滝川市のジンギスカンと言えば松尾ジンギスカンが全国レベルで有名ですが、地元の人々によると、「小林ジンギスカン(滝川市江部乙町西12丁目5−58)」も同じくらい親しまれているのだそうです。なんでも、60年の歴史があるんですって。
それだけ長く続いたお店の味は素晴らしく、ジンギスカン好きな滝川市在住の友人もよく利用すると聞いていました。
……が!こちらの小林ジンギスカン、昨年の10月にご店主が高齢ということで一度閉店しているのです。そのときは友人も残念がっていたなぁ。
そんな小林ジンギスカン、惜しまれつつの閉店でしたが、惜しむ声が多すぎて、なんと町の青年部の方々が名乗りを上げて、小林ジンギスカンの名前と味を継承することになったのだそうです!なんていい話!
自分が子供のころから慣れ親しんだ味を、大人になった人たちが引き継ぐなんて、ドラマになりそう。
今回は、その新生・小林ジンギスカンをお土産に頂いたので、さっそく食べてみましたよ~!
道内産の野菜や果物をタレに使用 小林のジンギスカン
小林ジンギスカンでは定番の味付けマトンのほか、味付けラム、ラムステーキなども販売しているそうです。(お店の継承前はもっと種類があったという話ですが、現在は商品数を絞っているとか?)
私は味付けの特上マトンを頂きました!
原材料表示が上手く撮れなかったのですが、タレに道内産の玉ねぎやりんごなどを使用しているのだそうです!この秘伝のタレが、地元民を虜にしているのですね。
お肉そのものは輸入肉を使用しています。でも、道内のジンギスカン屋さんでは珍しくないです。道産の羊肉なんて希少すぎて……。
冷凍状態で販売されているので、食べる前に解凍しておきます。
500g入りだけど、肉の量が500gというわけではなく、タレの重量も含まれます。
うちの場合、これ一袋で大人2人分という感じでした。少食なら3人分くらいかな?
さて、ホットプレートを出してジンギスカンパーティーを開催しましょう。
お肉のほか、もやし一袋、なす1本、ピーマン2個、ゆでじゃがいも1個、玉ねぎ1個、キャベツ1/4玉くらい、焼きそば麺1玉を用意しました。これで2人分。
タレ多めのため、野菜をこれだけ用意しても味を足す必要はありませんでした。そして焼きそばは必ず用意すべし!タレとお肉を残さず味わうために!
あとはご飯とおつゆと副菜。食べ過ぎ?
ホットプレートにサラダ油を引いて(本当は牛脂やラードがいいと思いますが、無かったので)、お肉をタレごとじゅうじゅう焼きつつ、タレと油を絡めるようにして野菜も焼いていきます。
しかし、このお肉、大きさは不揃いながらすごく厚切り!食べ応えありそう……。
なお、このお肉は中までしっかり火を通す必要があるので、じっくり焼きましょう。
第一弾、焼けました!
厚切り肉はとっても柔らかく、筋っぽさはほとんどない。そしてマトンの匂いは若干するものの、タレの香りがうまくマッチしています。
ジンギスカン慣れした道民の感覚だと、癖が無さすぎるのもつまらない。タレの味と香りと出会って臭みも美味しさに変わる。これがジンギスカンの醍醐味!
小林ジンギスカンのタレの味は甘めでフルーティー。ジンギスカンのタレってそもそも甘いものと認識していますが、ここのは砂糖の甘さというより果物や玉ねぎのすっきりした甘さですね。
このタレが絡んだ野菜も美味しい!じゃがいもが特に美味しかった。
そして、最後に肉の切れ端と野菜を残しておいて、それと一緒に焼きそばも作りました。これがまたすっごく美味しい。
やはり甘めのタレなので、普通のソース焼きそばとは違う味わいになるのですが、ジンギスカン味の焼きそばって、子どもの頃から食べてきた味なので、懐かしくも美味しくてとても良かったです。子ども会のジンギスカンパーティーなどで焼きそばも作ったよねぇ。
じゅうじゅう焼いて汗をダラダラかきながら食べきり、満腹で幸せな気分になりました。
ごちそうさまでした!
食後すぐに後始末すれば、匂い残りは意外と少ない
この真夏にジンギスカンをやるなら、屋外で食べたい人が多いと思います。が、うちは基本インドアなので、家の中でホットプレートを出して食べました。
室内なら日焼けも虫も、近所迷惑も関係なしでとても気楽なものですが、唯一気になるのが室内の匂い残り。
お腹一杯で動きたくなかったけれど、食後にダイニング横のカーテンをファブリーズして、床を電動モップで拭き上げて後片付けしました。
ジンギスカンだし、ここまでしてもかなり残るだろうな……と覚悟して実施しましたが、翌朝には気にならない程度に匂いが消えていました。ちゃんと後始末すれば残らないものですね!
これなら今後も遠慮なく室内ジンギスカンをやろう、と心に決めた瞬間でした。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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