あれもこれもPMS症状?生理前に起こる不調と対処法

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「PMS(月経前症候群)」とか、「PMDD(月経前気分不快障害)」とか、女性の生理周期によって起こる不調がよく知られるようになってきました。

昔は「生理中はイライラする」なんて言われていたものですが、実際は生理が始まるまでの間にイライラするという人の方が多いようです。

私自身も、PMSと診断された女性の一人。今は病院での治療ではなく市販薬や生活習慣の工夫でこの時期を乗り切っています。

そこで今回は、PMSの症状はどんなふうに乗り切れば良いかについて、効果があったと思ったものについてお話しします。

 

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PMSの症状は200種類以上あるらしい

PMS、つまり月経前のホルモンバランスの変化によって起こる身体の不調は、間接的なものも含めると200種類以上もあるそうです。

冒頭で出てきた「PMDD」、つまり精神的な不調が強く出てしまう症状も、たくさんあるPMSの一つなのです。

私はPMS症状として数えられるものが多い方の女性だと思っていますが、症状は多いものの、そのせいで生活に支障が出るとか、人間関係を壊してしまうというところには至らずに済んでいます。

それは、「あれもこれも生理が来れば無くなる症状だから」とわかっているからというのが大きいと思います。いつ終わるかわからないというわけでなければ、我慢もできますよね。

でも、症状によっては「今すぐ何とかしたい!」と叫びたくなるようなものもあります。そんな症状と対処法を次でお話ししますね。

 

便秘がちになる

排卵が終わると、ホルモンは今まで出ていたエストロゲンから妊娠を継続させるためのホルモンであるプロゲステロンに切り替わります。

このプロゲステロンは身体に水分を溜め込む性質を持つため、食べ物が便になる過程で水分を吸収しすぎてしまうのです。

また、生理前は腸の蠕動運動が控えめになるため、便意が起こりにくくなるというのも便秘に繋がる理由です。

 

私は、生理開始日前後に必ず下痢をするので、便秘が続いていると下痢パートに移った時に大変なことになるのです。だから、生理の前は水をたくさん飲んで、乳酸菌飲料を飲んで、それでも出にくいと思ったら、酸化マグネシウムの錠剤(便をやわらかくする薬)を飲んで出しやすくしています。

 

胃腸が弱くなる

生理前、特に直前の数日間は、いつも通りの量を食べても胃がもたれたり、いつもと同じコーヒーを飲んだだけで胸焼けするようになります。

そして、この前まで便秘していたと思ったら、それが一気に下痢に変わる……。これは、子宮を収縮させる「プロスタグランジン」という物質がついでに胃腸も収縮させているのだそうですよ。

そして、コーヒーに含まれるカフェインは胃への刺激が強いだけでなく、全身の血管を収縮させるために胃腸の痛みを出しやすくなるのだとか。

 

この不調に対する直接的な対処法は、お腹に優しいものを食べる、コーヒーを減らすことしかないように思いました。ただ、この不調はその前の便秘があるかないかでつらさがだいぶ違います。そのため、排卵後に来る便秘をなるべく解消しておくのが、その後の胃腸不良を和らげることにも繋がるのです。

 

頭痛がする

排卵後にはエストロゲンが減少し、それに伴いセロトニンという脳内物質も減少します。その影響で、脳の血管が拡張して頭痛を起こすのだそうです。

 

この対処法は、鎮痛剤を飲むというのが一般的ですよね。私も薬を飲んでやり過ごすことが多いですが、それと同時に心がけているのは、「頭を締め付けるものを着けない」ということ。

普段は髪が邪魔なのでヘアバンドやターバンで押さえることが多いのですが、これをしていると頭痛が強くなる気がします。また、ファッションでニット帽を被ることがありますが、これも頭痛を加速しそうなのでこの時期だけは着用を控えます。

 

肩こりがひどくなる

肩こりが出やすくなるのも生理前のこの時期。

排卵後のセロトニンの減少に伴い、自律神経が副交感神経優位→交感神経優位に移り変わります。それによって全身の血管が収縮しやすくなり、筋肉のコリを発生させてしまうのです。

 

私はデスクワークばかりですし、運動不足気味だということもあって、ちょっとの冷えや血行不良ですぐに肩こりが生じやすいです。この対処法は、鎮痛剤や湿布薬も良いのですが、身体を動かして無理やり血行を良くしてあげるのが一番効果がありました

身体を動かすと言っても、ジョギングや水泳などのハードなやつではなく、座ったままできるようなヨガやチューブトレーニングだけで十分でした。ヨガもチューブも、肩甲骨をほぐすための運動と銘打たれていたものが一番肩こりに効いたような気がします。

 

腰痛が出る

肩こりと同じく、腰痛も出やすくなりますよね。

これは肩こりのように全身の血管が収縮することも理由ですが、妊娠に備えて骨盤が開きやすくなるということ、そして前に出てきた「プロスタグランジン」が子宮だけではなく、その周辺の腰の筋肉にも影響を与えているせいもあるのです。

 

私はぎっくり腰体質なのですが、今までぎっくりとやってしまったのは大体生理前だったように思います。そのため、生理前は腰に優しくすることを常に心がけています。

腰に負担がかかる姿勢を長時間取らない、腰を締め付ける衣類(きつめのレギンスやタイトジーンズなど)を穿かない、そして毎日お風呂で温めて血行を良くする。

また、お風呂の後に腸腰筋(骨盤、背骨、大腿骨を繋ぐ筋肉)のストレッチをすると、より腰痛が軽くなります

↑このような姿勢で腰と太ももの付け根を伸ばす感じでストレッチするのが手軽でよく効きます。左右両方やりましょう。

 

喘息になる

私は喘息持ちで、生理前に発作が起きやすくなります。これは、プロゲステロンが身体をむくませ、気管支を狭くすることで起こるのだそうです。

 

こんな時の対処法は、大人しくしているしかありません。普段から予防薬を使っているので、それでも起こってしまう発作は止めようが無いのです。出かける時は気管支が刺激を受けないようにマスクをして、暖かい恰好をするように心がけています。夏場も羽織るものを持つことが多いですね。

本当はコーヒーなんかを飲むと応急処置になると言われていますが、前述の通り、この時期のコーヒーはお腹を壊すので、たくさんは飲めないんですよね。

 

イライラする・落ち込む・その他諸々

これ、少し前は本当に深刻でした。PMDDという名前だと知ったのはつい最近ですが、診察を受ければこの病名が付くのは間違いないでしょう……。

私の場合は、些細な失敗を思い出して落ち込む、些細な他人のミスが許せなくなる、TV番組やCMから勝手に自分の嫌な経験を連想して落ち込む……の繰り返し状態になります。

ひと昔前は生理前に必ず旦那と喧嘩するくらいの苛立ちようでした。

 

でも、今は落ち込んでも衝動的にならずに「そういう時期だからあと数日我慢しよう」と思えるようになりましたし、相手に嫌な点があっても「数日寝かせる」が基本になりました

また、旦那はこういう体質だと知っているので、「これから生理までイライラしやすいから!」と宣言すれば、余計なことを言ったり迷惑をかけるような行為を控えてくれるようになります。

自分がPMDDだと自覚があれば、誰かに極端に腹が立ったとしても、それを相手ではなく自分の問題として胸に収めることができるようになります。自分に迷惑をかける相手が悪いのではなく、それを受け流せない自分のせいだと思えると楽になります。

 

さいごに

他にも、「何でも臭く感じる」「腹が減ってしょうがない」「眠い」などがありますが、これらはアロマを焚いたり、ご飯を我慢せずに食べたり、寝たりすれば簡単に対処できます。

でも、痛みや苦しみに繋がるものはやはり我慢しきれないんですよね。

こんな時は薬が手っ取り早いのですが、薬を常用しすぎて効かなくなるのが怖く、なるべく自分でできる対処法を編み出すようにしています。

もし、同じ悩みを持つ人がいたら、参考にしてくれると嬉しいです。

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