リリアン。
元々はレーヨン製の糸をメリヤス状に編んだ紐そのものを指す名前でしたが、いつの間にかその紐を編む手芸のことをリリアンと呼ぶようになりました。
リリアンは私の親世代の女の子の手芸というイメージでしたが、今でも根強くリリアンマシーン(本名は「ニッチング」と言うらしいです)は売られているようです。
大手の手芸屋さん、そして100円ショップでも小さな筒状のリリアンマシーンはよく見かけていましたが、つい先日、こんな大型のものを見かけたので試しに買ってみました。
どれも100円!毛糸deリリアン
そもそもレーヨン紐の商品名だったリリアン、今では毛糸で作ろうが、麻ひもで作ろうがあの編み方なら「リリアン」と呼べてしまう時代です。
「リリヤン」じゃなく「リリアン」なのは、商標の問題があるのかな?
ダイソーで展開されている「毛糸deリリアン」は、その名の通り毛糸で編むリリアン。
太い毛糸で編むことが推奨されています。
ですが、今家には並太しかなく、とりあえず糸をかけて何段か編んでみます。
こんなふうにジグザグに糸をかけて往復させ、ピンにかかった糸を順番に外していく編み方です。
画像からは見えにくいのですが、ピンに小さく数字が書かれているのでわかりやすいです。
最初、並太一本で編んでみましたが、これでは細くてユルユル。引っ張ったら原形が変わってしまうほどだったので、一旦外して二本取りにしました。
余り毛糸同士、白と青。スポーティーな印象です。小学生男児とかが巻いてそうな色合いかな。
二本取りでもちょっと緩い。縦に引っ張ると簡単に伸びますが、横に引っ張れば元に戻るので、使用には問題なさそうです。
よく見ると、単なるメリヤス編みではなく、ねじり目で編んだような感じになるんですね。
白と青を一玉ずつ、合計2玉を消費しきると70cmくらいになりました。
白の毛糸が少し余った。
マフラーにするにもこれでは短いので、やはり余り毛糸のアクリル並太(茶)を追加。こちらも二本取りです。
茶を編み終わる頃には、全長1m弱くらいになりました。
本当はこれでも短いなと思ったのですが、もう使えそうな毛糸が無く……。ミニマフラーとして使えなくもない長さなので、ここで目を止めることにしました。
目の始末なんですが、これがパッケージに書かれている方法だとうまく行かない。
こんな感じピンに目を移していくのですが、これがわかりにくい&やりにくい。
多分間違っているのでしょうが、目の始末を完了したらこんな感じになりました。
うーん、なんかおかしい。
これなら編み針に移して、普通に伏せ止めした方が良かったかな。
あとは糸端を始末して完成となります。
ミニマフラー丈なので、やっと一結びできるくらいです。
子供用だと考えるとちょうど良いかもしれない。
色合わせを考えれば大人でも使えるものが編み上がるであろう
目の始末に失敗したとはいえ、編地には問題無いので実用に耐えうる仕上がりです。
100円のおもちゃのような編み機なのに、これだけのものが編めれば上等だと思います。
子供用に作られた商品のようですが、大人でも十分に楽しめる。
ただ、今回のマフラーは色合いを全く考えずに作ったので、アラフォーおばさんが普段巻いて歩くにはちょっと……なんですよね。
今のところ、コンビニに行くときにパーカーに合わせてちょっと巻く程度。足元は長靴だし、コーデどころではないですね。
もっと色や長さを考えれば、良いものが編めるかもしれません。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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