こちらの記事にて、ニット作家黒ゆきこ先生の名著「黒ゆきこのフェアアイル・テキスト」が読みたくて、でも廃刊本のために入手が困難だという話を書きました。
そして復刊ドットコムというサイトに辿り着いて復刊を待ち望んでいる……というのが前回のあらすじ。
復刊ドットコムの「黒ゆきこのフェアアイル・テキスト」の投票ページは頻繁にチェックしているのですが、300票から票数が伸びない……。
私の中では、編み物シーズンも終わりに差し掛かり、世間の興味も薄れてきたかな?と諦めの雰囲気が漂っていました。
しかーし!ある日Amazonをチェックすると、福岡県のある古本屋さんから、4950円という破格のお値段で中古本が出ているではありませんか!
美品でなくても7000円前後が相場と思っていたので、これは安い(でも定価よりはもちろん高い)と思い、さっそくポチって買いましたよ!
福岡県からレターパックではるばる届いた
書籍そのものは4950円ですが、送料がかかります。
貴重な本だし、福岡→北海道という長距離なので、かなりの送料が発生することを覚悟していました。(実際、ヤフオクに出品されていた同書籍は送料が1000円くらいに設定されていた)
ですが、今回利用したお店は全国一律送料257円。しかも、追跡できるレターパックライトでの発送だったので安く確実に届けてくれました。
ちゃんとプチプチに包んでから専用封筒に入れるという丁寧な梱包なのもありがたかった。
注文した翌週には届く
さて、到着した本。
Amazonの説明ではコンディションは「良い」とのことでしたが、なんせ相場よりも価格が安い。
もしかしたら汚れとかあるかも……と心配していましたが、全くそんなことは無く。
目立った日焼けなども私が見る限りはわかりませんでした。
確かに角に折れやかすれがありますが、これくらいは立ち読み客が多い本屋で新品を買ってもあり得ること。
4950円なのがとても安く感じるほど、十分な品質でした。
でも定価は2000円。金銭感覚が狂っているか?
内容はとてもわかりやすいが、他の書籍と違う点も
著作権の問題などもあると思うので中の画像は撮りませんが、前半がカラーページで作品の紹介と基本的な作品の手順、後半がモノクロページで応用作品の手順となっていました。
サイズの割り出し方や変更の仕方などもかなり詳しく書かれていて、ページ数の割に充実した内容です。
また、目数マーカーをこの位置で付けるとか、輪編みがねじれないようにクリップで留めるとか、失敗しないための工夫も盛りだくさん!
既に持っている方が強くおすすめする理由がわかりました。私も他の人に強く勧めてみよう……。
フェアアイル本はいくつか持っていますが、この本と他の本の違いとしては、3号、2号編み針を使用していること(私が持っている本は4号、3号針で編むものが多い)。
そしてシェットランドヤーンを使うフェアアイル編みでは必要ないとされている糸端の始末が必要と書かれていること。
と言っても特殊な技法ではなくフェアアイル以外でも用いられる、「裏の渡り糸に絡める」というやり方ね。
使用する毛糸はほとんどが他の本でもよく見る「Jamieson&Smith」の2plyジャンパーウェイトですが、ナチュラルカラーの毛糸を使った一部の作品のみ「shetland2000」というものを使用しているようです。
shetland2000という毛糸は初めて聞きました。Jamieson&Smithを取り扱うお店の商品一覧に「ナチュラルヤーン」という名前、色番が200×番という毛糸があるので、このことかな?
せっかく欲しかった本を手に入れたのだから、最初に編む作品はちゃんと指定の毛糸を使いたい。
今編んでいるものが片付いた後になりますが、Jamieson&Smith毛糸の取扱い色数が多い「ユーロジャパントレーディングカンパニー」で購入する予定でおります。
送料がとっても高いんですけどね。
いつになるかわからない復刊を待てないなら、中古で購入を
今回は運よく安いお値段で良品を購入できましたが、現時点では中古品の最安値で8800円。
でも、今後もっと安いものが出てくる可能性もあるので、欲しい方はチェックを!
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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