先日TVで、「インフルエンザやコロナウイルスにはちみつが効く?!」みたいなインチキ臭い番組をやっていました。
こういうことを流したら、買い占めが発生するのでは……と、日ごろから地産のはちみつを愛用している私はヒヤリとしました。
が、意外とはちみつ専門店にはそれほど買占め客は来ていないらしく、安心。
ちょうど、パンに使うはちみつが切れていたので、最近存在を知った手稲の「はちみつ屋さん(という店名らしい)」へ行って、国産の美味しいはちみつを買ってきました。
近郊から道外産まで国産はちみつを取り扱っているお店
はちみつ屋さんは、手稲のフードDボスコのお向かいにあります。店前に2台くらい駐車できますが、交通量の多い道路なので、出るときに注意が必要な感じです。
お店に入ると女性の方が接客してくれます。
並んでいるはちみつはそれほど種類が多くなく、百花蜜、シナ蜜、アカシア蜜などの定番どころのほか、熊本産のみかんはちみつもありました。
この日はパンやお菓子に使うための癖の強いはちみつを求めてお店に入ったのですが、一緒に並ぶみかんはちみつがきれいな黄金色で、寒い季節でもさらりとしていて、すごく美味しそうだったのです。
お店の方のお話だと、みかんはちみつは香りが良いので、そのまま味わうほか、ダージリンなどの繊細な香りの紅茶に入れると美味しさがよくわかるとのことでした。
このみかんはちみつ、300gで1440円と結構お高いのですが、その説明に心惹かれてしまい、つい買ってしまいました。高級品なんですけどね……。
そして目当ての百花蜜(300g830円だったかな)も買う。
みかんはちみつは百花蜜よりお高いものの、きっとデパートなどで買うよりも安い。国産でこの値段、有難きものです。
百花蜜もお安い。道産、300gも入って1000円しないなんて、こちらも有難し。
欲しいはちみつを選んだあとは、お店の方と色々と雑談して楽しかったのですが、次の予定の時間が迫っていることに気付き、お店を出ました。
買ったはちみつにはこんなかわいいラベルが貼られています。
みかんはちみつ、透き通っていてきれい。
スプーンですくってそのまま食べると、すごく香りが良くて、でも癖はなくて、心なしか酸味がちょっとあるようなはちみつです。今まで味わったどのはちみつよりも美味しいかもしれない。菜の花はちみつといい勝負。
これを昨年買ったダージリンファーストフラッシュに入れて飲む。結構たっぷり入れた方が美味しい。
寒い季節でも緩いということは、ブドウ糖より果糖が多めということですね。
これがすごく紅茶と合っていて、はちみつはダージリンの香りを邪魔しないし、そしてダージリンもはちみつの美味しい香りを引き立てている。
紅茶に入れて飲むだけで、春が本番になる前に食べきってしまいそうな気がする……。
そして百花蜜。手稲、定山渓、蘭島、厚田など、近郊で採蜜されたものだそうです。
百花蜜はいろいろな花の蜜なので、季節ごと、生産者ごとに味わいが変わるものとされています。だから、これまで食べた百花蜜ともまた違う味が楽しめるはず。
前に桂井養蜂園という石狩の養蜂場で買った百花蜜は結晶が多めだったのですが、こちらのは少し濁ってはいるものの、全体的にとろとろです。
こちらは紅茶に入れず、そのまま味わう。
百花蜜らしい華やかで癖のある風味ですが、質感がさらっとしている分、口に風味が残らず流れていきます。
香りも味も強いんだけどくどくない。みかんはちみつとは違う魅力を持つはちみつです。
これは焼き菓子やパンにしてもちゃんと風味を残してくれそうです。
みかんはちみつはそのまま、またははちみつレモンドリンクなどにして食べようと思います。
百花蜜はいつも通りパンとお菓子ですね。
次行ったときはお店の方ともっとお話しできるよう、時間に余裕を持って行こうと思います。
【店舗情報】
はちみつ屋さん
住所 札幌市手稲区前田8条10丁目2−13
TEL 011-685-1609
営業時間 10:00~18:00 日月定休
TVの影響はあまり無いらしいです
気になったので、「TVでコロナウイルスに効く?!と放送された後、反響はありましたか」と尋ねてみました。
すると、TVを見て初めて買いに来たというお客さんはほとんどおらず、かつて利用してくれていた人が「はちみつがいいって聞いたから、また生活に取り入れたい」という感じで再訪することが増えたとのことでした。
やっぱり、国産はちみつは安くはないし(こちらのお店はその中ではかなり安い方ですが)、その良さをもう知っている人でないと手が出しにくいのかもしれないですね。
とにかく、品薄になっていなくてよかった。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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