北海道発の焼き鳥チェーン、串鳥の釜飯が自宅でも作れるという商品。
よく行くスーパーに並んでいたので、買ってみました。お値段は198円くらい。
あまり細かく内容を見ずに買ったものですが、家に帰って添付のレシピを見てびっくり。
「お手軽」とは言い難い釜飯の味付け用タレでした。
買う人は気を付けろ!米と肉と具、全て自分で用意する必要があるぞ
パッケージにはっきりと「お米とお肉があればすぐできる」と書かれているので、てっきりそれ以外の具材が入った商品だと思って買ったのですが……。
中には、小袋に入った液体のタレが3つ入っているのみ。うち2つは釜飯用、1つは茶漬けにするための濃縮ダシでした。
パッケージ写真のように具沢山の釜飯にするためには、鶏肉だけでなく人参、タケノコ、こんにゃくその他を自分で用意し、かつおだしで煮て汁気を切ってから炊く必要があるようです。
かなり手間がかかりますね。
うーん、レトルトパックに具材と汁が入ったタイプの釜飯の素に慣れていたせいか、この手間がとても面倒に感じる……。こんにゃくやタケノコをちょっとだけ用意するのもなぁ、合理的ではないな……。
そう文句を言っていても始まらないので、せっかく一合ずつの小袋になっているのを利用して2通りの釜飯を炊いてみます。
とりあえず手間を惜しまずレシピ通りの具材で一釜炊いて、もう一釜は具は鶏肉のみ、しかも生のまま入れたもので味を比べてみましょう。
鶏釜飯1 添付レシピ通り炊く
まずは添付のレシピ通りの具材を用意して、かつおだしでサッと煮てから炊き込むタイプ。
人参、こんにゃくは短めのせん切り。そしてレシピにあるタケノコではなく干しシイタケを入れます。少量のために水煮パックを1つ開封したくなかったもので……。
鶏肉は2cm角に切ります。レシピにある50gだと、6片くらいにしかならない。
これと切った野菜類をかつおだしで煮て、汁気を切る。椎茸の戻し汁も入れています。
しかしこの煮汁もったいないよね……。普通の釜飯ならこの汁を炊き込みに使うんですが、それだと串鳥釜飯の味が変わってしまうので別な料理に使い回すこととします。
研いで浸漬した米一合、具材、そしてタレと水150mlを釜に入れて固形燃料に着火!
あとはいつも通り、固形燃料が燃え尽きてから10分蒸らして完成です。
おお~、見た目は本格鶏釜飯。匂いもいい。
味もすごくいい。塩気は濃くないんですが、うま味が満点。干しシイタケを入れたのが良かったのかも。
やっぱり具沢山だと具から味が出るのか、複雑な味わいです。
鶏釜飯2 文字通り米と肉だけで炊く
続きまして、パッケージに書かれている通り米と鶏肉だけで炊いてみます。
しかも肉に下味付けなどせず、生のまま入れます(過去の実験で、炊飯中に肉に火が通ることは確認済み)。
肉50gだとやっぱり6片。米1合分とはいえ、これは具に乏しいな。
パターン1と同様に炊いて食べてみます。
うーむ、肉が縮んでより一層貧相に……。
味は悪くないのですが、これだけだとやっぱり淋しい。野菜ありを食べた後だからより一層そう思うのでしょう。
2種類食べく食べて、やっぱり野菜は入れた方が良いという結論に落ち着きました。当然か。
この仕上がりなら「お米とお肉があればすぐできる」と言ってはいけないような気も……。
おまけに釜飯茶漬けもやります
せっかく添付のダシがあるので、これをお湯でのばしてご飯にかけて「釜飯茶漬け」もやって食べてみます。
これはさらさらとして美味しい。飲みの〆によさそうです。
これも2種類の釜飯両方で試してみましたが、やっぱり肉以外の具が入っていた方が美味しい。そりゃそうですよね。
串鳥の釜飯ファンは是非
実は私、串鳥の釜飯は食べたことがありません。そのため、お店の味が再現できているかというのは判断できず、申し訳ない。
ただの釜飯の素レビューになりますが、感想としては具材を切って下煮して……という手間が大きく、正直に言うと「これならわざわざ既成のタレを買わなくてもいいのでは?」といったところ。
が、串鳥の釜飯が好きで、その味を家でも食べたい!という人になら打ってつけの商品かもしれません。茶漬けもできますしね。
「串鳥」の名を冠しているだけあって、きっとお店と同じ味なのだと思います。小袋も業務用チックですしね。
今回は手持ちの釜飯セットで炊飯していますが、普通の炊飯器でもできます。そしてタレを2袋入れれば2合一気に炊くことも可能なので、家族全員で食べられますね。
興味がある方は是非、スーパーで見かけたら買ってみてください。
では、今日はこのあたりで……。
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