北海道あるある(1)食習慣編

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北海道あるある
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ついにこのテーマに着手する日がやって来ました。

ブログを始めてからいつかは書こうと思っていたネタが山ほどあるので、ジャンルごとに分けてお伝えしていきます。

記念すべき第一回は、食生活におけるあるある話です。

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赤飯には甘納豆+ご飯は食紅

全国的には赤飯は「ささげ豆」という豆を入れて、豆自体から出る色素でご飯を染めて赤くします。(小豆が使われないのは、お腹から割れる様が「切腹」を連想するため)

北海道では赤飯に甘納豆を入れます。しかも、甘納豆からは色が出ないので食紅を使って鮮やかなピンク色に染めてしまいます。

このピンクの加減がご家庭それぞれで、淡い桃色のところもあれば蛍光ペンのような鮮やかなピンク色のところも。

甘納豆を入れることからわかる通り、北海道のお赤飯は甘いです。お菓子みたい。

これにごま塩を振ったり、紅生姜を添えたりして食べて甘じょっぱさを楽しむのが北海道流。

道外から来た人には確実にドン引きされる北海道流赤飯ですが、食べ慣れると癖になる味という声もあります。

まだチャレンジしたことが無い人は、コンビニの赤飯おにぎり(真ん中に甘納豆が埋め込んである)から試してみて下さい。

甘党なら美味しく食べられると思いますよ!まずはおやつ感覚でどうぞ!

茶碗蒸しに栗の甘露煮

北海道はどれだけ甘いものが好きなのか……。

茶碗蒸しには肉やエビ、百合根のほか銀杏を入れるのが一般的ですが、北海道ではこれを栗の甘露煮に変えちゃう!

銀杏、けっこう北海道でも拾えるんですけどね。なぜ栗になってしまったのかはわかりません。

銀杏に比べると栗の甘露煮って結構大きめですよね。だから、他の具材よりも遥かに存在感が大きいんです。

エビも鶏肉も入っているのに栗を食べた印象しか残らないくらい……。

 

茶碗蒸しの味付けも甘めにしているお家が多いと思います。

甘いと言ってもプリンまでは行きませんが、みりんの他に砂糖も入れるご家庭が多いようですね。(うちの実家は特に甘い)

子供行事の「芋堀り」がじゃがいも

幼稚園、保育園の芋堀りと言えばサツマイモ。ツタを引っ張ってあの紡錘形のサツマイモが出てくるイメージは私も知っています。

でも、北海道では芋堀りは恐らくどの地域でもじゃがいもです。

土壌と気候の関係で、サツマイモは北海道ではうまく育たないらしいんですよね。

確かに、幼稚園などの芋掘りは「たくさん掘れた!」という楽しみのための行事ですから、ヒョロヒョロのサツマイモがほんの少ししか穫れないなんて淋しいですもんね。

じゃがいもにもそれなりの良さがあるので、これはこれで良い経験だと思います。お母さま方も「サツマイモよりもじゃがいもの方が使い勝手が良くて助かる」と喜んでいます。

子供の頃は「あの甘い焼きいもが食べたかったな……」とじゃがバターをかじりながら思っていましたが。子供は甘さに弱いですもんね~。

海水浴でジンギスカンや焼肉をやる

これ、普通じゃないって知ったのは大人になってからです。

学校行事でも会社の慰安でも、海に行ったらジンギスカンや焼肉をやるのが当たり前でした。

夏場、海沿いのスーパーはどこでもBBQセットを一番目立つところに置いて売り出しています。

この理由についてちょっと考えたのですが、ただ北海道民が焼肉好きというわけではなく、

北海道の海は真夏でも冷たい→入っていると身体が冷える→火をおこす→そのままでは勿体ないので何か焼こう

……という流れで定着したのではないかと思うのです。

私の地元の海はどんな猛暑でも海水温が25度を上回ることが無いと言われていて、2時間も入っていれば歯の根が合わないくらい身体が冷えてしまいます。

だから、途中で休憩を取るときは焚火を囲むようにするのが普通でした。そうしなければ寒くて耐えられない!

こんな事情で昼食を兼ねて焼肉するようになったのでしょうね。

 

先日のニュースによると、積丹の海水浴場で炭の不始末のせいで他の海水浴客(お子様)が足を火傷した事故があったそうです。

海水浴場で焼肉するなら、どうかどうか、火の始末は万全にお願いします!焚火禁止になったら泳いだ後に凍えてしまいますよ~!

花見でもジンギスカンをやる

花見でも肉を焼くんですよ、北海道民は。

本州から転勤でいらした方は春の花見でこの習慣に驚くらしい。「みんな花より網の方を見てるじゃねーか!」とね。

しかも、マナーが悪いとかではなく、花見スポットの管理者公認ですからね。(もちろん目に余るマナー違反は注意されますし、火おこし禁止のスポットもありますが)

これは身体が冷えるのとは違った事情がありそうです。

北海道では、会社の仲間や大学の同級生なんかと一緒に肉を焼いて食べることで親睦を深めようという文化が根付いているのだと思います。

野外で肉を焼いて食べることは原始に立ち返った行動だとも言われます。ジンギスカンはフリーダムな料理なので、無礼講のような雰囲気になりやすいという特徴もあります。

一緒に野外で肉を焼いて食べた仲になると、距離も縮まる気がしますよ。

(おまけ)北海道ではなぜかBBQと言わない

北海道民は野外の焼肉をBBQ、バーベキューと言いたがらない傾向があります。

北海道民はどこから来たイメージなのか、BBQは串にささった肉と野菜をあぶり焼きするものだと思い込んでいる人が多いです。

本来はBBQとは炭や薪で野菜や肉を焼いて食べる調理法を指すので、何肉を焼こうが、網を使おうが串を使おうがBBQには変わりないはずなんですが……。

このイメージが定着してしまった理由はなぜなんでしょう……?

さいごに

いかがでしたでしょうか。北海道の「食」あるあるを思いつくままに挙げてみました。

これは私が子供の頃の体験をベースにしているので、今では廃れたものもあるかもしれません。

でも、これらは大事な文化として残してほしいなと思うので、道外の方も嫌わないでやって欲しいところです。

以前自治体に近い位置で栄養士をしていた頃、道外出身の役場付保健師さんに「砂糖の摂りすぎを防ぐために、全国的な赤飯(甘くないやつ)を推進したい」と言われたけれど反対したことがあります。

砂糖の摂りすぎを防ぐのなら食べる量を考えれば良いだけの話で、それが「間違った料理」と決めつけるのは良くないですよね。

(というか、いきなり役場から「甘納豆でなくささげ豆で作りなさい」と言われても聞き入れるはずありませんしね)

……なんてことを思い出しながら書いていました。

 

今回はここまでにしておきます。

今後も北海道あるあるを更新していきたいと思っていますので、次回をお楽しみに!

最後までお読みいただきありがとうございます。

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