昨日、小樽に住んでいた頃によく行ったお店のお話を書いたところ、後からぽろぽろと他のお店のことも思い出してしまいました。
ということで今日は小樽の思い出の店パート2です。
昨日はカレー屋さんやパン屋さんなど、高校生の小遣いで入れるお店中心でしたが、今日は中華やちょっとお高め蕎麦屋さんなど、大人の人に連れてってもらったお店などを書きます。
真寿という中華料理屋さん

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「真寿」と書いて、「しんじゅ」と読みます。真珠ではない。小樽グランドホテルの近くにあった中華料理屋さんで、今調べたら小樽の名店という位置付けらしい。
今、小樽においてあんかけ焼きそばは「ご当地グルメ」という不動の地位を獲得していますが、昔はそこまであんかけ焼きそば推しではなかったと思います。
でも中華料理屋さんがたくさんあることは間違いなくて、中でも「梅月」というお店、そしてこの「真寿」が人気を2分していたとのこと。
うちは親の代から真寿派(っていうと宗教みたいですが)で、親戚の集まり、買い物の帰り、通院の帰りなどなど事あるごとにこちらのお世話になっていました。
親に連れて行ってもらったことも多いですが、近くで働いていた親戚におごってもらうことが特に多かったです。「好きなもの頼んでいいよ!」って言われて嬉しかったなー。
酢豚、餃子、青椒肉絲、エビチリ、回鍋肉などの定番メニューが、それはもう美味しかった。家でも出てきそうなメニューですが、全然違う。
(当時)家で食べる中華料理とは一線を画すような本格中華が食べられたのは、嬉しいだけじゃなくいい経験でした。
子供の頃から美味しいものを食べさせてもらえたから、今の私があると言えましょう。
2005年に惜しまれつつ閉店となり、本当に残念でしたね。
でも、嬉しいことにそのあと真寿の元料理人が「東香楼」というお店をオープンしたそうです。
こちらには行ったことがないので、遠出できるようになったら行ってみたいと思います。
樽そばというお蕎麦屋さん

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近年まで札幌の八軒あたりにあったお店なので、この店名をご存知の方もいると思います。
「樽」の字が入る通り元々小樽にあったお蕎麦屋さんで、すごく大人な店構えだったことを覚えています。記憶がおぼろげで間違っているところもあるかもしれませんが……。
樽そばが小樽にあった頃、よく大人に連れられて行っていたのですが、太い蕎麦と細い蕎麦が選べたような?違ったかな?
私はいつも細くて白い蕎麦にしてもらって、冷たいものを注文していました。
いつもざるそばとかもりそばだったけれど、何度か鴨せいろを食べたことがあって、これがすごく美味しかった。
辛めのツユに油分とねぎの甘味が入ると最高に美味しかったんですよ。子供だったし、ただ辛いツユより口に合ったのかもしれない。
それが、しばらく行かないうちにお店がなくなっていてガッカリしたものですが、誰かから札幌に移転したことを聞きました。
それで、札幌に移転してからも何度も行きました。自分の財布から払うにはちょっとお高めだった……。
しかし、今は札幌のお店も閉店したようで、とても残念です。今八軒のお店があったところは葬儀場?(葬儀会社?)になっていますね。
とんかつ井泉の小樽店

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井泉自体は東京本店からのれん分けされたお店(旭川が本店)で、まだ道内各地に何店舗かあります。
ここで私が語るのは、花園レインボータウン(今、花銀と呼ばれている?)という商店街にあった井泉の小樽店のこと。いつの間にか閉店してしまっていたんですね。
やっぱり子供の頃によく行っていたお店で、当時まだ人が多かった小樽の丸井今井(と隣のマルサ)で服やらなんやら買って、家族で井泉小樽店に入り夕食を食べて、館でケーキか、新倉屋で団子を買って帰るというのがうちのお出かけフルコースでした。なぜか年末に多いパターンだったな。
今思えばあれがバブルというものだったのか……。
初めて連れて行ってもらったのは10歳とかそれくらいですが、あんな厚くてやわらかくて美味しいとんかつ、生まれて初めて食べたのでそれはもう衝撃でしたよ。
あと、オリジナルのソースがめっちゃ美味しかった。市販の中濃やとんかつソースとはなんか違うんです。
そしてとんかつ定食だけでなく、テイクアウトのカツサンドも美味しかった。厚めの食パンにヒレカツだけが挟まった潔いやつで、キャベツなどが無いのが良かった。
できたてよりも、家に持ち帰って衣がパンになじんだ頃が美味しいんですよね。いやー好きだったなー。
小樽に住んでいた頃は井泉が割と近かったので、出前も利用しました。確か、受験の前日とか、試合の前日とか、特別なときだったと思います。
まだあったかいうちに届くのがとても贅沢でした。
小樽店はなくなってしまいとても残念ですが、他にまだ店舗があるのが幸いです。
もう30年か……
よく連れて行ってもらってた頃は小中学生ですから、もう30年前後か……。
昨日の話に出たお店よりもさらに古い記憶になります。
アラフォーのおばさんが小学生の頃の話ですから、そりゃ閉店もしますよね。
ここ2日かけて小樽に住んでいた頃を思い出して書いて、当時の小樽はまだ賑やかだったなと懐かしんでいます。
都通~サンモール一番街~花園レインボータウンと歩いていると、外から横目で見ているだけで飽きないくらいいろんなお店があって、どこにも寄らなくても楽しかった。
運河沿いの観光地とは違って、観光客目当てのお店よりも地域の人向けのお店が中心でしたね。
今はもうひっそりとしていて、若者が少なくて……と淋しさが漂いますが、華やかだった時代をずっと忘れないでいようと思います。
感傷に浸ってしまいました、今日はここまでにします。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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