先日、「マツコの知らない世界」で、国産のチーズをたくさん紹介していましたね。
その中でも、北海道で製造しているチーズをかなり重点的に紹介して下さっていて、道民としては嬉しいばかりでした。
そこでも名前が登場したチーズ工房「共働学舎新得農場」、こちらは洞爺湖サミットで世界の要人に提供されたことで話題になった工房でもあります。
今回は、この共働学舎で生産されている「フロマージュブラン」というチーズについて。
個人的に、これはなかなか味わえない逸品だと思っているので、この場を借りて紹介させて頂きます。
フロマージュブランとは、乳からチーズになりたてのフレッシュな奴
「フロマージュブラン」、フランス語で「白いチーズ」という意味です。
これはいわゆるフレッシュチーズの一種で、乳(牛に限らず、羊や山羊乳のものもある)を乳酸発酵させて凝乳酵素(レンネット)を入れて固めたばかりのものを言います。
分離させて水分を切ったりしていないので、とろりと滑らかです。
本場フランスでは果物と合わせてそのまま食べたり、「クレームドアンジュ(クレメダンジュって言う人もいるけれど、私はその表記は好きじゃない)」というレアチーズケーキのようなふわふわのスイーツにしたりします。
これが、ヨーグルトのようだけどちょっと違う、チーズっぽい風味があるのにフレッシュな感じのする味わいで美味しいのです。
他のチーズと違って水分を切ったり延ばしたりも必要ないし、カビ付けも熟成もしないチーズですが、なぜか国産のものはスーパーなどでは見かけません。ヨーグルトがあるから需要が無いと思われているのかな?
共働学舎のフロマージュブランは乳の美味しさがよくわかる
道内のチーズ工房でフロマージュブランを作っているところは共働学舎だけではありませんが、一番手に入りやすいのがこちらのものだと思います。
新得町内のお店だけでなく、きたキッチン、くるるの杜などでも取り扱っているので、(札幌圏に住んでいる人にとっては)割と身近で買える印象です。
小さなパックですが、1つに100g入って216円(きたキッチンの価格)。確かにヨーグルトよりは高いけれど、信頼できるチーズ工房が製造しているものと考えると、かなりお手ごろ価格ですよね。チーズって基本的に高いから……。
まずはこれだけで一口味見します。ヨーグルトのような酸味のあとにうま味が来る。このぽってりとした質感、黄色っぽさからもわかるように、ヨーグルトよりも濃厚な味わいです。
味見した残りは本当はクレームドアンジュにして食べたかったのですが、時間がなく、パンケーキに添えて食べました。
ごく普通のパンケーキにフロマージュブランとプラムのソース。
果物のソースとフロマージュブランだけでも十分なデザートになるくらいの美味しさですが、パンケーキと一緒だと食べ応えも出て、おしゃれなカフェで出てきそうな一皿になりました。
後日、プラムソースじゃなくただ蜂蜜と合わせても美味しかったです。こちらの方がチーズっぽさがはっきりわかる。
ごちそうさまでした!
賞味期限短めなのでお買い得なときもある
私はいつもきたキッチンで買うのですが、賞味期限が近いものは20%オフのシールが貼られていて、お得なんですよね。これに出会えたらちょっと嬉しくなっちゃう。たった40円くらいですが……。
共働学舎のチーズは熟成タイプの「シントコ」や笹の葉を使った「笹ゆき」などが有名ですが、フロマージュブランも美味しいですよ!
共働学舎のフロマージュブラン、見かけたら是非買って食べてみて下さい。おすすめです。
ということで今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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