デトックスウォーターの疑問!あれ本当に身体にいいの?

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ダイエット
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まあ、なんておしゃれ!

と、いうことでデトックスウォーターのお話です。

先日行ったとあるお店でデトックスウォーターをお冷代わりに提供されました。あれ、見た目はおしゃれで素敵なんですけど、絶対に健康効果は少ない、もっと言ってしまえば「無い」と思うんですよ。

だって、デトックスウォーターの作り方を紹介しているサイトの説明には、そもそも矛盾が多いんです。

暑い季節は特に危ないデトックスウォーターへの疑問についてお話しします。(賛成派の人は読まない方がいいかも!)

 

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そもそもデトックスウォーターとは

デトックスウォーターとは、お水に切った果物、野菜、ハーブを漬け込んだ飲料のこと。メイソンジャーなどのおしゃれな瓶に入れると野菜や果物の彩りが良く、SNS映えするということで流行したようですね。海外セレブも愛用しているとか……。

入れた具材の栄養素が水に溶け出すというのが売りで、紹介サイトでは「飲むだけでダイエットできる」とか「夢のようなアイテム」とまで書かれています。

でも、そんなわけないんですよね。そう思う理由についてご説明します。

野菜や果物のビタミン、ミネラルが補給できる……?

水に漬け込むだけでビタミンやらミネラルが補給できると言われています。確かに、僅かなミネラルと水溶性ビタミンに限っては摂れないこともないでしょう。

でも、考えてみて下さい。潰すわけでも加熱するわけでもなく、野菜やら果物をぶつ切りにして水に漬けるだけで、その食材が持つ全ての栄養が水に溶け出すか?というと、そんなわけありません。「水溶性食物繊維が溶け出す」という説明も見かけますが、水溶性食物繊維は食材から切り離されず、それらにくっついたまま水を吸うだけだと思います。

そもそも、よく見かけるレシピでは、2リットルの水にオレンジやグレープフルーツ1個ずつ、きゅうりやレモンのスライス少々、ハーブ……というようなものが多いです。

でもね、これだけの量の野菜と果物を一日に食べたって、水溶性食物繊維は1.0gにも満たないんですわ。汁だけでなく、実も食べてこの程度だと考えると、水に溶け出すのはどの程度かがわかりますよね。

恐らく、水溶性ビタミンの筆頭であるビタミンCと、利尿作用があるカリウムを摂取することができるということも売りなのだと思いますが、これらだって全て水に溶けているわけがありません。正確な数値まではわかりませんが、少なくとも栄養計算の基本では、煮汁や漬け込み汁にはほとんど栄養が溶け出していないものと考えます。

そんなにビタミンやミネラルが摂りたいなら、具にする野菜や果物をそのまま食べればいいじゃない!きっと、水に溶け出す量の何倍もの栄養素が摂れるはずです。

 

何回か水を継ぎ足して作れる……?

言うほど栄養が摂れないのに、一度漬けたらその果物は捨てなければいけないの?勿体ない!という人も多いはず。でも、デトックスウォーターの宣伝サイトでは、24時間以内なら何度か水を継ぎ足して作れると説明されています。それ以上時間を置くと腐るからですって。

一番煎じでも栄養の滲出は期待できないのに、二番、三番になると、どうなってしまうのでしょう?もちろん、具は水でふやけてパンパン、もしくは崩れて濁りを生じさせています。見た目も汚いし、栄養も無いし、そして何より、一番煎じよりも味が悪くなっているでしょう……。

大体、飲み切ったからと水を注ぎ足して、すぐに味が水に移るかと言うとそんなことはありませんよね。水出し麦茶だって数時間は置きます。レシピによっては「最低2時間置く」と書かれていますが、それでも味が移るかと言えば怪しいもの。

そして、一回に2リットル作るとして、作り足ししたら一日に何リットル飲むんだよ!というツッコミを入れたい。具の消費期限は24時間なのですから、少なくとも作り足した分もその日のうちに飲み切らねばならなくなります。

結局、具は一回で捨てることになるってことですよね。そう考えるとやっぱり具だけで食べた方が良い。

 

ただの水よりも飲みやすくなる……?

100歩譲って、栄養は期待できなくてもただの水より飲みやすくなるからいいじゃん?という人もいます。まあ、これは好みの問題ですよね。

ただ、私は個人的にはただの水の方が美味しいと思いました。

(仕事で記事を書く必要があったので)自分で作って飲んだ感想は、「100%ジュースを飲んだ後のコップに水をたくさん入れて飲んだ味」という感じ。それよりも薄いかも?ちなみに、先日飲んだお店のものも全く同じ印象でした。

つまり、ただの水が大嫌いで、何かしらの風味を付けないと厳しいという人には良いかもしれません。でも、それだったら麦茶の方が飲みやすいと思うのですが……。

これだけは言えるのが、「ジュースには程遠い味」ということ。味わうためのものでは無いと思った方が良さそうです。

 

ダイエットのためには常温の水が良いのでは……?

そして!私が最大の矛盾を感じているのが、「ダイエットのために水を飲むなら、常温が推奨されているのではなかったか?」ということ。

運動の後、お風呂の後にキンキンに冷えたお水を一杯飲むのは美味しいですが、一日中氷水を何杯も飲むのは、夏場でもきついんではないでしょうか?氷水大好き!という人だとしても、冷たい飲み物ばかり飲むと身体が冷えてダイエットには逆効果になりますよね。

でも、巷のデトックスウォーターのレシピは、どれも冷蔵庫保存、氷と一緒に漬け込むようなものばかり。これは、美味しさもありますが、衛生的な観点が大きいのでしょう。

これ、おかしいですよね。「ダイエットのためにビタミンやミネラルが溶け出た水をたくさん飲もう!」なら、常温にして飲むことをすすめるべき。

そして、「ダイエットなんて関係なく美味しい水を冷やして飲もう!」なら、もっとまともな飲み物がたくさんあるはずなんです。麦茶とか、ルイボスティーとか。常温のデトックスウォーターは、まずいことこの上ないですよ~。

 

デトックスという言葉はなぜ付いた?

そもそものそもそもですが、デトックス、つまり毒出しという単語すら適切かどうかわかりません。

お水をたくさん飲んでデトックスするということは、昔から言われていますよね。でも、デトックスウォーターを飲むことで、ただの水を飲むよりも高い毒出し効果があるとはどうしても考えられないんです。

ただの水なら一日にコップ一杯しか飲めない→デトックスウォーターなら一日に2リットルはいける!という意味で、こちらの方が毒出し効果が高いから「デトックス」ということなら、まあ間違いではありませんよね。

でも、同じ量を飲むと考えると、効果に大差は無いと考えるのが自然です。

 

セレブの美容法を実践することでセレブの美貌を手に入れられるわけではない

と、まあ、いつもより辛口なことをたくさん書いてきましたが、要するに、「おしゃれ(持っていると、または実践しているとカッコいい)」と「マジな美容健康法」は基本的に両立できないものというのが私の持論です。デトックスウォーターはその最たるものだと思ったので、黙ってはいられませんでした。

大体ね、デトックスウォーターもスーパーフルーツも、ココナッツオイルやらローフードやらもセレブ発信だからと流行しましたが、それをやっていればセレブのような美しさを手に入れられるわけではありませんよね。元々美しい人だったり、エステやトレーニングにお金をかけているからこそのあの美貌なのです。

超辛口ですが、「やってるだけでセレブっぽい、カッコいい!という動機で始めること自体がダサい」ということは考えないのかなと思います。

 

このようにクドクド書きましたが、言いたいことはただ一つ。

美容や健康のためには何でもやってみるという意気込みも大切ですが、その根拠にちゃんと焦点を当ててから行うべきだと言いたかったのです。

本当はライスミルクやらジャーサラダ(もうやっている人いないか)なんかも「どうなのよ?!」と思っているのですが、それはまたおいおいお話しさせて頂こうと思っております。

この記事を読んで不快な思いをされた方がいたら、ごめんなさいね。

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