以前、「ラムキャンディス」を作った話を取り上げましたが、いかんせんお酒がダメな私には使いにくい。
夜寝られないときのホットミルクにちょっと入れる程度なので全く減らない。
なので、お酒が入らないキャンディス、しかも使いやすそうなスパイスフレーバーの「チャイキャンディス」を作ってみることにしました。
チャイキャンディスを適当に作ってみる!
最初に申し上げますが、ここでやってみる作り方は適当です。
結果オーライでそこそこ飲めるものができたので良かったですが、実際に作ってみる際には個人の好みに合わせて工夫してみて下さい。
まず、用意するもの。
今回詰める瓶はビバホームで75円くらいで売られている保存瓶。300mlくらい入ります。
ミキプ●ーン風の瓶。
使う前に洗って煮沸消毒しておきます。
では調理作業に入ります。
最初にチャイシロップを作るので、スパイス、紅茶の葉、砂糖、そして水を用意します。
茶葉はミルクティーに向くBOPアッサムを30g。ベースオブエコノミックピラミッドではなく、ブロークンオレンジペコーの略です。
スパイスはいつものチャイよりも種類をたくさん入れてみることにしました。
いつも入れているクローブ、カルダモン、シナモン、しょうがの他、バニラのさや、八角、陳皮(本当はオレンジピールが良いらしい)、黒こしょうを入れてみます。
水は500ml用意しています(画像では300mlですが、お茶っ葉に対して少なすぎるかなと思い、後で足しています)
砂糖は300g。煮出し後の液体が300mlだったので、同量入れています。
まず、小鍋にスパイス類と水を入れて火にかけます。沸騰したらそのまま2~3分煮出す。
この時点では温泉にある薬湯の匂いがします。確かに、漢方系の入浴剤によく入っている素材ばかり。
湯気がすごいですが、沸騰しているところに茶葉を一気に入れ、さらに2分ほど煮出す。
この時点で香りがチャイっぽくなるかと思ったら、なんと「お寺の香り」が……。
抹香の匂い……なのかしら……。
ちょっと調べてみたのですが、クローブ(丁子)、八角(大ウイキョウ)、シナモン(桂皮)はお香の材料として知られ、特にクローブは焼香に使われる抹香にも使用されているそうです。
また、抹香のベースとなる樒(しきみ)は八角と同じ科に分類されるので、香りが似ていてもおかしくないですね。
と、余談はこれくらいにして、煮出した紅茶液を味噌漉しで漉します。
茶漉しでは目が細かすぎて時間がかかるので味噌漉しです。後でもう一回茶漉しでこすから、細かい茶葉が入っても気にしない!
漉したら、えぐみが出るのも気にせずギューッと絞って、カスは捨てます。シナモンが勿体ない……。粉でも良かったかな……。
この液体と砂糖を洗った鍋に入れ、溶かします。
液体の熱で大体溶けますが、溶けにくいようならちょっと加熱してやって下さい。
砂糖が全て溶けたら今度は茶漉しで細かい茶葉をこし取り、紅茶シロップは完成です。
この紅茶シロップを瓶の7分目くらいまで入れ、氷砂糖を入るだけ入れます。
今回は瓶の口が大きいので、手でわしづかみにしてボチャボチャ入れていきます。
途中、シロップが溢れそうになったら上澄みを抜いてさらに氷砂糖を足す。
瓶一杯まで氷砂糖が入ったら蓋をして保存します。(大体200gくらい入りました)
これからはラムキャンディスと同様、時間経過によって氷砂糖が溶けてきたらまた追加する、を繰り返します。
既にシロップの熱によって溶けてきています……。また氷砂糖の買い足しか?!
紅茶シロップが大量に余ってしまった
今回、瓶の容量を考えずに紅茶シロップを作ったもんだから、大量のシロップが余ってしまいました。
ということで、シロップを牛乳で割って飲んでみます。
牛乳の残りが少なかったので、100mlに対してシロップ大さじ1ほど。
飲んでみるとかなり甘いんですが、本物のチャイよりマイルドで飲みやすいです。
スパイスの風味はしますが癖は無く、チャイ風ホットミルクって感じですか。
さっきの抹香臭さが嘘のように無くなっています。
しかし、氷砂糖が入る前からこんなに甘いってことは、キャンディスの方はさらに甘いんでしょうね。
まあいいさ、ひと冬かけて飲み切るさ!
ところでシロップ、まだまだあるので、どうしようかな……。醤油と水を入れて豚の紅茶煮とか作った方が良いかな……。
入っているスパイスも(バニラを除けば)中華で使うものばかりだし。
こんな面倒なことしたくないと思った人は、買えばいい
思い付きで作ってみたチャイキャンディスですが、スパイスを揃えるのが面倒だとか、瓶の煮沸だの鍋洗いだのが面倒だという人は製品を買うという手があります。
私は全て家にあるもので作ったのでタダですが、イチから材料を買うよりは安上がりのはず。
しっかし、瓶もラベルもおしゃれですね。私のミキ●ルーン風の瓶にも何かラベルを貼ろうかな。
ではでは、今回はここまでになります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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