カスタードクリームや自家製マヨネーズを作ると白身が余ります。
これ、いつもどうしていますか?
うちでは2個分くらいなら味噌汁に入れてしまいますが、今回は5個分も余ってしまったので全て味噌汁に使うことはできず……。
ということで、卵白だけを使うクッキー、「ラングドシャ」を作ることにしました。
ラングドシャは卵白消費に打ってつけのお菓子。その理由も併せてお伝えします。
なぜ、ラングドシャをおすすめするのか
まず、なぜラングドシャがおすすめかという理由です。
レシピの前にこちらもよければ読んでみてね。
卵白以外に使う材料も手に入りやすい
ここでは卵白、薄力粉、粉砂糖、バターで作ります。バターは無塩が望ましいですが、有塩でも問題無く作れます。別途塩を入れるレシピもあるくらいですしね。
粉砂糖はそこらのスーパーで手に入ります。店によっては100均にもあるかも。
グラニュー糖や上白糖で代用すればもっと手軽……と言いたいところですが、粉砂糖を使わないと歯応えが粗くなります。サクッとしたきめ細やかなラングドシャにしたいなら、粉砂糖を使って下さい!!
4つの材料を全て同量使うため、量の調整がしやすい
お菓子のレシピって、卵白〇個分、または30gとか、量が指定されているのが普通です。
ところが余った卵白は切りの良い重さではありません。77gとか、92gとか、中途半端な数値になるのが当たりまえです。
または、4個余っているのにレシピでは3個分しか使わない……という事態もあり得る。
これでは卵白を使い切れないこともありますよね。計算し直すのも面倒ですし……。
しかし!!ラングドシャは4つの材料を全て同量ずつ混ぜます。
つまり、卵白が77g余っているなら、薄力粉も粉砂糖もバターも77g用意すれば良いということ。
これなら卵白を余らせることはありません!!
特別な道具を使わない
ボウル、ゴムベラ、泡立て器、オーブン……と、どの家にもあるような道具で焼けます。専用の型も使いません。
絞り袋と口金を使いますが、それが無い人はスプーンで落としてドロップクッキーのように焼いても十分美味しく食べられるのです。
ハンドミキサーがあれば作業が早いですが、手動の泡立て器でも大丈夫。シフォンケーキのようにメレンゲの泡がそれほど重要ではないので、そこまで気合を入れて泡立てなくても良いのです。
たくさん作らないなら粉の使用量も少ないので、茶漉しや味噌漉しで粉をふるうこともできます。
日持ちする
ラングドシャはクッキーですから、乾燥剤と一緒に缶に入れておけば結構日持ちします。
さくさく軽いのですぐに食べきってしまいますが、万が一残っても安心ということですね。
例えば、卵白が10個分余ったとかでたくさんラングドシャを作っても、傷ませる心配は極めて少ないということです。
上手に焼けたらプレゼントにも使えます!!
ラングドシャのレシピ・きわめてシンプルバージョン
ということでラングドシャを作りましょう。
レシピによってはバニラオイルやアーモンドプードルが入りますが、今回はきわめてシンプルに4つの材料のみで作ります。
材料(卵白3個=71gで24枚分くらい)
用意する材料は先ほどもお話しした通り、卵白と薄力粉、粉砂糖、バターを同量ずつ。
今回は71gの卵白が余っているので、それと同量用意します。
準備しておくこと
卵白とバターを室温に戻しておく。
薄力粉はふるっておく(時間に余裕があれば2回ふるう)
天板にオーブンシートを敷くか、薄くバターを塗っておく。
絞り袋に丸口金をセットしておく。
オーブンは180℃に設定して予熱する。
作り方
- ボウルにバターと粉砂糖の半分を入れ、白っぽくクリーム状になるまで掻き立てるように混ぜる。
- 卵白に粉砂糖を2回くらいに分けて加え、ハンドミキサーで角が立つまで泡立てる。(バターと同じ泡立て器を使う場合はよく洗ってから)
- 1のボウルに卵白を2回に分けて加え、ハンドミキサーで混ぜる。
分離したような感じになりますが、粉を加えると落ち着くので大丈夫。
- ゴムベラに持ち替え、3にふるった薄力粉を一気に加えて粉気が無くなるまで混ぜる。
- 絞り袋に4を入れ、6~7cmになるようにオーブンシートに絞る。焼くと広がるので、隣同士を空ける。
- 180℃のオーブンで10分前後焼く。縁が茶色くなったら取り出して網の上で冷ます。
※材料が多く、天板が足りないようならシートだけ複数枚用意して、生地を全て絞っておきます。そして一枚目が焼けたらシートだけ取り替える形で焼き続ければ一度にたくさん焼けます。二枚目以降は天板が熱いため、一枚目よりも焼き上がり時間が短いです。
ははは、ちょっとくっついてしまいました。いつもより口金が太いのを忘れて油断していた。
焼きたてはしっとりしてサクサク感があまりありませんが、冷めるとサクサクになります。冷めても柔らかい場合は、恐らく焼き不足。
裏側にもうっすら焼き色が付くくらいに焼くのがちょうどいいようです。
オーブンによっては熱の回りにムラが出ることがあるので、その場合は色づいたものから取り出していくと良いでしょう。
紅茶が合いますが今日はコーヒーで
ラングドシャと言えば紅茶のイメージですが、今日はカフェオレで頂きます。
シンプル配合なので、バターの香りと粉の味がよくわかります。また、卵は良い卵の白身を使っているので生臭さは全くなし!!
白身の消費レシピではありますが、ギフトにしてもちゃんと通用する味です。
また、ホワイトチョコを挟めば白い恋人、薄く延ばして焼いて巻けばヨックモックのシガール風になります。巻く場合は、焼きたての柔らかいうちにどうぞ。
そのうち、大きく焼いてソフトクリームのコーンのようにして食べたい。クレミアのように……。
卵白が余ったら是非是非ラングドシャを作ってみて下さい。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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