気管支喘息を悪化させないために気を付けていること

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2歳の頃から小児喘息を患っています。

子供時代は夜中に救急病院に行くほどの大発作が頻繁に起こっていましたが、大人になった今ではそんな大きな発作には襲われずに済んでいます。

それは、薬が良くなったことや、成長に伴い身体が丈夫になったことなどもあると思いますが、一番は経験により「どうすれば発作が起こるのか」がわかるようになったということがあると思っています。

今回は、喘息と30年以上付き合っている私が発作を起こさないために気を付けていることについてお話しします。

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大人の喘息は完治しない人が多い

喘息というものは、元々「喘息体質」を持つ人が、特定のアレルゲンや気温差、タバコの煙など様々なものに刺激を受けることで起こります。気管支に刺激が加わると粘膜が腫れ、呼吸が苦しくなったり咳が出たりします。これが、いわゆる「発作」というやつです。

大人になるにつれて喘息が治らなかった人は、その後の完治は難しいと言われています。子供から大人になるまでに完治する人が5~7割もいるのに対し、大人になってからの完治の例は1割にしかならないのだとか。

そのため、私が通院している病院では根本治療を目指すことはせず、発作を起こさないための予防的治療や生活習慣の指導以外は行っていません。

たぶん、私はそれほど重症ではないということも、根本治療をしない理由だと思います。

気を付けること(1)薬を忘れない・切らさない

以上のように治らない喘息ですが、薬さえ適切に使えばまず発作は起きません。ひと昔前は、発作を鎮める薬で対症療法していましたが、これだと身体への負担が大きいのだそうです。今では発作が起きていないうちにステロイド系の薬などを使って、気管支に炎症が起きないようにするのがメジャーと説明されました。

私が使用している薬は「アドエア」というステロイド系吸入薬で、発作が無くても毎日欠かさず吸入することで発作を起きにくくするものです。

これを使っている間は本当に自分が喘息持ちだということを忘れるほど楽なのですが、楽過ぎて薬を忘れると、すぐにちょっとしたことで発作が起こるようになります。

つまり、喘息を目覚めさせないためには薬を忘れず使うこと、そして、切れる前に病院で追加の薬をもらうことが一番大切なのです。

気を付けること(2)空気の悪いところに長時間いない

空気が悪い環境にいると、薬を適切に使っていても発作が起きます。

例えば、タバコの煙が充満しているところ、ホコリっぽいところ、排気ガスが凄いところ。

タバコの煙に関しては、非喫煙家庭なので家にいる分には心配ありません。飲食店は禁煙席があるところを選ぶようにしています。

ホコリについては掃除を頑張っています。また、適度に換気するようにもしています。

排気ガスも、交通量が多いところを歩くくらいなら問題無し。トンネルの中を散歩したりしなければ大丈夫です。

ただ、今問題となっているpm2.5は喘息に悪いと言われています。「今日はpm2.5が多いせいで喘息になったな」という自覚は無いものの、外に出て苦しいと思ったらたくさん飛来している日だったということはありました。

これを予防するために、車移動をしないときはマスクを着用するようになりました。

また、私は蚊取り線香でも発作が起きます。そのため、あの香りを嗅いだら警戒する癖がついてしまいました。

気を付けること(3)寒暖差の激しいところに気を付ける

発作を起こすのは汚い空気だけではありません。寒いところから急に暑いところに移動したり、その逆によって気管支が刺激を受け、発作を起こすこともあるのです。

特に気を付けたいのが、暖かい室内から真冬の外に出た時。

こんな時は必ず苦しくなってしまうので、マスクをして冷気を直に吸い込まないようにするなどの配慮をしています。

気を付けること(4)激太りしないようにする

急に太ると喘息発作が起きやすくなると言われています。これは私も体感的にそう思うことが多かったです。

でも、太りやすくなる喘息の薬の話は聞くけれど、太ると発作が起きるという話の科学的根拠はいまいちわからないままなんですよね。

また、健康的でない痩せ方(病気で寝込むとか)をしても、発作が起きやすくなる感じがあります。これは単純に体力が落ちているだけかもしれません。

気を付けること(5)激しい運動をしない

子供の頃は、体育の授業に制限があったもんです。動きが緩やかな体操や休み休み行える球技なんかは問題無いのですが、やはり長距離走はできないものとされていました。(小、中では自分で言わなくても免除枠だったので、きっと親から学校へ申告があったのだろうと思っています。)

大人になると、自分が望まなければマラソンなんかする機会が無いのですが、バスや電車に遅れそうだからと全速力(喘息だけに……)で走ったりすると、その後大変な思いをします。

ですから、何かに遅れそうだとしても走らない、無理をしないをモットーとするようになりました。

でも、性格的に自分のせいで周囲に迷惑をかけることも、「病気があるんだから仕方がないじゃない」というのも嫌なので、移動の類はギリギリにならないように、早め早めでするようにしています。

気を付けること(6)生理前は大人しくする

生理前、いわゆるPMSの症状にも気管支喘息があります。生理前はホルモンの働きで身体がむくむため、気管支も狭くなりやすいんですね。

私は喘息に限らずたくさんのPMS症状が出てしまう体質なので、生理予定日の一週間前は無理をしないように心がけています。

空気の悪さもお酒も、体調が良い時期なら薬のおかげでちょっとは耐えられますが、弱っている時期は本当に苦しくなってしまうものなんですよね。

しかも、予防薬を使っても起こる発作は、発作を抑える薬で処置しても治まらないという怖さがあるので要注意なのです。

気を付けること(7)季節の変わり目・台風の季節は大人しくする

生理前と同じく、季節の変わり目や台風の季節に発作が起きやすくなる傾向があります。これは、暖かくなると空気中に塵が舞いやすくなり、寒くなると身体が冷えやすくなって起こるということなのでしょう。

また、台風が近づくと発作が起きやすくなるというのも昔から言われていますよね。こちらは気圧の変化が呼吸器に影響を与えているという説が有力のようです。

この季節にできることは、やはり大人しくするしかありません。元々活発に動き回る方ではないので、普段通りに過ごしていれば問題無いのですが、たまに人に誘われてアウトドアに励んだりすると、「やっぱり駄目な季節だった……」と後悔することが多いです。

気を付けること(8)風邪を引かない

風邪は喘息発作を誘発します。風邪ウイルスは喉の炎症を起こし、それが気管支にまで広がってしまいます。

そのため、ただの鼻風邪でも発作が起こってしまうのです。しかも、こちらも発作を止める薬が効かない厄介なやつなので、風邪が治るまで大人しくしているほかないのです。

たかが風邪でも呼吸が苦しいのはかなり不自由なので、そもそも風邪を引かないようにするのが一番です。

うがい、手洗い、身体を冷やさない、そして疲れを溜めないなど、一般的に知られている風邪予防策は欠かすことができません。

気を付けることが多すぎるけど、普段は気を付けていることも忘れている

これだけ書いていて気付いたのが、「気を付けること多すぎるわ!」ということ。でも、普段は意識しないでやっていることばかりなんですよね。

やっぱり2歳からの付き合いですから、喘息が身近にあるのが当たり前なのです。

今まで健康人を羨んだことが無いわけではありませんが、発作を起こさないためのライフスタイルを恨んだことはありません。

きっとこれからも、自分にとって楽な暮らしを送るために、発作を起こさないように注意して生きていくのだと思います。

 

ということで今回はここまでです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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