんな「鹿飛び出し注意」とか、「停止線(雪で停止線が見えなくなるから)」とか。
他にも中央線を知らせる矢印とかもあります。
また、よくネットニュースでネタになる「帯広まで300km」とか「函館まで200km」とか、距離感がおかしい青看板も多い。青看板でなくても商業施設を知らせる「イオンまで110km」とかよく話題になりますね。
タイヤと同時にワイパーも交換
雪国ではスリップ防止のためにスタッドレスタイヤに取り替える……というところまでは道外の方もご存知だと思います。
もう一つ、交換しなければいけないものがあるのです。
それは「ワイパー」。
積雪地帯ではスノーワイパー(通称冬ワイパー)というものがあって、こちらに取り替えるのが一般的です。
夏用のワイパーと冬ワイパーの違いは一見わかりにくいですが、冬ワイパーの方が細部に雪が入り込みにくい構造で、ガラスに面するゴムも凍結に強いものが使われています。
ワイパー交換は簡単なので自分でも難なくできますが、タイヤ交換をディーラーやガソリンスタンドで行う場合はついでに無料でワイパーもやってくれます(車内の見えるところに入れておけば気付いて勝手に換えてくれる)。
ちなみに、冬になるとこんなふうにワイパーを立てて駐車する様子がよく見られます。
これは、ワイパーが雪に埋もれて傷んでしまうのを防ぐためです。
4WD必須
今はFF車の性能も上がったのかそこまで言われないらしいですが、私が初めて車を買う際には親や車持ちの先輩方に「4WDでないとダメだよ!」と言われたもんです。
少なくとも、うちの親、親戚のおじさん、ディーラー勤めの知り合い、会社の先輩などから言われています。
なぜそこまでうるさく言われるか?それは車が雪に埋まるから。
除雪が行き届いていない道や積雪が深い路肩にうっかり入ってしまったとき、4WDならパワーがあるため割と簡単に抜け出せますが、FFだとタイヤが空回り、立往生してしまうリスクが高くなります。
また4WDの方が凍結路面でスリップしにくいとも言われますね。
私の長年の運転経験から言わせてもらうと、やっぱり4WDは雪に強い。
FFの普通車よりも4WDの軽自動車の方が運転しやすいです。
個人的にはスリップ防止性能より埋まったときの脱出力を実感することが多いです。
白い車はマジで注意が必要
北海道だからって車の色までこだわる人は少ないと思います。
でも、言わせて頂きたい……。白い車はなかなか危険だと。
これ、先日まさに遭遇した恐怖体験なのですが、大雪の日に白い車で走っていると、結構危ない目に遭います。特に「ホワイトアウト」と呼ばれる、数m先も見えないくらいの状態になるとやばいです。
なんと、白さが雪に同化して見えなくなってしまうのです!!
何を隠そう私も白い車に乗っているのですが、大雪のとき走っていて、後続車に追突されそうになるわ、自分が白い先行車に追突しそうになるわ……と、手に汗握る思いをしました。
ヘッドライト、テールランプを点灯するのが唯一の対処法ですが、これもちょっと走ると雪で覆われて見えなくなってしまいます。
しかも、ライトを点けると昼間でもナビがナイトモードになって見にくくなり、道に迷うというおまけ付き。
そして道順確認のため路肩に車を寄せると思ったより積雪が深く車が埋まる(4WDなのですぐ脱出できたけど)!
なんとか帰ってきた道すがら、事故に遭った車を何台も見ましたよ。
つまるところ、ホワイトアウトの日は出かけるなということですね(車の色関係ない)。
まだまだあるけどこのへんで
いかがでしたでしょうか……。北海道民はきっと共感してくれるはず。
実を言うと最近遭った恐怖体験(ホワイトアウトを運転の話)を言いたかっただけでした。
みんな、大雪の日の運転は気を付けましょうね!
実は、まだ探せばありそうな北海道の車事情あるある。
駐車場事情とか、春先の車の汚さとか……。
でも、今日はこのあたりで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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