今日は大晦日ですね。仕事納めはもう済みましたか?
当ブログでは大晦日はダラダラと雑談する日と決めています。
今日は、なんとなく思い出した、かつて住んでいた小樽の話を少し。
このブログでも何度か書いていますが、生まれは違う町ですが、途中引っ越して就職するまで小樽市に住んでいました。だから、自分の地元は小樽だと言っても過言ではありません。
そんな私が感じた「小樽あるある」をまとめてみました。
「ジョイポート」すんなり読めたら小樽かその周辺の人
↑これ、小樽に本店がある「ジョイポート」という老舗のおもちゃ屋さんの看板なんですが(この画像は札幌のアピア店)、初見の人はこれがすんなり読めないと最近知りました。(孤独のグルメ原作者、久住先生の旧Twitterより)
色々な人に看板を見せて読ませてみたのですが、悩まずに読めるのはみんな小樽人か、その周辺の人ばかりでした(近隣の田舎からおもちゃやゲームソフトを買いに来るため)。
確かに、改めて見ると丸や三角四角の図形が組み合わさっただけの模様に見えなくもない。でも、子供の頃から「この看板=ジョイポート」と刷り込まれているから、何の疑問も抱かずに読めるようになってしまうんですね。面白い!
これをお読みのみなさま、その地域の人しか読めない看板などがあったら教えて下さいませ。
自動車免許取得がハードらしい
小樽と言えば坂の街。そのため自転車に乗る人が平地より少なめです。じゃあ、車なら楽じゃん……と思われがちですが、実はそうとも言い切れません。
運転慣れした人、しかもAT車なら難易度はそれほどでもないでしょう。でも、MT免許取得時の教習はほかの(平地の)地域よりもかなり難易度が高いそうです(小樽の自動車学校に通っていた人の話)。
なぜなら、路上教習時、信号待ちや路上駐車からの発車時に坂道発進がやたら多く、ここでミスってしまうことが多いためとのことでした。
確かに、私と同時期に免許取得に小樽の自動車学校に通っていた知り合いは、路上検定で何回か落ちていた記憶がある……。(私は平地の自動車学校に通っていたためか、割とスムーズに取得できた)
まあ、MTで免許を取っても、プロのドライバーや車を趣味とする人以外はAT車しか運転しない人が大半ですから、小樽は事故が多いとかそういう話はあまり聞きません。
焼肉のたれをスープで割るかというと、そうでもない
結構昔の話になりますが、某ケンミン番組で「小樽は焼肉のたれをスープで割って飲む」と紹介されたことがあります。(本当に古いネタですみません)が、これ、小樽市民全員の常識ではありません!と、当時の職場で熱弁してしまいました。
確かに、たれを割る用のスープを提供しているお店が結構あることは知っていましたが、小樽では当たり前の文化のように言われるほど定着しているものではなかったな。
外食時に焼肉に行くことが多い家でしたが、割って飲む人は見たことがなかったです(家族全員ノンアルコールだから〆の概念がなかったせいもあるかも)
クリスマスに「なるとの若鶏」は結構ある
もうひとつ、小樽の食文化で「クリスマスにはケンタではなくなるとの若鶏を食べる」というのも、割と有名なものだと思います。
これは本当だと思っています。なぜなら、ケンタよりもなるとの方がお店が多く、しかも行きやすいところにあるからです……。
利便性の話だけでなく、味もいいと思います!衣が薄いため、揚げたてでなくても美味しいなるとの若鶏半身揚げ。クリスマスでなくてもよく食べていました。
ちなみに、若鶏時代なるとも、なると屋も元は同じお店で、なると屋の方が若鶏時代なるとののれん分け店舗だそうです。
地元民は運河の方にある店を知らない
さて、小樽市民ではない皆さん、小樽観光と言えばどのあたりをイメージしますか?
きっと皆さん、TOP画像のような小樽運河を想像したことと思います。小樽運河周辺の観光地は、最近また観光客の来訪が増えて、賑わっているのが臨港線(北一硝子やかま栄がある通りと運河の間の太い道)からも良く見えます。
しかし、実は小樽市民はこのあたりをほとんど歩きません。歩いているのは全員観光客だと思っています。
運河沿いのほか、↑この画像のようなお土産屋さんが連なるあたりは、私が住んでいた間でも、自分のバイト先に行くときしか歩くことがなかったです。(ここから徒歩7分のところに住んでいたのに)
小樽を地元とする人々は、そこで働いている人以外は運河の方にあまり用事が無いんですよね。住宅も少ないし、地元民向けのスーパーなども無い。だから、車から見えるような大きなお店、つまり北一硝子やかま栄、ルタオ以外はどんなお店があるかほとんど知らなかったりします。
運河のあたりって、駅からあまり近くないし、地元の人が利用するお店が本当にないんです。ススキノや狸小路のように地元民も入り混じるエリアではなく、観光向け純度100%という印象です。
以上の理由で、小樽に住んでいた頃、遠くから来る友達に「運河の近くで美味しいごはん屋さん教えて!」とか言われるといつも困ってました(笑)
今でも釣りに小樽に行っています
今ではすっかり札幌市民で、住んでいる年数も札幌が一番長くなってしまいましたが、それでも小樽は自分の地元だなぁと思いながら暮らしています。
とはいえ実家があるわけではなく、小樽に行く機会は減りました。観光するには知りすぎているし、買い物や外食も札幌の方が充実しているので、街中は車で通り抜けて港に釣りに行くばっかりです。
それでも、銭函を抜けて朝里を抜けて、築港駅が見えてくるあたりで、「帰ってきた!」と未だに思います。青春を過ごした土地って、いつまでも心に残るものなんですねぇ。しみじみ……。
そんなノスタルジックな話で、今年のブログを締めさせて頂きます。お正月は少しお休みして、また年明けの数日後に更新します。
ということで、今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
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