先日アースドリームのクラフト講習で頂いてきた羊毛を、自宅で洗ってみます。
アースドリームでは鍋にお湯を沸かし、そこに洗剤を溶かして羊毛を入れていたのですが、うちには非食用の鍋は小さなものしかないのです。
なので、講師の方が仰っていた、「洗濯機で洗う方法」を試してみたいと思います!
洗濯機でグリージーを洗う
洗っていない羊毛のことをグリージーと言います。
この羊毛は白いはずなのですが、洗う前はこんな色。これ全て汚れと皮脂です。
あと草とか糞とか土とか、とにかく色々なものが付いています。臭いは肥料の匂い……。
使うグリージーは500g。ここから1~2割は減るんだそうな。
これを洗濯機で洗います。普通の家庭用の洗濯機です。
ええ、普段の洗濯物と兼用です。神経質な方は嫌かもしれませんが私は気にしません。後で洗濯槽掃除するしね。
グリージーの汚れの大半は油分なので、なるべく熱いお湯を使い、純石鹸を用いて洗うと良いそうです。
まず石鹸を用意。粉石鹸があれば楽でしたが、無かったので部分洗い用の固形純石鹸。
これをカッターでフレーク状になるよう削る。意外と柔らかく、10分くらいであっという間に粉々に。
これを2掴み分くらい取り、洗面器に入れて熱めのお湯で溶かします。
そしてこれを洗濯機に入れ、あとは羊毛が浸かりそうな量のお湯を入れます。
温度は厳密にする必要は無いと言われましたので、60℃設定の給湯器のお湯+鍋で沸かしたお湯一杯分を入れています。70℃くらいになっただろうか。
ここに羊毛を投入!かき混ぜないように、沈めるようにずぶずぶと。
あっという間にお湯が汚水に!!脱衣場中に立ち込める羊の香り……。
このまま1時間くらい放置します。(講習では2~30分ほどでしたが、長くても問題無いようです)
洗濯機を使うと言っても、選択モードでぐるぐる回すわけではないのです。回すと羊毛が絡んでしまうんですって。
放置後洗濯槽のお湯を抜く。ちょっとつまんで持ち上げてみると……。
洗剤入りのお湯に通しただけでこれくらい汚れが落ちるんです。驚きの白さ!とまではいかないが……・
そしてお湯が抜けたら、新しいお湯を入れる。すすぎなので洗剤は入れません。お湯は60℃。温度差が羊毛をゴワゴワにさせるので、一度目に入れたお湯と近い温度にして入れるのがコツです。
30分放置して同様にお湯を抜く。
洗う前よりは白くなりましたが、講習で出来上がったものよりもまだ茶色い、と思ったので、すすぎは合計で3回行いました。
3回すすいでこんな感じです。
このままお湯を抜き、洗濯機の脱水モードで水抜き!
そして広げて乾燥させてできあがり、となるわけです。混入している草などは乾いてからほぐす時に取り除きます。
まだちょっと汚れが残っているところがありますが、これは紡いでから洗うことにします……。
この洗ったままの羊毛をスカードと呼びますが、スカードのまま染めたりするのならもっときれいに洗った方が良いのでしょうね。
洗濯機を使った羊毛洗いは、時間はかかるのですがとても楽でした。特に脱水が楽だった。ザルに上げて自然に水を切ると乾燥までが面倒。
羊毛を洗った後の洗濯槽は、見た感じ汚れてはいないようですが、やっぱり気になるので最後に洗濯槽クリーナーで洗いました。
羊毛洗いするたびに洗濯槽クリーニングするのも大変なので、今度は洗濯槽を洗いたいタイミングの直前に行おうかな。
この羊毛で何を作ろうかね
洗った羊毛はやっぱりちょっと硬めで、直接肌に触れるものにはならなそうな質感です。
でも自分で洗ったものだし、何より北海道で育った羊だし……と、何かしら有効な活用法を見出したいと思います。
とりあえず。手織り機に使えるくらいの細さに紡いでいますが、織ってからどうしようか。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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