こーんなに夏野菜が豊作だったら、どうします?
私はやっぱりラタトゥイユ。
トマト、ナス、ズッキーニ、ピーマンが一気に消費できるうえ、作り置きも可能という万能おかず。
汁たくさんにすればシチューのように食べられますし、水分を飛ばせば副菜としてたくさん食べられます。
しかも、パンにもご飯にもパスタにも合うんですから、野菜があるなら作らない手はありません。
今回は、おすすめのラタトゥイユレシピをご紹介します!
ラタトゥイユの作り方
これは、とあるフレンチの本に書かれていたレシピを自分好みにしたものです。
なので、これをご覧の皆さんも、自分の好みに合わせてどんどん変えちゃって大丈夫ですよ!
材料(作りやすい量/26cmの鋳物鍋一杯分)
まずは材料から。
すごい量だ!夕方なので薄暗い画像で失礼!
【材料の内訳】
トマト 5個(今回はトマトが足りず生2個+トマト缶1缶を使用)
玉ねぎ 2玉
にんにく 3かけ
(たまたまあったエシャロット3個も入れています、無くてもOK!)
ズッキーニ 2~4本(今回はごんぶとのやつを2本、細いやつなら4本で)
なす 普通サイズなら6本~7本(今回は長なす3本と普通のなす2本使用)
ピーマン 5個(本当はパプリカが理想的だけど、ピーマンの方が余りがちなので)
家にあるハーブ類(今回は乾燥ローリエ2枚と自家栽培のバジル、ローズマリー、タイム3枝ずつ使用)
オリーブオイル カップ1強(透明な瓶の方を使います。黒い瓶のは超高級品なので食べる時に仕上げにかけます)
塩 大さじ山盛り1杯(塩によって味の出方が異なります)
黒こしょう 適量
ここでは家にある野菜を使っていますが、この他にパプリカはもちろん、セロリ、オクラ、インゲン、長ネギ、かぼちゃなどなど大体の野菜は入れられます。ただ、ゴーヤはやめといた方がいいかも!
塩について
ラタトゥイユは野菜のうま味と塩の味だけで食べる料理なので、塩の質が勝敗を分けると言っても過言ではありません。
塩は我が家では「ゲランドの塩」を使っています。これはうま味が強い反面しょっぱさが柔らかいので、他の塩よりも多めに入れないと味が決まらないような気がします。
しょっぱさが強い塩を使う時は少し減らしてみて下さい。
ゲランドの塩は、高級塩の中でも一般家庭で普段使いできるギリギリのラインだと思います。これより高くなるとちょっと手出しできない。
普段使いと言っても野菜や麺のゆで塩ではなく、仕上げの味付けに使うという意味ね。
高いと言ってもせいぜい500gで500円くらいなので、大した出費にはなりません。それなのに、シンプルな料理ほどその実力が発揮される塩です。
下処理には機械的な製法で作られた塩で無問題です、ただ、パスタを茹でるのは安くてもいいので食卓塩以外のうま味が含まれた塩を使った方が美味しいです。
野菜を切る
たくさんの野菜を用意したら、切っていきます。好きなように切っても良いのですが、切り方にはそれぞれ理由があるようです。
トマト:皮ごとざく切り(日本のトマトは皮が薄いので、無理に取らなくても気にならない。どうしても気になる人は湯むきして下さい)
玉ねぎ、にんにく:繊維に沿ってスライス(香りと甘みが出やすいように)
ズッキーニ、なす:1.5cm幅の輪切り(煮崩れ防止のため、いちょう切りや半月切りにはしない方が良いそうです。今回はズッキーニがごんぶとだったので半月切りにしましたが……。)
ピーマン(またはパプリカ):種ごと1/4切り、さらに横半分(薄くて煮崩れしやすいので、大き目のざく切りが良いらしい。今回は小さすぎました)
ハーブ:後で除去するのでそのまま
※なすは日本料理のように水に晒してアク抜きしません。空気に触れさせるとアクが出るので切ってすぐに炒めるようにします。
鍋でにんにくと玉ねぎを炒め、トマトを入れて煮る
大きい鍋(今回はストウブ26cmを使用)にオリーブオイル大さじ1、にんにくを入れて弱火にかける。
香りが出てきたら玉ねぎを入れてしんなりするまで炒め、嵩が減ったらトマトを入れてざっと混ぜ、ハーブを入れてぐつぐつと汁気が出るまで弱火で煮る。
野菜を一種類ずつ炒める
玉ねぎとトマトを煮込んでいる間、大きなフライパンにオリーブオイルをたっぷり入れ、強火でその他の野菜を1種類ずつ炒めていく。
しっかり炒めておくことで煮崩れしにくくなり、野菜のうま味も凝縮されます。
直径28cmのフライパンにたっぷり。カップ1/3~1/2くらい入れていると思う。
こんがりと焼き目が付くまでしっかり炒めます。火が通ると急に柔らかくなるので、崩さないように注意。
引き上げる直前に塩小さじ1強、黒こしょうを振って絡め、味を付けます。
しかし、ズッキーニはレシピの量だと2回に分けた方が良さそうです。1回では多すぎました。
半月切りなのでただでさえ崩れやすいのに!!
ズッキーニに焼き色が付いたらズッキーニのみ大鍋に入れ、ざっとひと混ぜして煮込みます。
フライパンに残った油に新たなオリーブオイルを足し、ピーマンを同様に炒め+味付けし、大鍋に入れます。なすも同様に。
さすがになすは2回に分けました。ピーマンは1回で大丈夫でした。
この炒めのひと手間は絶対に省略しない方が良いです。これをするかしないかで味がかなり変わります。
たくさん作らないなら一気に炒めたくなりますが、火の通り方が違うので別々の方が良いですね。ここが味のポイントと言えるかもしれない。
混ぜすぎないようにして煮込む
全ての野菜が入ったら鍋の底からざっくり上下を返し、蓋をして弱火で30分~1時間煮込みます。
ここからはストウブさんにお任せです。
30分後↓
ストウブは気密性が高いので、野菜から出た水分がそのまま鍋に残っています。
ここで味見をして、塩が足りなければ足します(混ぜると崩れるので、できれば炒めの段階で味を決めたいところですが)。
しょっぱかったら……、諦めて肉や魚のソースにして食べましょう。
この状態で食べても良いですが、私はもっと煮詰まったものが好きなので、蓋をせずにさらに30分煮詰めて完成としました。
※バジルはそのまま食べられますが、ローズマリーとタイム、ローリエは口に残ります。見かけたら取り除いておいてください。
完成!
これで完成です。例のお高いオリーブオイルを仕上げにひと垂らしして頂きます。
煮崩れていて全然美味しそうに見えないかもしれませんが、味は野菜のうま味が詰まっていてとても美味しいです。
今日はこれをシチュー代わりに、明日の朝はパンと一緒に、明日の夜はラタトゥイユ丼に、明後日の夜はスパゲッティに……と、3日間食べ続けます。その前に無くなるかもしれませんが。
ラタトゥイユは夏の喜び
これを書いている7/16日は猛暑が過ぎ去った日。日中の気温が27度ぐらいまで下がってきました。
少し前からラタトゥイユを作ろうと材料を揃えていたのですが、冷蔵庫保存するとはいえあの暑さで作り置きはしたくなかったため、延期になっていました。
今日になってやっと作ることができて良かったです。
今回使用したストウブの鍋は、重たくて高価だけれどとても使い勝手が良いです。
ちなみにうちのは安い並行輸入品ですが、不具合は全くありません。
他人様にプレゼントするなら正規代理店から買った方が印象が良いですが、自分のために買うなら並行輸入品で良いと思います。
今回のラタトゥイユは目玉焼きにも合います。目玉焼きの食べ方の記事はこちら
ベーコンエッグやハムエッグに添えると、ボリュームランチになりますよ。
では、今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。では、また!
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