以前、デアゴスティーニ「籐でつくる小物とバッグ」の創刊号作品を制作した記事をUPしました。
そこからおよそ2週間、やっと第2号に着手できました。
今回は所要時間の目安が3~4時間ということで、前回よりもボリュームのある作業になりそうです。
検討している方は是非、以下の本文をお読みになって参考にして下さいね。
籐でつくる小物とバッグについての記事一覧はこちら(滞り気味)
籐でつくる小物とバッグ 第2号で作れるものは
第2号では「花びら止めのボウル」の作り方が紹介されています。
これ↓
この姿を覚えておいて下さいよ!完成したものとの比較のため……。(今回作るのは右側のボウルのみ、小鳥は作りません)
ちなみに、付録は目打ちと目盛り付きのゲージ板。今号では使いません。
今回は「渦巻き編み」「素編み」「花びら止め」が新しいテクニックとして覚えられるようになっています。
作業する
では、作業内容をかいつまんでお送りします。
ボウルに水を張り、籐を全て2~3分浸して柔らかくします。今回は既に使う長さに切られているので、カットする作業はありません。
まず、「底組み」をします。
(真ん中にうっすら赤い線が入っているのは、中心がズレないように色鉛筆で書いたものです。この線が最後まで残るんですよね……)
十字に重ねたたて芯に柔らかいあみ芯を巻き付けて底のスタート地点を作り、そこから「渦巻き編み」でぐるぐるとあみ芯を巻き付けるように編んでいきます。
編み目が渦のようになっているのがわかりますよね。
ある程度の大きさになったら「素編み」に切り替え、もう少し直径を大きくしてからたて芯を立ち上げるようにして編み続けます。
これがとてもへたくそなんです、私。何度かやり直しました。でも全然ダメだった……。
素編みっていうのは基礎の基礎で、かごやザル、バッグなどでよく見かける畳の目のような編み目になる編み方です。
この時点で今回は失敗する予感がプンプン。
立ち上げてある程度の高さまで編み続けたら、たて芯の先を適度な長さに切り、「花びら止め」をします。
アーチを描く芯が重なり、それが花びらのように見えることから。
アレレ?花びらが長すぎる……。芯を切る長さが長すぎたようです。測り間違いだろうか。
でも、ここで失敗したからと諦めずに済むのが籐細工の良いところ。
糊付けしているわけではないので、一度形を戻して簡単に組み直しができるのです。
切りすぎたとしても、継ぐ方法も解説されているので安心です。材料にはある程度余裕もありますしね。
再度霧吹きなどで花びら部分を湿らせ、芯を切って成形しなおし。
そうして作り直したのがコレ。作り直しなのに不格好です。
(付録にアレンジ用のビーズが同梱されていましたが、好きじゃないデザインになりそうなので使いませんでした)
今回はどう転んでも失敗するケースだったようです。
でも、形が不格好でも使えるので、飴か何かを入れておく器にしています。
今回気付いたこと
第2号を完成させて気付いたことがいくつかあります。
まず、説明書を最後まで読んでから着手すべきだということ。(当たり前すぎますが)
初めて読む説明書を見ながら作業すると、この工程がどこに行きつくのか、このテクニックは何のために行うのかなどが想像できず、今回のように失敗します。
今回は暇つぶしにダラダラ始めたために、説明書の読み込みを怠ってしまったんですよね。
そして、個人の手加減で仕上がりがかなり変わって来るということ。
たて芯を立ち上げる角度やカーブの付け方は写真を見ながら自分で加減するしかないので、仕上がって「写真と違うな……?」ということになりやすいです。
今はまだ2作目なのでへたくそですが、今後上達したら、見本通りに作れる手加減を覚えていくと思います。そうであってほしい。
最後に、時間がかかる作品は結構手が荒れるということ。
水で濡らしながら毛羽立った籐を素手で細工するのですから、手荒れは付き物ですね。
前回は1時間半で終了したので意識しませんでしたが、今回のように3時間以上(実際かかったのは2時間半だけど)かかる作品は手への負担を感じます。
最中はとっても楽しく作業しているんですけどね。作業後のハンドクリームは欠かせない。
さいごに
以上、デアゴスティーニ「籐でつくる小物とバッグ」第2号のレポートでした。
作っている時間はとても楽しく、時間を忘れられます。集中するので余計なことを考える隙も無くなりますしね。
出来上がった小物は実際に使用できるものばかりなので、作るだけ作って死蔵されることが無さそうなのが良い。
バッグについては毎号少しずつなので、数号溜まったら一気に作業したいと思います。今、手元に5号までありますが、底部分は6号で完成するらしいので、6号が届いたら取り掛かろうかな。
では、今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございます!
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