先々日のハンバーグのコツに引き続き、同じく洋食の定番、ナポリタンのコツです。
ナポリタンなんてどう作ったって美味しい……と思われがちなんですが、これが意外と味が変わるもの。
好みの問題もありますが、ここでは私が美味しくなると信じて行っているコツについてお話しします。
ケチャップで炒めるだけではない!こんなひと手間加えてみて
ここでは、喫茶店や古き良き洋食屋さんのナポリタンを目指して作ります。
イタリアンレストランで出てくるような味ではありませんのであしからず!
麺は表示よりも数分長くゆでる
ナポリタンはあの伸びた感じの麺が特徴ですよね。
喫茶店のナポリタンは、麺をかなり長くゆでた後水で締めて冷蔵庫で1時間~1日ほども寝かせるそうです。
でも、それだと家庭ですぐに食べたい時に食べられない。
そんな時は、麺を袋表示の時間より数分長めにゆでて作ると、食感が近くなります。
麺の太さによって追加時間が異なりますが、7分表示の麺なら10~15分、10分表示なら15~20分くらいゆでます。
そしてその後冷たい水で締める!冷蔵庫で寝かせられない分、冷水か氷水で急冷させます。
カッペリーニのような細い麺でナポリタンを作る人は少ないと思いますが、要するに袋表示の1.5倍から2倍くらい長くゆでるといい感じに。ぶよぶよになりますが、これは冷水で締まります。
具は野菜を少なめに
ナポリタンのようなジャンクフードは、つい野菜を多めに入れてバランスを取りたくなってしまうところ。
でも、野菜を多くしてしまうと、その水分がベチャベチャしてしまって今一つ。
ナポリタンを作る時は、野菜はあまり多くならないようにしてみて下さい。
麺100gに対して玉ねぎ(中)1/8~1/4個、ピーマン1/2個、マッシュルームが少々入れば十分。葉野菜などを多く入れると水分が出やすいので控えた方が良いでしょう。
ベーコン、ハム、ソーセージのいずれかを入れよう
お肉系の具は、ツナやエビよりもベーコンやハム、ソーセージなどの肉加工品を入れると美味しくなります。
なぜなら、これらには加工の段階でスパイスが入っていますし、スモークの風味も付いているためです。
また、お肉の油脂分も加わるのでコクもアップ。
生のお肉を使うよりも、これらの肉加工品を入れることをおすすめします。
炒め油はバターかマーガリンで!
最初に具を油で炒めますが、これはサラダ油やオリーブオイルではなく、バターやマーガリンを使うとお店っぽい味になります。
つまり乳脂の風味が加わるということですが、これがケチャップと好相性なのです。
今ナポリタンが食べたいという人は、恐らくヘルシーなんて求めてないはず。たまにはヘルシー度外視で、ジャンクな構成でいきましょう!
具だけをケチャップで炒めてから麺を投入
バターやマーガリンで肉加工品と野菜を炒めたら、麺を投入する人が多いと思います。
でも、私はここでケチャップを先に加える方法を提唱します!
ケチャップを先に炒めると、トマトの酸味が穏やかになって食べやすくなるからです。
また、先にケチャップに火を通して煮詰めると、あの赤い色が出やすくなるというメリットも。
お店のナポリタンは真っ赤っかな色をしていますが、あの色になるまでケチャップを入れるとベチョベチョになる……という人は、先にケチャップを入れてみて下さいね。
ケチャップ、塩、こしょうの他に、砂糖をひとさじ
ケチャップと同時に塩とこしょうを入れるのが一般的。
ここに、さらに一人前につき小さじ1程度の砂糖を入れて甘めにします。
砂糖が入ると当然甘くてくどい味になるのですが、この方が「The★お店のナポリタン!」という味に近いと思います。
お子様もこんな味を好みますね。
昔勤めていた総菜工場でもナポリタンには砂糖を入れるのが当たり前でした。外食産業ではなんにでも砂糖を入れていた気がします。
大人はタバスコをかけてどうぞ
もしもあなたが辛党なら、砂糖が入ったナポリタンは甘くてちょっと……と思うかもしれません。
でも、食べる時にタバスコをガッツリかけると、とてもよく合うんです。
甘いナポリタンに辛いタバスコ、癖になる味わいですよ!
もちろん粉チーズも忘れずに……!
銀の皿に盛って、口の周りを真っ赤にして食べたいナポリタン
かなりジャンク寄りなナポリタンですが、これが美味しいんだ!
自然派の食事を好む人には味覚破壊兵器だと思われてしまうかもしれませんが……。
たまには不健康にガッツリ食べたくなるという人は、是非お試しあれ。
ということで今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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