先日カルディコーヒーファームで、初めて見るビリヤニのキットを買いました。
カルディのオリジナル商品で、水色の袋がおしゃれでさわやかです。
カルディのビリヤニと言えば、以前、同じくカルディの「ご飯に混ぜるだけビリヤニ」という商品を試したことがあります。しかしこちらは炊き込むのではなく、その名の通りご飯に混ぜるだけだったので、本場のものには遠いかな……という印象でした。
今回買ったキットは、ご飯とカレーを重ねて炊くタイプで、かなり本格的。味の方も期待大です!
肉とハーブを用意する必要がある
「キット」という商品名ですが、これだけでビリヤニが作れるわけではなく、他に鶏肉とパクチーとミント、バター(またはギー)を用意する必要があります。
バスマティライス150gとグレービーソース(洋食のグレービーソースではなく、カレーソースのようなもの)が入っています。
「チキン・ダム」という商品名の通り、鶏モモ肉を使います。あとはパクチーとミント。
パクチーとミントは2gと記載がありましたが、生で2gだとちょっと少ないのでは……。ドライハーブのことだろうか?でも、作り方に「刻む」とあるので、生だと判断しました。指定よりもちょっと多めに用意しています。
重ねて作る本格的なレシピ
材料の準備ができたところで作っていきます。米は水に浸けてあります。また、レシピにはありませんが、トッピング用として紫たまねぎの輪切りも用意しました。パッケージの写真にもありますしね。
肉とハーブは切っておきます。
肉とグレービーソースを鍋に入れて、肉に火が通るまで煮ます。今回、この鍋でこのまま炊きあげるので、蒸し煮調理に適したルクルーゼ18cmを使用しています。
お米は沸騰したお湯でゆでておきます。2分やそこらじゃ、まだまだ芯が残っている状態。
ゆでたらザルに上げます。
この、グレービーで肉を調理して、お米をゆでるところまではいいのですが、炊き方にひと手間がかかります。
作り方によると……、
下から順に、肉とグレービー、ハーブ、米、バター、肉とグレービー、ハーブ、米、バター、米、肉とグレービー、ハーブ という順に重ねなければいけない。本格っぽい!
今回は肉を煮た鍋をそのまま使うので、肉とグレービーの2/3を取り出してその上にハーブ、米の半量……という感じで積み上げていきます。同じ順に繰り返し重ねるわけではないので、注意が必要です。
↓
全部重ねるとこんな感じになります。ここで蓋をして、ごく弱火で炊き上げます。
炊いている間、芳しいスパイスとハーブの香りが漂います。カレーに近いけれどちょっと違う、コリアンダーとシナモンが強いように感じました。
蒸らしまで完了させて、蓋をあけてざっくり混ぜます。
よしよし、ちゃんと炊けているようだ。
……と思ったら、底の方に少しおこげができていました。火加減が難しいです。
お皿に盛りつけ、紫玉ねぎなどをあしらって、完成です。
ビリヤニには欠かせない、ライタ(ヨーグルトのサラダ)も添えました。
お米がフワッと、パラっとしていて、でも芯なく炊けています。ハーブとスパイスの香りがすごい。シナモンが強いところがビリヤニっぽいな、と思います。他メーカーのビリヤニスパイスもシナモン強めでした。
また、香り高いだけでなく、しっかり辛い!激辛とまでは言わないけれど、結構辛いですよ、お子様は無理っぽいくらい辛いです。ライタがあってちょうどいい感じ。
でも、辛さの奥に肉のうま味やグレイビーの味が感じられて、とっても美味しいです。
長粒種のお米のパサパサしたところはライタや玉ねぎやきゅうりが補ってくれています。
特に玉ねぎ、これがあるのと無いのとではビリヤニの味が全く違う。袋書きのレシピには無かったけれど、これから作るなら輪切り玉ねぎを是非添えて下さい。できればライタも……。
キットという割には手間がかかるものでしたが、それ相応の本格ビリヤニが楽しめました。
ごちそうさまでした!
これは「パッキビリヤニ」というもののようです
ビリヤニと一口に言っても種類があって、肉とグレイビーを煮たものとゆでたお米を重ねる「パッキビリヤニ」、生肉とソース、ゆでたお米を重ねて炊く「カッチビリヤニ」、生米から炊く「ヒンドゥー式」などがあるそうです。
このキットはパッキビリヤニに該当しますね。
ちなみに、「チキン・ダム」の「ダム」というのは、鍋に入れて弱火で蒸し煮する調理法を指すそうです。本当は鍋と蓋のすき間を練った小麦粉で目張りして、蒸気の圧力をかけながら調理するとか……。
そういえば、昔作った美味しんぼの「至高のカレー」でも、小麦粉で目張りして蒸し煮しました。インドでは一般的な調理法のようですね。
これから気温が上がってきて、スパイス料理がより一層美味しく感じられる季節が到来します。
何か作ったらまたご報告します。
ということで今日はここまで!
最後までお読みいただきありがとうございます。
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