山菜料理シリーズ第三弾として、ウドについて少し。
個人的に春の山菜の中ではウドが一番好きで、山菜採りがライフワークというわけではない私もウドだけは毎年探しに行ってみたりします。今年のウドはまだ出始めで、やっと20cm(上の画像よりも少し育ったくらい)くらい地上に出たようなのを狙って少しだけ採って来ました。場所は札幌近郊、車で1時間くらいのところです。詳しい位置は内緒です。
ウドと言えば、穂先は天ぷら、茎は酢味噌和え、皮はきんぴら……というのが定番ですが、それ以外に何か料理できないかなと思って、少ししかない貴重なウドを使って考えてみました。
うどいなり
ウドの酢味噌和えが大好きです。ウドって酢が合いますよね。
と、いうことで、ウドの茎をいなり寿司のシャリに混ぜ込んでみました。
【材料/8個分】
炊き立てご飯 1合分
お好みの寿司酢 1合分の量
ウドの茎(20cmくらい) 1本
寿司酢 適量
味付けいなり揚げ 8個分
【作り方】
- ウドの皮(皮はきんぴらに!)をむき、2cm×1cmくらいの小さな短冊切りにする。
- 切ったウドは寿司酢適量に漬けてあく抜き+下味付けしておく。
- 炊き立てご飯に寿司酢をかけ、うちわであおぎながら混ぜて冷ます。
- 冷めた酢飯に汁気を切ったウドを混ぜ込み、8等分にする。
- いなり揚げを開き、酢飯を詰めてできあがり。
少ししかないウドを楽しむためには……と思って作ってみたのですが、これが意外と美味しい。ちょっとした料理屋さんで出てきそう。
いなり専門店では山菜ご飯が入ったものが売られていますが、ウドと寿司酢の味だけで作ると、山菜いなりともまた違った潔い味です。
いなり揚げの作り方は記載しませんでしたが、甘じょっぱい関東風よりも出汁を効かせた関西風の方が合うように思います。
上記の分量はとても少ないのですが、実際に作った時は酢飯といなり揚げを3合分用意して、ウド混ぜ酢飯以外にガリ混ぜ酢飯、ちりめん山椒酢飯など数種類用意してたくさん包みました。
ウドの下処理も難しくないので、少ししかない、みんなで楽しみたいという時はおいなりパーティーを開いてみてはいかがでしょうか。これから出てくるたけのこご飯のおいなりもおすすめ。
うどマヨスティック
採れたウドの量が本当に少なくて、ちょっとつまむ程度のものしかできませんでした。
昔、某食通漫画で「ウドとチコリのサラダ」を見てから「ウドってサラダにも合うのね~」と思ったのを思い出し、簡単にマヨネーズを付けて食べたらこりゃいける。
作り方というほどのものではありませんが、ご紹介します。
【作り方】
ウドは穂先を落とし(穂先は天ぷらなどに)、皮をむいてスティック状に切り、酢水にさっと浸ける。酢水を切ってマヨネーズを付けて食べる。以上です!
ただのマヨネーズで十分美味しいですが、味噌マヨネーズ、スイートチリソースとマヨネーズを混ぜたものでも美味しいです。(スイートチリソースの方はにんにく風味が強めなので、ウドの風味が弱くなりますが)
酢味噌和えだと甘くなってしまうので、甘いおかずが苦手な人におすすめです。セロリの野菜スティックが好きな人はきっと気に入るはず。
でも、たらふく食べるためにはたくさんのウドが必要ですね。
結局穂先は天ぷら、茎は酢味噌、皮はきんぴらが一番だった
2つのレシピをご紹介しましたが、結局自分の中では定番の天ぷら、酢味噌、きんぴらが一番美味しいという結論になってしまいました……。
でも、おいなりさんは少ないウドでたくさんの人が楽しめるので、収穫量が少なかった時のレシピとして使えそうです。
あまりきれいじゃなくてすみません。結局天ぷらが一番美味しかった……。
天ぷらをやろうとするとあれもこれもと具が増えがちになるものですが、ウド天の時は他の具を用意しても余ってしまうことが最近分かりました。なので、ウド天の日はウド天だけを揚げて楽しむようにしています。
【今日の献立】
漬けまぐろ丼(まぐろは頂き物)
ウドの天ぷら(天つゆ、塩)
わかめと麩の味噌汁
あ、追記ですが、ウド採りの際には虫刺されにご用心!
私はダニに刺されて大変なことになりました!(詳しくはこちら)
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