鹿もも肉のブロック!
今日は肉の中でも鉄分豊富で美味しい鹿肉を使った料理を作ります!
鹿のローストやハンバーグなどの洋食メニューによく使われますが、今日は思い切って中華料理に使ってみます。
ちょうど友人から浦臼産の鹿もも肉のブロックを頂いたので、今日はこれを叩いて鹿挽肉を作り、残りはスパイスに漬け込んで翌日カレーを作ることにします。
餡を作る
皮は前にお話しした方法で作るので、細かい説明はそちらをどうぞ。中力粉300gとお湯150mlで48個分できました。

ただ全く同じではなく、さらに鉄を強化するために昨日の生パスタにも混ぜ込んだほうれん草パウダーを混ぜ、翡翠餃子にします。15g入れたところ、多すぎたのか色が濃くなってしまった。
使うのは鹿もも肉、脂肪分が少なめなのでラードなど加えて補い、香りのよい野菜をたっぷりと混ぜ込んで鉄臭さを抑えていきたいと思います。
いつもの餃子には入れない人参とセロリを入れます。いかにも鹿肉に合いそうな野菜!
材料 大体48個分くらい
鹿もも肉 300g
ラード 30g
白菜の漬物 水けをきって200g(今回は前日に塩でもんで袋漬けにしたものを使います)
ねぎ 1/2本
玉ねぎ 1/2個
人参 1/2本
セロリ 1/2本(水分が出ないように、葉の方から使う)
≪調味料≫
生姜 1かけ(すりおろす)
醤油 小さじ1
ごま油 大さじ1/2
紹興酒 大さじ1/2
中華スープの素(ここでは創味シャンタン使用)大さじ1/2
味噌 小さじ2
砂糖 小さじ1
白胡椒 少々
五香粉 少々とはいえやや多め
作り方
- 鹿もも肉はざっくり角切りにしてからフードプロセッサーで細かくする。ミンサーが無くても結構いけます。
この時点で、結構肉が血なまぐさい。五香粉を多めに入れてマスキングしよう……。
- 1の挽肉にラードを混ぜて肉の粒がわからなくなるまでこね、調味料を混ぜ込み、味をなじませるため冷蔵庫に入れておく。
- 野菜は全て細かくみじん切りにする。こちらもフードプロセッサーを使いましょう。玉ねぎと白菜はさらしに包んで水けを絞っておきます。
- 野菜を2の肉に混ぜ込み、冷蔵庫でしばらく寝かす。(今回は2時間ほど)野菜と調味料が混ざると、不思議と最初に感じた血なまぐささが無くなって美味しそうな香りになる!これは期待できるぞ。
- 具が完成したら、皮を作って包んで焼くだけです!皮、ほうれん草パウダーが多すぎたか?緑色が濃い……。
一人で皮をのばして包んで、48個包み終わるまで2時間かかった……。半分はこのまま冷凍します。
- では焼いていきます。水餃子と迷いましたが、皮が香ばしい焼き餃子の方が鹿肉に合いそうな気がするので、焼きで。もやしも一緒に蒸し焼きにします。
- 焼き上がり!ちょっともやしが見えて見苦しいけれど、焦げ付いたり、破れたり脱げたりせずにできました。
タレは醤油+ラー油や黒酢など普段の餃子同様に食べます。
中の餡は火が通っていても赤っぽい。鉄分豊富な証拠!皮の緑色が濃すぎてピーマンの肉詰めのようにも見える。
ちょっと牛肉に近い風味があって、ハンバーグのような味。セロリ人参玉ねぎなどの洋風野菜のせいかコンソメっぽい香りもする。
でも五香粉やごま油が効いているのでちゃんと「餃子です!」と主張している。
皮のほうれん草味が思いのほかいい仕事をしている。色をよくするためだけに入れたけれど、鹿肉に合っているんですよ。
焼き色がついたところの香ばしさもたまらん!
肉肉しい餃子で、元気が出る!
初めて作った鹿肉餃子、豚の餃子よりも味わい深く、洋風な印象になりました。ハンバーグっぽいという感想は一緒に食べた家族も言っていた。
鹿肉で餃子を作るにあたり心配していた鉄臭さも、たくさん入れた香味野菜で中和され、とても美味しかったです。
初めて食べる味でしたが、定番になってもいいくらいのお味。
最近どこかのおしゃれな餃子専門店でも鹿肉餃子を見た気がするので、意外と中華料理と相性がいいのかもしれませんね。
残った鹿もも肉は明日カレーにするために、スパイスに漬け込み中です。
インド料理だとどうなるんでしょう?
ということで今回はここまで。
明日も鹿肉料理です。
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