しなびた紫キャベツで羊毛を染めてみる(ミョウバン先媒染)

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羊毛を入れる 手芸
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紫キャベツ

昨日ビーツで羊毛を染めてみてかなり楽しかったので、今日も家にある素材を染料にして羊毛を染めてみます。

本日使うのは、紫キャベツ!これはクリスマス料理のサラダに使うために買ったのですが、表面の3~4枚を使ったまま年末年始を経過してしまい、ちょっと鮮度を落としてしまったのですよね。

普通のキャベツなら多少しなびても煮たり炒めたりして食べますが、紫キャベツの場合は使いにくいので、いっそのこと染料として使います。

 

前回は染料に浸した後に媒染する「後媒染」を用いましたが、今回は染める前に媒染する「先媒染」でやってみます。

媒染剤は昨日と同じく焼ミョウバンです。

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紫キャベツで白い羊毛を染める

紫キャベツのアントシアニン色素は、酸と一緒になることで鮮やかに発色します。

梅酢に紫蘇が触れると鮮やかになったり、紫キャベツの酢漬けが鮮やかになったりする原理ですね。

今回は大掃除で残った非食用クエン酸とキャベツを一緒に煮てみます。

クエン酸

使用した材料は、白のシェットランド羊毛70gに対して紫キャベツ300g、クエン酸25gに水を2.5リットル。先媒染用のミョウバンは3gを水1.5リットルくらいに溶いて使用しました。

  1. 鍋に焼きミョウバンを入れ、1.5リットルのぬるま湯で溶き、ぬるま湯で湿らせた羊毛をしっかり浸す。
    先媒染
  2. このまま弱火で火にかけ、沸騰後30分くらい加熱し、そのまま冷ます。冷めた後も3時間くらい置く。(染色用の鍋が一つしかないので、粗熱がとれたら洗面器に移しています)
  3. 羊毛を媒染している間、紫キャベツをざく切りにし、水1リットルとクエン酸を加えて弱火で30分ほど煮出す。
    煮出し

    くたくた
    クエン酸の力で赤みがかっています。キャベツはトロトロになってしまいました。
  4. キャベツを全てこし取り、染液に水1.5リットルを加えて30~40℃くらいにする。ここに媒染を終えた羊毛を絞って入れる。
    羊毛を入れる
  5. 弱火にかけ、沸騰したら30分ほど煮て、染液に染めたまま冷ます。
    染める
  6. 完全に冷めてから4時間くらい経過しました。羊毛を持ち上げて色を確認すると、淡いピンク色。ちゃんと染まっているのかしら……。
    ピンク
  7. 本当は一晩置くのが理想のようですが、4時間経過の時点でもう引き上げてしまいます。せっかち……。
    ぬるま湯で赤い汁がしみ出さなくなるまで洗い、軽く絞って干して完成。
    洗う

干しあがったものは、こんな色になりました。
ピンク

真っ白ではない、淡いピンク色に染まりました。ビーツよりは素材に近い色味になりましたが、思ったよりも薄くできてしまった。

もっと長時間染液に漬け込んでおいたり、二度染め三度染めすれば濃い色にできたかもしれない。

一緒に入れるクエン酸の量も関係しているかも?

 

そしてやっぱり酒石英を使わないことにより、白かった状態の羊毛よりもごわついた仕上がりになってしまいました。

こちらもそのうち紡いで毛糸にする予定です。が、このごわつきなら羊毛フェルトとかにした方がいいかもしれない。

家中がキャベツ臭くなりました

お腹におさめるのとは違う形ですが、しなびた紫キャベツが無駄にならなくて良かったです。

しかし、キャベツを始めとするアブラナ科の野菜は、煮すぎると臭みが出やすいんですよ。

だから、今家中がキャベツ臭いです。(羊毛には残りませんでした)

 

ウコンも紅茶もコーヒーの出がらしもあるのでまた羊毛を染めてみたいのですが、既に白い羊毛が切れかけています。

編み物用にストックしているメリノ白はあるのですが、勿体なくて使えない……。いや、シェットランドも安いものではないんですけど。

そのうち安めの白羊毛を買い足せたら、また染色をやりたいと思います。

 

ということで今回はここまで。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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