前回はフェアアイルの試し編み、スワッチを作るところで終わっていました。
今回から、いよいよ本番に入ります。
手紡ぎ毛糸のフェアアイルブランケット(2)
作り目をする
今回作るブランケットは、本体を編んだのちに拾い目をして最後に縁編みをする作り方なので、作り目は別鎖で作ります。
その目数、300目以上!画像がどこかへ行ってしまいましたが、一模様35目×9マス+スティークの12目、そして縁4目の計算なので、331目も作ったことになります。
別鎖から331目を輪針で拾うことになりますが、今回も使用するのはaddiの3.25mm。長さは100cmです。
10段ほど編んだ様子がこちら。わかりにくいかな……。
まだ模様はしっかり出ていない状態。
これを編み進め、1ブロック分編んだ様子がこちら。
編み図は間違いが無いように、1~2段編むごとに赤ペンを引いて消していきます。こうすれば途中でやめてもどこから再開すれば良いかわかりやすい。
毛糸を紡ぎ足す
一ブロック編んだところで、毛糸が足りなくなりそうな気配です。
切りの良いところだったので、原毛から紡ぐことにしました。
前回もご説明しましたが、白はシェットランド羊毛、グレーはポルワスという羊の毛です。
札幌ファクトリー赤レンガ館にあるブリコルールというお店で、量り売りしています。
ポルワスは色々な色の毛がまだらになった状態で売られています。
これをハンドカーダーという拷問器具のようなものに挟んでとかし、繊維をほぐして均等にします。
とかした後↓
こんなふうに毛玉(ネップといいます)ができるのは下手くそな証拠。
下手くそですが、これをくるっと巻いて棒状にしてから紡ぎ車で紡ぎます。
紡いでいる様子の画像が無いのですが、紡ぎ終わるとこんな感じになります。
これを蒸して撚り止めし、玉にするとこんな感じに。グレー糸は玉にする途中で切れてしまい、二玉に分かれてしまいました。
白は85g、グレーは50g分紡ぎました。100gも無いのですが、糸が細いので結構な時間がかかります。
これで当面の毛糸切れの心配は無くなりました。
しかし、今回使用しているポルワスのような羊毛は、部分によってムラがあることがしばしば。羊の個体差もあるのかも。
今回は、前回の購入時よりも油が強く、糸紡ぎをしている最中に指がしっとりするほどでした。
色も前回とちょっと違うような……。
まあ、編んでいるうちに違いが気にならなくなることを期待して、一心不乱に編み続けていこうと思います。
模様編みに集中すると時間を忘れる
フェアアイルのような模様編みをしていると、単色で編むよりも手間がかかる分進行は遅いはずなのですが、集中力を使うせいかいつまでも飽きることがありません。
気付けば5時間くらい経過していることもよくあります……。
そのせいで本業が滞ることも……。でも、それだけ楽しいってことですよ。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます!
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