PMSやPMDDと仕事の兼ね合いはどうするべきか考えた

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マイナス思考 仕事のこと
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フリーランスで仕事をしていると、気分が乗っている時は早朝から深夜まで執筆活動をしていても全く苦にならないのですが、逆に乗らないときは、記事のタイトルを空のテキストファイルに入力することすら面倒に感じてしまいます。

会社員時代は、気分が乗るとか乗らないとかで仕事量を変えるなんてことは許されないのが当たり前ですが、それが許されてしまうのがフリーランス。それゆえ、怠けたいときはどこまでも怠けてしまうのです。

当の本人も、「こんなことではいけない」とわかっているので、どうしても締め切りに間に合わないときは嫌でも自分に鞭を打ち、何とか仕上げるようにはしているのですが、やっぱり「乗っている」時よりもストレスが大きい。

この「乗る」「乗らない」の境目はどこにあるのかをじっくり考えてみると、女性が悩む「PMS」「PMDD」と関わりがありそうだということがわかってきました。

それを調べたうえで試してみた対処についてお伝えします。

 

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まず、仕事が乗らないときの状況を思い出してみた

まず、仕事が乗らないと感じたときの状況を思い出してみて、そこから分析してみることにしました。私が「乗らないな~」と思うタイミングは、

  • 体調が悪い(腹痛、頭痛が多い)

これは誰でもあることだと思いますが、例えばお腹を下してトイレと机の往復状態なのに、集中して文章を書くのは難しいですよね。また、頭痛が気になって無意識に休憩が多くなるというのもよくあります。

  • 食後すぐ

食後すぐは眠くなりやすく、集中力も途切れがち。反応性低血糖の気があるかもしれません。そんな時のデスクワークは作業の能率が格段に下がります。

  • 機嫌が悪い

旦那と喧嘩したとか、友達と喧嘩したとか。体調に問題は無いけれどただイライラしているという状態だと、文章の内容に入り込めないというか、すぐに現実に引き戻されてしまうというか。

  • 心配事が多い

「機嫌が悪い」と同じく、入り込めずに自分の考えに耽ってしまうことが多くなります。昨年あたり、身内が入院している間は本当に捗りませんでした。

  • なぜだかわからないが集中力が続かない

上記のような理由が無いのに、ただただ集中力が続かない。最初は理由がわからず「乗り気じゃない」で片づけていました。

  • クライアントの指示に疑問を感じている(自分の正義に反する内容の執筆依頼など)

これはプロ意識の欠如とも言えますが、やっぱり科学的根拠が怪しいものや、自分がするべきでないと思っていることを勧める記事の執筆は気が乗りません。

  • 周囲がうるさい(近隣の騒音、強風、豪雨)

我が家は子育て世代が多い住宅街にあるので子供が遊ぶ声くらいは慣れたもんですが、大人数で道路ドッヂボールなんかが始まると、うちの花壇へのダメージや壁への流れ弾などが気になってしまいます。また、風が強い地域なので、天候が悪いと思わぬものが飛んできたりして気が散ります。

 

以上のような理由のうち、自分の心身の不調が原因のものが多いことがわかります。クライアントや周囲の環境はパッシブな要因ですから、自分では防ぎようがありません。

 

心の不調はその原因を排除しても無駄だった

体調不良は体質的なものなので(風邪や怪我は別として)対症療法しかできず、根本的な治療は難しいものばかり。なので、身体の調子が悪い時は大人しく休むことに決めました。

ですが、心の不調が原因で仕事が捗らないのはただ「甘え」ではと思い、それを解消するためにはどうすればいいかを考えました。

 

悩みやイライラを解消すれば仕事が捗るのかと思って、仲が険悪になった相手と距離を置いたり、逆にこちらから謝って揉め事を解決したりしましたが、これは無駄でした。

距離を置けばずっと相手に対しての嫌悪感が募りますし、謝っても「相手が怒っているのでは」という疑念が沸き上がり続けます。

また、ある時気付いたのが、「誰かに何かされなくても自分で勝手に悩みの種を見つけてくる」ということ。過去の嫌なことを思い出したり、いつもなら気にしないような相手の態度が気に障って腹を立ててしまったりするのです。

と、いうことは、集中力を乱す要素を全て排除しても、次から次へと新しい敵を自分で用意してしまうということです。こんな無駄な努力ってありませんよね。

 

そして気付いたのが、自分で悩みの種を見つけてくる時期は偶発的なものではなく、ある条件を満たす時期に必ずやって来るのだということ。

それこそが生理前。生理前の気分の不調は明らかに仕事に悪影響を与えていて、過去の納品履歴を見ても、この時期は作業の能率が低下しているということがわかります。

 

排卵後~生理までの間は、セロトニンが少ないらしい

いわゆる「PMS」「PMDD」が起こる時期、排卵後から生理の前、その中でも特に生理前の1週間は腹痛や頭痛も起こりやすく、一日に1記事も書き上げられないという状況になることが多いと気付きました。

 

私は昔から生理前には気分が落ち込みやすく、恥ずかしながら他人の発言も曲解して受け取ったり、ありもしない悪意を疑ったりしてしまうほどの重症だった時期もありました。このような雑念に囚われると、クリエイティブな作業(文章書きも含む)が本当にできなくなってしまいます。

この生理前の精神的不調の原因は不明だそうですが、排卵後、エストロゲンが減少することに伴い、幸せホルモンであるセロトニンも減少してしまうせいでうつ状態になってしまうという説が有力とのことです。

生理前に分泌されるプロゲステロンが血糖値を上がりにくくするのも心の不調を引き起こす原因らしいですね。食後に眠くなりやすいのも生理前です。

また、自律神経が乱れやすくなり、集中力が続かなくなることもあるとか……。どれもこれもバッチリ心当たりがあります。

 

このことから、心的な不調を改善するためには悩みの種を無くするのではなく、セロトニンを増やし、自律神経を整えて悩みを悩みと思わなくするというアプローチが正解ということになりますね。

 

しかし、妊娠するかもしれないと思っているうちは薬を飲むのはどうか

PMSの中でも特に精神的な方、PMDDに関しては精神科、診療内科、婦人科の診察を受け、薬でコントロールするのが定番の改善方法です。薬としては、抗うつ薬や低用量ピルが用いられますが、(可能性は低くても)妊娠を考えているうちは飲めないですよね。少なくとも40歳までは……。

そして何より、PMS、PMDDは月経がある間のことですから、一生続くわけではないと思えばそれほどつらくはありません。

元々、私の生理前の気分の不調は、怒りっぽくなるとか落ち込みやすいという程度のもので、自傷や他者への攻撃など、社会的な問題行動に繋がるものではないと思っているので、自分で「こういうものだ」と思えればそれで解決なんですよね。

 

ただ、困ってしまうのはやはり仕事が進まなくなることです。捗る時は周囲に「この短時間でよくこれだけ書けるね」と言ってもらえるくらいのペースで書けるのに、ダメな時は全くダメだという落差に自己嫌悪してしまうのです。

 

結局、生理前は仕事を減らすことにしてみた

結局私がとった対処法は、「生理後は馬車馬のように働き、生理前~開始直後までは仕事を減らす」ということです。

 

現在は生理周期が安定しているため、アプリなどに生理日を記録してれば排卵日や次の生理予定日がわかります。これに従って予定を立てるようにしました。

例えば、今まではひと月に60記事書くなら一日2記事としていたものを、生理開始4日目(この頃に生理痛が無くなる)~排卵3日後の半月は一日3~4記事、残りの期間は二日で1記事、というようなメリハリのある働き方に変えました。(これは例えで、仕事量はクライアントからの依頼数によって変化します。)

余程のことが無ければ「明日までに書き上げて!」というような急な仕事を承ることは無いので、こんなペースでも締め切りに間に合わせることができます。

フリーランスだからこそできる働き方ですが、こうすることでかなり仕事への心持ちが楽になりました。

 

生理後にたくさん働いて次の生理前に仕事を減らすメリットとは

メリットとしては、

  • 「この日は頑張らなくて良い」と決めることで、仕事があるのに手に付かないという罪悪感から逃れられる
  • 生理後の時期は感受性が上がるうえポジティブ寄りの心持ちになるため、品質の良い記事ばかり納品できる
  • 心が落ち込みやすい時期に楽しいことに専念できる
  • 何も予定が無くてもゆっくり体を休めることができる

などがあります。

もちろん毎日同じだけ詰め込んで働いた方が収入は上がりますが、それではいつかこの仕事自体が嫌になってしまうと思うんですよね。少しでも長く続けるために、余力を残しながら働いた方が良いと思った結果の選択です。

 

さいごに

余談ですが、こんな働き方をしていると自分の生理周期がカレンダーになってしまい、暦の休日に全く興味がなくなってしまうんですよね。夫も暦の休日の影響を受けない仕事をしているので、外出はいつも平日になります。

先日も外が騒がしいと思ったら、いつの間にかGWに突入していました(笑)

 

でも、暦通りではないお休みをとるスタイルは、土日の混雑を避けて出かけられるという良さがあります。

土日は行列のお店に並ばずに入れる楽さや、平日限定のランチを食べに行ける喜びは会社員(暦通りのお休みでした)時代にはありませんでした。

こんな時は、心の底から「フリーランスという選択肢を見つけて良かった」と思うのです。

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コメント

  1. りこ より:

    私もまさに仕事とPMDDとの兼ね合いについて悩んでいて、こちらに辿り着きました。
    妊活はしていませんが、新婚で妊娠を希望しています。
    フリーランスになりたくても、産休育休中のお金を考えると、このまま働くように言われています。
    yurukurashi様のご主人は、フリーになる際、どうだったのでしょうか。なかなか一歩を踏み出せず、欠勤が続いて会社をいつクビになるかに怯える私の、参考にさせていただけますと幸いです。

    • yurukurashi より:

      りこ様

      コメントありがとうございます。

      また、複雑な心中をお話しして下さってありがとうございます。

      私の場合は、月経過多による貧血、PMSなどが重なる中、もう少し頑張らなければと無理する私を見て夫が「やめたら?」と言ってくれたために退職しました。
      当時の私は冗談じゃなく身体を壊して死にそうに見えたらしいです。
      死なれるくらいなら生活の余裕が減ってもいいから、楽しく元気に暮らしてほしい、とのこと。

      その後は少しの間専業主婦をして妊活に勤しみましたが、結局不妊治療しなければいけないことがわかり、不妊治療費用で貯金を目減りさせないためにフリーという道を選んだ流れです。
      夫にフリーで仕事をすると言ったときは、「やりたいならやってみなよ」と、特に反対されませんでした。そもそも収入を当てにされていなかったので、いくら稼ぐのが目標とか、いくら家に入れるとかは話し合っていません。

      うちの夫は妻に家にいてほしいタイプだったので専業主婦になることも在宅で働くことも歓迎してくれましたが、今の時代は全ての男性がそうではないと思いますので、理解してもらうのは難しいかもしれませんね。
      しかし、欠勤するほど重い体調不良を抱えているなら、「クビになっては本末転倒だから職替えしたい」と、転職後の具体的な家計のプランを立ててプレゼンしてみてはいかがでしょうか。

      婦人科の先生によると、人によりますが、精神的に煮詰まっていると妊娠しにくくなる傾向があるそうです。
      子供も収入も両方得たいということであれば、フリーランスも含め、りこさんの体調に合った働き方をしながら妊活するのが一番だと思います。

      何の参考にもならなそうなお話しかできず、また、無責任に思われたらすみません。

      まずは毎日を憂いなく過ごせるようになることを願っております。
      お大事になさって下さいね。

      • りこ より:

        お返事ありがとうございます。

        とても参考になり、また、勇気をいただきました。

        私はこれまで、夢やキャリアアップのために数回転職をしているので何の抵抗はないのですが、主人は一度も転職せずに頑張っていることもあり、仕事に対する考え方で双方が納得するには相当時間がかかりそうです…

        PMDDでも仕事ができるように調整できればいいのですが、そんなに甘くなく…

        私らしい働き方をもう少し探してみます。
        ありがとうございました!

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