家に自生しているミントの大量消費策第三弾です。
第一弾はミントラム酒、

第二弾はミントシロップ。

これだけ作ってもまだ生のミントがあるので、今度はしょっぱい系のミント活用法として、「塩ミント」を作ってみます。
イランではよく使われているらしい「塩ミント」
塩ミントというものがあるらしいと知ったのは最近のこと。
それで興味を持って調べてみるも、情報がほんの少ししか出てこない!「ダロール」という名前という記載もありますが、この情報源が1つしかないので確認のとりようがない。
ということでここでは「塩ミント」で統一します。
塩ミントという名前の通り塩とミントで作るペーストなのですが、野菜や果物に付けて食べたり、肉料理の味付けに使ったりする……という認識で合っているかな。
西洋料理で、ミントをソースにして肉料理に添えるものがあるのは知っていますが、イランの方ではどんなふうに料理にするんだろう。
とりあえず、塩ミントだけ作っていきます。
材料、生のミントの葉っぱ20g、塩15g。
保存性を高めるために、ミントに対して50%以上の塩を入れるのだそうです。今回はミントに対して75%、塩多めで作ります。
ミントの葉っぱに塩をまぶして軽く和えるとしんなりしてくる。
これをハンドブレンダーで潰そうとしましたが……、
量が少ない&水分が少なくて回らない。
よって、すり鉢ですり潰す方向にシフトします。
最初はうまく潰れないのですが、だんだんミントに塩がなじんで柔らかくなる。
ほど良くペースト状になったところでするのをやめる。
瓶などの密閉容器に入れるべきかと思ったが、少量なので小鉢に入れてラップして冷蔵庫に入れる。
多分1、2回で使い切ることになると思います。
すり鉢に付いたものをちょっと舐めてみると、しょっぱい。そしてミントの香りとハーブの青臭さ。
ミントをしょっぱくして食べるというのが初めてなので不思議な感じでしたが、結構好きな味です。シソの塩漬けみたいな……。
これをどう使うか?!
また、ついでですが、ミントを葉っぱのまま塩多めにまぶした塩漬けミントも作ってみました。
これは姿のまま、あるいは刻んで仕上げに使うそうです。「抹茶塩」とか「ゆかり塩」みたいな感じかな?
鶏肉のケバブに付けてみる
イラン料理(ペルシャ料理)に限らず、中東全域で食べられている串焼き「ケバブ」を鶏肉で作って、それに塩ミントを付けて食べてみることにします。
鶏むね肉に塩こしょうクミンで下味を付け、ヨーグルト、すりおろし玉ねぎ、粉唐辛子を混ぜたものに漬け込んで一晩おく。
そしてズッキーニやなすと共にオーブンで焼いて完成。
これに塩ミントを付けて食べる。
ミントの爽やか&青臭さがクミンにすごく合います。エキゾチック。
もともと肉に下味を付けていますが、そこに塩ミントの塩気がパンチを加えていて、乙な味になりました。
一緒の野菜もミント塩で食べるとより一層甘味を感じる。
日本にはない味だけれどなかなか美味しいな。
塩ミント、意外と使いやすいかもしれません。
今回は焼いた後に直接付けて食べましたが、下味に塩ミントを入れても良かったかもしれない。
加熱するとまた違う味になりそうです。
スイカに付けて食べてみる
塩ミントの作り方を調べていて気になったのが、「果物に付けて食べたりする」という記載。
これってどんな味なんでしょう?
果物に塩……というと、スイカが思い浮かびます。
そうだ!スイカはもともとエジプトの方が原産で、そのお隣の中東の方でもよく栽培されているんですよね。
では、日本産ですがスイカに塩ミントで試してみます。らいでんすいかですよ。甘い!
スイカに塩気が合うのはもう証明済みですが、ミントも合います。瓜の香りにミントの爽やかさ。なんかいい組み合わせですね。
癖があるので、ただの塩とスイカの組み合わせに慣れた人は最初は違和感があるかもしれない。でも、食べ慣れると塩ミントの方が美味しく感じるようになってくる……。
これはちょっと試してみる価値ありです。塩ミントを作ったら、スイカと一緒に食べるのも是非やってみて下さい。
次にミントが育ったら、モロッコのミントティーにする
とりあえず、これでミント大量消費祭りは終わりとなります。
収穫時に一枝二枝残してあるので、これが育ったら次はモロッコの甘い甘いミントティーにして飲んでみようかと思っています。
既にモロッコのミントティー使う茶葉「平水珠茶(ガンパウダーとも呼ばれる)」を発注済み!
これが届いて、ミントが復活したら作ってみます。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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