だいぶ前に生理前の諸症状、「PMS」について書いたことがありましたが、そこに書いた以外にもう一つ、生理前に起こりがちな症状がありました。
それは、「風邪をひきやすくなる」「感染症を起こしやすくなる」ということ。
これ、私以外にあまり見たことないのですが……。
でも、考えてみるとその症状にはちゃんと理由があったのです。
今回はその考察について書いてみようと思います。
生理前には免疫力が弱くなる……?
私の場合、生理前になるとちょっとのことで風邪をひき、メイク落としを手抜きしただけでものもらいになり、頭が脂漏性湿疹気味になり、ニキビが出やすくなったりします。
これらは全て、細菌やウイルスに感染して起こる症状。
つまり、生理前には免疫力が弱くなるのではと考えられます。
昔はただ漠然と「生理前は身体が弱る」程度にしかとらえていませんでしたが、最近どうもその傾向が顕著な気がする……。
そこで、どういう理由で身体が弱るのか、免疫力が低下するのかを考えてみました。
なぜ生理前に免疫力が弱くなる?
生理前に免疫力が低下する理由はいくつか考えられます。
それを順に挙げていきます。
ストレスが溜まる
生理前は交感神経が優位になり、つまらないことでイライラモヤモヤしますよね。
これがストレスとなり身体にダメージを与え、免疫力を低下させます。
いつもと同じことをしているのに溜まるストレスの量が上がるのですから、理不尽なことです。
生理前はゆったりとした気持ちで過ごすべきと言われているのは、精神衛生のためだけではなく肉体的な健康維持にも重要と言えるでしょう。
よく眠れていない
PMSの症状で「日中眠い」というものがあります。
これは、排卵後から生理開始日までの間に体温が上がり、夜に深く眠りにくいせいです。
つまり、寝ても寝ても睡眠不足状態……ということですね。
睡眠不足が続くと、身体が休息をちゃんと取れていない状態になります。
そのため前日の疲れを回復させることができず、結果、免疫力が低下して風邪をひきやすくなったりニキビがでやすくなったり……という結果になるのです。
体が冷えやすくなる
ある時気付いたのですが、生理前に風邪をひくのは冬が多い。
冬は風邪が流行しやすくなり身近な人からウイルスをもらいやすくなるということもありますが、それに加えて「生理前は身体が冷えやすくなる」という理由もあります。
これも交感神経優位のせいで、末端の血管が収縮しやすくなって血行が悪くなり、冷え性になるのだそうです。外気温が低い季節なら、そのリスクも大きいですね。
基礎体温が高いのに冷えやすくなるのは不思議ですが、なんというか、末端が冷えてしまう感じは生理前に多い。
体が冷えると免疫力が下がるというのはよく知られていますよね。冬に薄着で歩くと風邪をひく、というのも冷えによる免疫力低下です。
だから、この季節の生理前は、なるべくあったかくして過ごしましょう。
女性に多い膀胱炎も免疫力の低下で発症しますからね~。
口が乾く
これは私の体感なのですが……。
生理前で交感神経が優位な状態になると、知らないうちに口呼吸になって喉や口内が乾きやすくなるようです。
また、交感神経が優位だと唾液も減ります。口内乾燥はより一層深刻な状態になりますよね。
喉の潤いが足りないと感染症を起こしやすくなるのは言うまでもなく、そのせいで喉の痛みや咳などから始まる風邪をひきやすくなっているのでは……と思います。
私の作業部屋は特に乾燥がひどい環境にあるので、加湿器をつけて潤いを補うようにしています。
それでも喉がイガイガする風邪は毎年引いてしまう……。
ちなみに、交感神経が優位だとまばたきと涙の量も減るので、ものもらいや結膜炎にもなりやすくなると考えられます。
大体の原因が交感神経だった
こうやって並べてみると、生理前に免疫力が弱る原因の大半は交感神経が優位に働くせいでした。
私のように、生理前に風邪をひきやすいという人は、栄養補給やうがい手洗いと並行して、身体をリラックスさせて交感神経を鎮めるようにすると良いのではないでしょうか。
ということで、私も今の季節はゆっくりお風呂に浸かって冷え性改善とリラックスを狙いたいと思います!
今回はここまでです!
最後までお読みいただきありがとうございます。
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