少し前になりますが、昨年の「マツコの知らない世界」というTV番組の中で、「たい焼きの世界」が紹介されていました。
そこでは、「天然もの」、つまり一枚ずつ焼ける鋳型で焼いたたい焼きを重点的に紹介していたのですが、数少なくなっているその「天然もの」が、札幌でも味わえるとのことでした。
それは、東区にある札幌柳屋さん。
有名店なのでご存知の方も多いかと思いますが、一日2時間だけ、たい焼きのみを売っているお店です。
小さな小さな人気店、札幌柳屋さん
創成川通よりも少し東に入ったところにある柳屋さん。
住宅街にある小さなお店ですが、かわいいたい焼きマークの看板が立っているので、すぐにわかります。
私が訪問したのは13時55分ごろ、まだ開店時間前でしたが、既にお店は開いていて、店内は並ぶお客さんでぎゅうぎゅう!
14時オープンと表示されていますが、店内の様子から、ちょっと早めに開けているようですね。
駐車場が3台分ほどあるのですが、そこは満車で路上駐車の車が溢れていました。
旦那を車に待たせ、駐車場が空いたら入れてもらうようにお願いして私だけでお店に並びます。
かなりの混雑で店内写真の撮影許可をもらう余裕がありませんでしたが、店内は狭く、10人入れるかどうか、というくらい。
連れと一緒に入るとすぐに店内が一杯になるので、同行者を連れずに一人でまとめ買いしている感じのお客さんが多かった。
取り扱いは小豆餡のたい焼きのみで、1枚140円。複数枚買ったらいくらになるかの早見表が掲示されています。
自分の順番が来たら個数を伝え、奥様にお金を渡して待ちます。
なんせ一枚ずつ焼いているので時間がかかるのですが、炎の上にずらりと並んだ鋳型をリズミカルにひっくり返していく様を見ていると、時間はあっという間に過ぎていきます。
並んでいる人はご近所の奥様風の人、カジュアルな若者からサラリーマン風のスーツ男性まで様々。
驚いたことに、私の前に並んでいる人は、ほぼ全員10枚以上買っているんですよね!
それにつられて、2枚だけ買うつもりだった私も4枚買ってしまいました。(後で8枚でも良かったかもと後悔……)
3枚までは薄い紙袋に、4枚以上は経木に巻いてから包装紙でくるんでくれます。
たい焼きは薄皮タイプ。
中には粒あんがぎっしり!
甘さ控えめで豆の風味がしっかりしていて、2枚くらいは軽く食べられます。
熱いうちに食べねば!と思ったので、お店から次の目的地までの移動中に食べ終わってしまいました。
薄皮たい焼きなので、焼きたてはサクサクなのですが、時間が経つとすぐにあんこの水分でシナシナになってしまいます。
冷めてから食べるなら、トースターなどで炙った方が美味しいはず。
まとめ買いする人たちは、冷めてからも美味しく食べる手段を知っているのでしょうね!
一日2時間だけの営業だからこその混雑。
きっと、ご店主は2時間ずっと休まず火の前でたい焼きを焼き続けるのでしょう。
ご高齢とお見受けしたので、身体に気を付けて長くお店を続けて頂きたいものです。
札幌柳屋
住所 札幌市東区北46条東4丁目3−1
TEL 011-721-6567
営業時間 14:00~16:00(餡がなくなり次第閉店)
定休日 水・木曜
駐車場はありますが、少ないです。
お車でお越しの際は、誰か運転できる人を車に残すなどして近隣のご迷惑にならないようにした方が良いと思います。
天然もののたい焼きは仕上がりにムラがあって味がある
一枚ずつ焼く天然ものも、一気に数枚焼ける養殖ものも、材料が同じなら味は基本的に同じです。
でも、天然ものは仕上がりのムラがあるのが良いと思います。
ちょっとのタイミングの違いとか、火の当たりなんかがムラを生むんですよね。
たい焼き好きなら是非行って頂きたいお店でした。
ということで、今回はここまでになります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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