家の脇にミントがワッサリ生えてきています。
2か月前に一度刈り取り、ラム酒に漬けてみたりしましたが……。
今、またこんなに生えています。
このままでは隣家にご迷惑がかかってしまうかもしれないので、再びミント大量消費レシピを実践したいと思います。
今日作るのは「マンタロー(menthe à l’eau)」というミントシロップ水の原液!
ミントと砂糖と水だけでできて夏にぴったり爽やか味、しかもミントを大量に消費できます。
マンタロー(menthe à l’eau)を作る
マンタローというのはフランス語で、直訳すると「ミント水」。フランスでは割とメジャーな飲み物だそうです。
マンタローと呼ばれるのはおそらくシロップを水で割ったものなので、シロップの原液や炭酸割りもマンタローと呼んでいいかどうかはわかりません。
レシピは「ピリ辛の家政婦さん」という漫画を参考にしています。詳しくは漫画をお読みください。
このシリーズ、料理漫画として人気なので、再現されている方も結構いると思います。
では、原液から作っていきます。
まずはミントの刈り取り!
長く伸びているもの全て刈り取るとこれくらい。意外と少ないか?
傷んだ葉っぱは取り除き、きれいな葉っぱを茎から全て外して洗う。茎の上の方からしごくようにするとザッととれます。
洗ってからサラダスピナーで水分を飛ばす。が、どうせお湯に入れて煮出すので、多少水分が残っていても問題ないと思います。
この葉っぱ、全部で40gありました。(本当はもっととれたけど、別な料理に使うために分けておいた)
小鍋に水250mlを入れて沸騰させ、ミントの葉を入れて火を止め、蓋をして10分以上放置。その間洗い物などして待ちます。
10分後。いや、もたもたしていて15分後になりました。
香りはミントティー。ハーブというか、草の香りがぷんぷんする奥に、すっきりとしたハッカの香り。
この葉っぱを漉し取り、汁を鍋に戻す。葉っぱからエキスを絞るようにグイグイ押して漉しました。
ここにグラニュー糖220gを入れて再度火にかける。
すごい量の砂糖だぜ!!
グラニュー糖が煮溶けたら、消毒した瓶に入れてできあがり。冷蔵庫で2か月ほど保存できるそうです。
御覧の通り、黄色い液体です。きれいなミントグリーンにはならない。昨日のラム酒漬けもそうでしたね。
これだけで味見すると、すごく甘く、そして生ミントの香りが押し寄せてくる。爽やかを通り越してくどいくらい。
これで成功なんだろうか……?と心配になり、水割り、つまりマンタローにして飲んでみます。
まだシロップが熱いうちに作ったので、氷が解けてしまいました。
割合はシロップ大さじ1に水150mlくらい、そして氷をたくさん。これでも結構甘いです。
でも、甘いだけではなくメントールのスッキリした香りと飲み口、スースーした感じが爽やかです。
ちゃんと、清涼飲料水になっています。
酸味がなく甘いハーブティーといった味なので、ゆっくり一休みするときのお供によさそうです。
シロップが冷めた頃に炭酸割りにもしてみます。
やっぱりシロップ大さじ1に炭酸水150mlと氷たくさん。
シュワっとした炭酸が弾ける。ミントの香りも弾ける。甘ったるさが引き締められて、水割りよりもさっぱりとした飲み口になりました。
ミント風味のサイダー飲料ですね。
これは風呂上がりや汗かき作業後の一杯にしたい爽やかさ。
水割りも、炭酸割りも、どちらも美味しい飲料になりました。夏にぴったりです。
ミントを大量に使うので、わざわざ買って来るよりは、家で栽培している(またはうちのように自生していて処理に困っている)方向けだと思います。
ミントの使い道にお困りの方はぜひ試してみてください。
実はミントは身体を温めるらしいです
ミント水と炭酸割りを飲んでから気付いたことが……。
冷たいものを飲んだはずなのに、胃の中がなんだか熱い。
身体もちょっと温まっている気がします。
そう、実はミントって、血行促進して身体を温める作用があるんですよね。(発汗を促して身体を冷やす作用もありますが)
あと、胃腸の調子も良くするらしいです。
余談ですが、ミントからとれるメントールはスースーするから身体を冷やすものだと思われがちですが、身体に塗ってひんやりするのは冷やしているのではなく、神経を刺激して体感温度を低くしているだけで、体温が下がるわけではないそうな。
なので、ハッカ油に頼りすぎると、逆に体温の上昇に気付けず熱中症になる場合があるそうです。
マスクの内側に塗ることで清涼感を得る方法がありますが、この点気を付けたいですね。
ということで、今回はここまでです。
明日は残りのミントで「ミント塩」を作りまーす。
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