そろそろ涼しくなり、ちょっと遠くても生のケーキを持ち帰りやすい気候になってきました。
秋になったら行こうと決めていた、平岸にある「パティスリー ル・ポワンドール」というケーキ屋さんに行ってまいりました。
こちらは生のケーキだけではなく焼菓子が豊富で、私の大好きなカヌレがあるんです。
しかもバースデーケーキをオーダーすると、かなりのわがままも聞いてもらえるという素敵なお店なのです!
パティスリー ル・ポワンドール(平岸)
こちらのお店はインスタの公式アカウントを見かけて知りました。
カヌレを作っているお店で、味の評判も良く、少し遠くても一度買いに行きたいとずっと思っていたのです。
中の島のラーメン屋さん、「すみれ」や「山嵐」の近くにあるお店なのですが、豊平川方面から向かうと見えにくいところに看板があり、通り過ぎてしまいがちです。要注意。
お店は明るくてきれいで、焼菓子売り場が広く取られています。
マカロンタワーがかわいくて、画像撮影の許可を頂きあらゆる角度から撮影してしまった。
ね、素敵でしょう。
奥にあるプチフール缶は今は見本しか置いていませんが、いつもはずらりと並んでいるとのこと。
素敵な詰め合わせ。誰かに贈りたくなってしまう。
生ケーキが並ぶ冷ケースはあまり大きくない。
冷ケースの近くにはアップルパイやカヌレなどの焼菓子が。
生のケーキは今回は見送り、焼菓子をメインに買ってきました。
大好きなカヌレと、「アンコール」という名の再生菓子。ケーキの切れ端やナッツをチョコや洋酒で固めたお菓子だそうです。
アンコール、リサイクル菓子とは思えない美しさ。カヌレ型を使っているのがおしゃれ。
他に、タコ焼きみたいな形のプチマドレーヌ、プチブラウニーも買いました。これらは1つ90円とお安い。
カヌレとアンコールの断面。カヌレはしっかり焦がしたバターの色と、洋酒の風味。
ぷるっとしつつ、適度にスが入っているのでモッチャリすることがない。かなり甘めなものの、コーヒーによく合って美味しいです。カヌレ大好き。
そしてアンコールは結構お酒が効いている。カヌレと違ってまだ酒気が強めに残っていて、お酒に弱い人はちょっとずつ食べた方がいいかもしれません。コーヒーにすごく合いますよ。深煎りのホットが合う。
このアンコール、どこかで食べたことが……と思って記憶の糸をたぐると、上島珈琲店のジャマイカンラムボールに似ているんです。そりゃコーヒーに合うわ。
プチマドレーヌは卵感が強い生地でふんわりしています。太田ファームの卵を使っていると書いてあったかな。しゃりっとしたグレーズがかかっているの、いい。
プチブラウニーは半割りのくるみが丸々1つ入っているのですが、これがカリッとサクッとして、軽めのチョコ生地と合います。生地だけでは軽すぎるところをコーティングのチョコで補っている。これが思いがけず美味しかったので、もっとたくさん買えば良かったと思ったほどです。
全体的に甘めの焼菓子でした。でも、個人的には焼菓子にはある程度甘さが欲しいので、とても美味しく食べました。次行ったときは別なものも買おう。
【店舗情報】
パティスリー ル・ポワンドール
住所 豊平区平岸1条9丁目6−31 1階
TEL 011-876-0345
営業時間 11:00~19:00 水曜定休
バースデーケーキは細やかにオーダーをきいてくれる
次行ったときは、と先ほど言いましたが、実は近く再訪の予定があったのです。
一回目の訪問は自分のバースデーケーキのオーダーが目的でした。そのため、そのときは生ケーキを買わなかった。
「バースデーケーキの予約を……」と申し出ると、「どんなのがご希望ですか?」と、これまで作ったケーキの写真らしきアルバムを見せてくれます。
普通のいちごショートや生チョコいちごだけでなく、タルト、パウンド、オペラ、フロマージュ……と、多種類からホールサイズを選べます。
おまけに上に飾るチョコをイラストチョコにできたり、動物型抜きクッキーにできたり、色々アレンジができます。
パウンドケーキのバースデーケーキって初めて見たかもしれない。これなら日持ちするバースデーケーキも頼めそうです。
私が注文したのは「サントノーレ」という小さなシュークリームを盛り合わせたケーキ。
しかも写真にある構成をそのまま作ってもらうのではなく、サイズは一番小さなもので、シューの中のクリームをピスタチオにして、上のクリームは生クリームで、飾りつけのフルーツはいちごで……と、相当注文を付けてしまいました。
お店の方もすごく細やかに聞いてくれ、未定の部分は丁寧に提案して、こうすると価格はどうなるかなどを詳しく説明してくれるんですよね。奥にいるシェフに確認しながら、真剣に聞いて下さいました。
まさか、自分のバースデーケーキをここまで細かく注文しているとは思うまいよ……。
そんな感じでオーダーしたサントノーレ、バースデー仕様がこちら!
12cmで2500円くらいだったかな。それにしても豪華。素敵。
断面からピスタチオクリームが。あまりきれいに切れなかった。
このピスタチオクリームはシューの中にも入っていて、ピスタチオだけではなくアマレットの風味も効いていて凝った味。
ホイップクリームが甘さ控えめなので、ピスタチオクリームの濃厚さとシュー皮の飴の甘さを中和してくれます。
画像では見えませんが、ラズベリーのコンフィチュールも仕込まれています。この酸味と香りのアクセントがまたいい。
こちらがあれこれと指定した条件を守りつつ、全体的なバランスを考えて作られているのがよくわかりました。
大満足なバースデーケーキでした。
自分で自分のバースデーケーキを注文するのは意外といい
自分で自分のバースデーケーキをオーダーするって、見ようによっては虚しい印象もありますが、これが結構いい感じです。
例年私のケーキは旦那が買うのですが、オッサンですからお店の情報も少なく、毎年「どこの店の何味?」と聞かれて、店の場所や注文するケーキを細かく伝えて買いに行ってもらうというのが定番でした。
それでもなぜか頼んだとのちょっと違うの買ってきたりしますよね、旦那って。
だから今年は、どうせオーダーするなら自分の好みで全て決めさせてもらいました。もちろんお金は旦那持ち。
結果、こんなに好みにぴったりのケーキを食べることができたのですから、すごく良かったと思います。
ここまで細かく注文を聞いてくれるお店があってありがたいことです。
来年もこちらにお願いしようかな。選ぶ楽しみがあっていいです。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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