手芸 染色

ボルシチの残りのビーツの皮で羊毛を染めてみる(ミョウバン後媒染)

投稿日:2019年1月4日 更新日:

断面

昨日ボルシチを作ったことを報告しましたが、驚いたのはその色素の凄まじさ。

これをただ食べるだけではもったいないのでは……と思い立ち、家にある羊毛を染めてみました。

手紡ぎや手編み、手織りはいくらか心得がありますが、染色は初めて。

年始で時間もあるし、家にある材料や器具でやってみました。

※プロの方や、趣味の範囲でも慣れている方から見れば常識外のところもあるかもしれません……。

広告

ビーツの色素で羊毛を染めてみる

染め道具

家にある材料というのをコンセプトにしているので、染料はもちろんビーツ(皮の部分)。

羊毛は手紡ぎ用に買った白いシェットランド羊毛のスライバー、媒染は漬物用に買ってあった焼きミョウバンを使います。

器具は、手芸用の洗面器と使ってないホーロー鍋。ミョウバンもビーツも食べられる素材ですが、やっぱり料理用と一緒にはできないですね。

 

今回、羊毛は70g、ビーツの皮は200g(あるだけ使った)、焼きミョウバンは水1リットルに対して4g使いました。

 

媒染のタイミングは先媒染と後媒染がありますが、今回は後媒染で。しかし後から調べると、羊毛は先媒染の方が良いとされているとか……。

 

  1. まず、ビーツの皮を拍子木ぐらいに切ってホーロー鍋に入れ、かぶるくらいの水で30分くらい煮出します。
    煮出し
  2. ビーツのみを取り出し、水をさらに1リットルくらい加えてぬるま湯(30℃~40℃)の温度にし、水で湿らせた羊毛を入れ、弱火にかける。
    水を足した

    羊毛を入れる
  3. 沸騰後20分くらい煮て、火を止めてそのまま冷ます。ここでちょっと持ち上げてみる。思ってたのと違う色に……。
    持ち上げ
  4. 冷ましている間に媒染液を作る。ミョウバン4gを洗面器に入れ、1リットルのぬるま湯に溶く。溶けにくいのでひたすら混ぜる。
    ミョウバン水
  5. 完全に冷めた羊毛を取り出し、染液を絞って軽く水洗いして、媒染液入りの洗面器に入れ、液にしっかり浸る状態にして15分置く。
    媒染
  6. 水洗いして媒染液を流して、絞って干して一度染め終了。
  7. 【ここから二度染め】ビーツからまだ色が出そうなので、鍋に残った染液にもう一度ビーツを入れて煮出す。
    二度だし
  8. 二度出しした液を冷まし、媒染した羊毛を絞って入れ、弱火にかけて沸騰させて30分煮る。
    二度染め
  9. 煮たらそのまま完全に冷まし、染液を洗い流して絞って干す。

できあがった羊毛の色はこんな……。
染め上がり

左が一度染め、右が二度染め。

ボルシチの鮮やかな赤色とは程遠い。カラシ色です。

一度染めの方がピンクがかっているというか、色が渋い。二度染めの方は鮮やかなマスタードイエローです。

ビーツで染めたとは思えない色になりました。でも、これはこれで使えそう。

 

熱の変化に弱い羊毛なので、ちょっとゴワゴワした部分ができました。

本当は「酒石英」(←恐らく、卵白の泡立てなどに使う酒石酸と同じもののようです)で羊毛をリンスしてあげると質感の劣化が防げるらしいです。

 

出来上がった羊毛は時間がある時に紡いでみようと思います。

毛糸になったものはまたここに載せます。

草木染は楽しい

普段はナチュラルカラーの羊毛か、業者が科学的に染めた羊毛を紡いでいる私ですが、草木染もいい色に仕上がって、楽しいです。

しかも作業がそれほど難しくない!ミョウバンならやばい薬品というほどでもないし、染料はキッチンにあるものだし。

白の羊毛はまだたくさんあるので、次はまた別な染料で染めてみたいです。

今冷蔵庫にはしなびた紫キャベツがあるし、カレー用のウコンもたくさんあるし、玉ねぎの皮も料理すれば大量に出るし……。材料はいくらでもある!

 

ということで今回はここまで。

最後までお読みいただきありがとうございます。

広告

広告

-手芸, 染色

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

増し目から少し編んだ

もう春なのにブルガリアスカートに挑戦しています(2)

もう春になったのに、毛糸でブルガリアスカートを編んでいます。 編み始め~ウエスト部分~一目ゴム編みまではこちら   今回は、途中経過の報告です。 広告 Contents1 ブルガリアスカート …

2模様

手紡ぎ毛糸でフェアアイルクッションカバーを編む(2)

フェアアイル編みのクッションカバー、途中経過です。 前回は模様を1単位編んだところまでで終わっていました。 この続きから記録していきます。 広告 Contents1 フェアアイル模様のクッションカバー …

10

籐でつくる小物とバッグ10~12号 鉢カバー(1)

籐でつくる小物とバッグの10~12号掲載分の「鉢カバー」を作りました。 サイズ的には結構大物なのですが、透かし編みの部分が多いのでそれほど時間はかかりませんでした。 そうそう、最初に申し上げておきます …

アートヤーン

思いつくままにアートヤーンを紡いでみる

普段から糸車で毛糸を紡ぐことが多いですが、どれも細めで均等な、編み物(特に細い針での模様編み)に適した「真面目な」糸ばかり。 いわゆる「アートヤーン」と呼ばれる、遊び心のある糸を紡ぐことはまずありませ …

籐でつくる小物とバッグ 第3~4号「脚付きのパン皿」を作りました【前編】

前回に引き続き、デアゴスティーニの「籐でつくる小物とバッグ」の制作記録です。 今回は「脚付きのパン皿」。3号、4号と2号に分けて指導してくれます。 ちょっと長くなりそうなので、このブログでも前編後編に …

【運営者】yurukurashi

【職業】フリーライター兼業主婦

料理、食べ物、北海道情報をメインとしたブログを運営しています。

詳しい運営者情報はこちら

※当ブログの文章、画像の無断転載を固くお断りします。見つけた場合は法的な措置を取らせて頂きますのでご了承ください。

2019年3月
« 2月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031