世間には、「そのネーミング、どうなんですか……」というかわいそうな食べ物たちが意外とたくさんあります。
せっかく美味しいものなのに、食欲が失せる一方の名前のせいで損しているような気がしますね。
今回は、名前で損していると思う食べ物について語ります(個人的見解です)。
せっかく美味しいのに名前で損してるよね!
ここでお話しするのは個人的見解です。
もし、命名した人がご覧になってご気分を害されたら申し訳ない!
バフンウニ
北海道でとれるウニの中でも高級品ですが、馬糞に似ているからバフンウニと呼ばれているのです……。
こちらの画像の左側の、トゲが短い方がバフンウニ。ちなみに右はムラサキウニ。
ムラサキウニの方が水揚げ量が多いですが、味はバフンウニの方が格段に上です。身が赤く、締まっていて味が濃いんですよ。
産地ではバフンウニのみを使ったウニ丼を出すお店がありますが、ムラサキウニのものよりも数千円は高値です。
方言ではバフンウニを「がんぜ」、ムラサキウニを「のな」と呼ぶので、私の場合は馬糞を連想する前に美味しさを知っていたのですよね。
でも、食べる前に馬糞をイメージしてしまった人は、先入観を持ってしまうかも。
マグソタケ
馬糞つながりでもう一つ。「マグソタケ」という茸をご存知でしょうか。
そう聞くと耳慣れない人も多いと思いますが、実はマグソタケとはブラウンマッシュルームの別名なのです。
これは、見た目からのネーミングではなく、マッシュルームが馬糞があるところによく生えるという性質からきています。
馬糞の成分を含む「厩肥」がマッシュルームの生育に最も適しているのだとか。
だから、競走馬の育成が盛んな地域では、厩肥が多く発生するためマッシュルーム栽培も盛んになるのだそうです。
でも、あんなに汎用性が高く、癖が無いのに「マグソ」とはちょっとイメージが良くないですねぇ。
よだれ鶏
想像するだけでよだれが出るほど美味しいという理由から名付けられた四川料理、「よだれ鶏」。
これは現地の「口水鶏」というのを日本語訳した名前なのですが、よだれを垂らした鶏を想像してしまいませんか?
なんか汚いような……というのが私の正直な印象です。
中国料理にはこのネーミングはどうなのかしら……というものがたくさんありますが、この「よだれ鶏」は日本で流行り出していることもあり、特に目につきますね。
せっかく美味しい料理なんだから美味しそうな名前を付けてあげてよ~と思います。
○○の鼻くそシリーズ
某メーカーから発売されている、「○○の鼻くそ」シリーズをご存知でしょうか。
ゴリラの鼻くそという商品がヒットしたことから、パンダの鼻くそやペンギンの鼻くそなども発売されたそうです。
これは何のことは無い甘納豆なのですが、そのネーミングを「ユニーク」と言う人が多く、売れているのだとか。
でも、個人的には食べる気が失せる名前だわ~……と思います。
どうでしょう、鼻くそと言われて食べてみようかなという気になりますかね?
【番外編】実はおむつケーキもどうかと思っている
食べ物では無いですが、出産祝いの定番に「おむつケーキ」なるものがありますよね。
おむつをまとめて、花やリボンなどでデコレーションした見た目にも楽しめる品です……が、やっぱりおむつ(排泄に関わるもの)とケーキ(美味しいもの)は相容れないと思うので、もっと別な名前はないものかと思ってしまいます。
どうしても、「ケーキ要素を取り入れたおむつ」ではなく「おむつ要素を取り入れたケーキ」を連想してしまうのです……。
手芸やラッピングは好きな性質なので作ろうと思えば作れるんですが、いまだおむつケーキを作って誰かに贈ったことはありません。
いや、キレイにデコレーションすることはとても良いことだと思うのですが、おむつブーケとか、おむつアレンジメントとか、もっと食べ物から遠い名前は無かったのか……と思うのです。
こんなにきれいでかわいいんですけどね。名前だけがちょっと……。
私が苦手な傾向がわかってきた
このようにまとめてみて、自分の苦手な名前の傾向がわかってきました。
それは、「排泄・汚物+食べ物」という組み合わせが特別に苦手だということ。
これは個人的なことなのですが、私は排泄物はもちろん、トイレの話をしながらとか、それらの映像を見ながら食事を摂ることが苦手です。
多分、会社や学校にどれだけ居場所が無くても、どれだけ清潔なトイレでも、「便所飯」は絶対にできないと思う……。
そんなことをふと思ったので、書いてみました。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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