今日は節分です!
住環境が様々な今、豆まきする人、まかずに食べるだけの人、いろいろいると思います。
うちは豆をまかずに食べるだけの家なのですが、さすがに年齢を重ねた今、40粒近くの豆を食べるのは大変!
前に何かの漫画で、「豆腐も大豆でできてるから、これを食べればご利益あるんじゃないか」というような話が出てきました。
それはとてもいい考え、でも、年齢相当の大豆を豆腐で摂取するためには、一体どれくらいの豆腐を食べるべきなんでしょう?
まず、大豆100gあたりの粒数を考える
まずは大豆100gが何粒なのかを調べました。
自分で大豆買って数えるか……?と思いましたが、そこまでしなくてもネットで検索すればある程度は出てくる。
便利な世の中よ。
実際に購入した大豆を数えた人の結果だと、100gで300粒、つまり大豆は1粒あたり0.33gとのことです。
きっと品種とか、乾燥具合で変動があるはずですが、今回は、この1粒0.33gを基準に考えます。
豆腐一丁に必要な大豆の量は?
では、大豆を豆腐にするのに必要な量はどれくらいなのでしょうか。
これは、農林水産省のサイトに情報がありました。
「大豆のまめ知識」というページなのですが、このページは子供向けではなく、近年の大豆の生産状況や関税など小難しい話が大半です。
が、後半の方に「豆腐一丁には何グラムの大豆が必要?」というQAがあります。
このほか、日本豆腐協会のサイトにも「1丁380粒と昔から言われている」と記載がありますが、これは1丁の重さがまちまち、そして「昔から」という部分から、現代の豆腐事情と違う可能性があるので、こちらは却下。
農林水産省のサイトによると、一丁(多分木綿豆腐)300gを作るためには77g~90gの大豆が必要とのこと。
うーん、幅があるな。間を取って85gということにしておきますか。
85÷0.33=257.58ということなので、300gの豆腐には切り上げして258粒の大豆が使用されていることになります。
つまり、1/4丁で64.5粒。64歳までなら1/4丁で必要な豆の数をカバーできることになります。
1/8丁で32.25粒、32歳までOK。小さなお子さんなら味噌汁に入っている程度の豆腐で大丈夫ではないでしょうか。
おからも食べないとご利益はないかしら……
豆腐で考えると大した量ではありませんでしたが、これはおからを除去した部分ですから量が少なくて当たり前。
おからを食べずに豆腐だけで節分豆のご利益を得ることはできないのでは……と心配になったので、おからも同様に計算しましょう。
これは、おからが大豆何g分か書かれたサイトを見つけられなかったので、豆腐作りで発生するおからから計算してみることにします。
(上の豆腐の計算と矛盾がありますが、これは手作り豆腐と工場で作る豆腐の差だと思います)
まず、大豆100gから豆腐を作ると考えると、戻した後の重量が2.5倍の250gになる。
そしてそこに360mlの水を加えてすり潰し(本当はもっと少ない水ですり潰してから残りの水を足す)、加熱しさらしで絞ると300gの豆乳ができるそうです。
ということは、単純計算でさらしに残ったおからの重量は310g、加熱時に蒸発して水分が飛ぶなどを考えて300gくらいにしておきますか。
ということは、乾燥大豆は100gで300粒、そこから300gの生おからが取れることになります。
よって、生おから1g=大豆1粒ということになります。
おからで年齢分の大豆を摂るなら、年齢=gで計算すればよい!
ここに冷奴や湯豆腐を年齢相当分食べれば、今年の節分はもう完璧!ということになりますね。
ちなみに、豆乳で摂る場合もおからと同じく年齢=gとなるので、市販の豆乳+おから料理で摂取してもいいかも。
豆の用意がない人、歯が弱っている人は豆腐とおからで節分をどうぞ
節分豆と言っても定番の煎り大豆、うぐいす豆、落花生、ボンゴ豆、いろいろな豆があります。
でも、これらはどれも歯ごたえがあって、歯が弱った人にはきつかろうと思います。
年齢を重ねると歯が弱りやすいということから、たくさんの豆を食べなければいけない人ほど歯が弱って食べにくくなっていくんですよね。
そんな人は、今回ご紹介した計算式で自分に必要な豆腐やおからの量を割り出して食べてみてはいかがでしょうか。
今回は節分にまつわる考察をしてみました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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