ついに完成した……!!フェアアイルのブランケットが!
編み始めてから2か月弱かけ、(自分の中では)大作が出来上がりました。
ですが、改善点もいくつかあり……。
そんな様子をお伝えします。
フェアアイルのブランケット 縁編みする
前回、真ん中の本体部分が編み上がり、スティークにハサミを入れるところまで終わっていました。
ここからすることは、外周をぐるりと拾い目して裏メリヤス編みで縁編みです。
このために超ロング輪針を購入しました!何と250cm。でも、結果的にここまで長くなくてもよかったです。160cmもあれば十分かな。
上辺部は簡単。まだ針に最後の段の目がかかっているので、それを移せば良いだけです。
底辺も別鎖をほどいて移すだけ。比較的楽でした。
大変なのは両脇!切ったニッテッドスティークと本体の境目から裏目を拾います。
毛足の短い毛糸なので拾いにくいということは無いですが、ただただ疲れる。目も、手も、首も……。首マッサージしながら作業しました。
なお、縁編みは伸びた感じにならないように少し小さく編んだ方が良いそうなので、30目に1目くらいのペースで減目しながら拾います。
全て拾い終えたら、ただただ裏メリヤス編み。つまり裏側からメリヤス編みをする。
最初の段のみ、四隅で角を作るために3目ずつ増やします。
このメリハリの無い作業。ひたすら編む。もう手元をずっと見る必要が無いので、録画しておいた朝ドラを一気見しながら、カラオケ屋で旦那が歌うのを聴きながら……。
そうして12段編み、ここで目を止めます。本当は伏せ止めしてから端を内側に縫い込むんですが、横着して根元から拾い目して二目一度、という荒業に出てみました。ブルガリアスカートのゴム入れ部分を編むのと同じ手法です。
これが良くなかったかもしれない。縁がきつくなって攣れた感じになってしまい、本体が余り気味になりました。
スティークの始末
ということでぐるりと編み終えたら、次はスティークの始末です。
4目分を残してハサミで切り、スチームアイロンで切り口を固め、内側に縫い込んでいくという作業。
切ったら、念のためもう一回スチームアイロン。
スティークの縫込みですが、実は私、この縫い込みがへたくそなんですわ!へたくそすぎて見せられる画像はありません……。
だって、フェアアイル編みはずっと小物しかやってこなかったんだものぉ~。
もっときれいにできるようになるまで、修行あるのみですね。
ただ、フェアアイル編みでスティークの始末をする段階になると、もう力尽きて神経を注ぐ気力が無くなっていることが多い……。
洗ってアイロンで形を整える
フェアアイル編み、特にシェットランド羊毛を使ったものは水通しして羊毛を絡ませ、目が詰まった感じにするのが正しいやり方です。
洗剤は泡が立たない程度しか入れないそうなのですが、今回使った羊毛(グレーの方)はなんというか脂っこい。つまり汚い。
紡ぐ前の原毛の状態から、べとっとした部分があったくらいなので、ここではガッチリ洗剤を入れて洗います。
そしたらこんなに汚れた水が……!
ひえー。
しっかり洗ったら絞って平干しします。軽く脱水をかければよかったんですが、生憎洗濯機は稼働中。
よって手絞りです。でも、ニットって手で絞ってもかなり水分残りますよね……。下に敷いたバスタオルがすぐにベチョベチョになってしまいました。
まだ生乾きかな?ぐらいのタイミングでスチームアイロンを用いて形を整えます。
うちのアイロン、スチームがうまく出ないので、本体に残った水分を蒸発させてスチームにしようという魂胆です。
本体が余り気味なので、熱の力で縮絨されればいいなという期待も持ちつつ。そのため当て布をしていません。
ということで完成しました!
アイロンをしっかりかけたら完成です。まだ縁が攣れた感じは残っていますが、ご愛嬌ということで勘弁して下さい。
肉眼で見るよりも写真で見た方が模様がわかる。不思議……。
一度洗うとこんな感じで目が安定します。市販の毛糸でもかなり変化するのでおすすめの仕上げ方です。
色むらがあるのは毛糸の色のせいです。
世のニッターさんの間では編み物を洗わずに仕上げる人が多いそうですが、一度お試し下さい。
さあ、フェアアイルの腕は裏側を見ればわかると言われています。裏はこんな感じ。まあまあだろうか……。
スティークの始末が悪いのは敢えて写さないセコさ。
このブランケットの使い道は、今のところ未定です。膝にかけておくだけで結構あったかいので、仕事時の膝掛けかな。
あと、とても軽いです。110×75と結構な大きさですが、ほとんど重みを感じません。
次は何を編もうか……。ブルガリアスカートの続きもやらねば。籐も編まねば。
ということで今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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