今編んでいるメンズアランセーターの全パーツが編み上がったのは1月末(記事にしたのは2/1)。
あとは全てをとじて、水通しして乾かして完成という状態でした。
全パーツをとじ合わせるのはは意外と時間がかからず、あっという間に完成しました!
ということで更新3回目の今日、完成編として記録しておきます。
「アラン&ガンジーニット(風工房)」のメンズアランセーターです
今編んでいるのは、こちらの書籍に掲載の「メンズアランセーター」というセーターです。
毛糸は書籍掲載のものはとても高価で手が出しにくく、デンマーク製ホルストガーンのスーパーソフトという糸を2本取りにして編んでいます。
色は「SlateGrey」です。
針は毛糸の太さや手のキツさの違いにより、書籍より2号ずつ太いものを使用しています(本体8号、ゴム編み6号)。
全パーツはぎ合せる
合わせる前のパーツの糸始末をして、ラグラン線からとじていきます。
ラグランセーターを編むのは初めてですが、ラグラン線はメリヤス編みなのでかのこ編みやガーター編みから目を拾うよりずっと楽でした。
ラグラン線だけをとじた状態。ここからわきのかのこ編みをとじていくわけですが、これがもう大変で大変で。
私の編み目が不揃いで、前後のどの目同士をつないでいくのかわからなくなってしまったり。
最後になって目がズレていることに気付いて帳尻合わせ的にごまかしたり……。
そんなこんなで、なんとか全てをとじ合わせました。
襟ぐりを拾って編む
とじたら襟ぐりを拾ってゴム編み。この目の拾い方もね、合っているかどうかわからん。
全体からバランスよく拾うっていうのが苦手なのですよ。
最後はかぎ針の伏せ目で終わらせて、一応全体ができあがったことになる。
かぎ針の伏せ目は棒針の伏せ目よりも伸縮性が出ますね。
試着→水通し→水通し→乾燥
一般的にアランセーターは水通しせずに着用すると聞いたことがあるので、とりあえず一度試着させます。
夫は中肉中背のおじさんです。普段はメンズLサイズを着用。
さすが、編み目はくっきりしている。サイズ的にはタイトな感じ。
質感はチクチクというよりゴワゴワしていて、普通に着ると身体にフィットせず襟が立ってしまいます。
ホルストガーンのスーパーソフトは紡績油と染料が残留しているため水通し(というより洗剤による洗い)が必須。
シンクにぬるま湯を張り、ウール洗剤を少し溶かした中に漬け込むと……。
墨汁かよ!ってくらい黒い汁が出る!
洗剤で押し洗い→すすぎ2回してもまだ黒い汁が出るのと、編み地の固さが気になりました。
そのためもう一度洗剤で押し洗い→すすぎ2回して、洗濯機で軽く脱水をかけ、タオルの上で平干し。
書籍に記載のサイズになるように計測して、待ち針で止めて乾かす。タオルの方が小さかった。
一日半ほどで乾いたので、再度試着させてみる。2日前と同じステテコパンツを穿いているのは気にしないでください。
若干編み目が寝てしまった感じもありますが、シャツなどを中に着ても着られるくらいになりました。
襟が立ってしまう現象も起こらなくなった。
チクチク感はやはり多少ありますが、素肌に着るわけではないし、夫は敏感ではない方なので大丈夫そう。
ということで、これにて完成とします。もう着せてしまったけど、これはバレンタインのプレゼントなのでした。
2月14日まで待ったら、せっかく編んだのに着る機会が少なくなってしまうということで、もう渡しています。
ついでに自分でも着てみる
せっかくなので、自分でも試着してみました。もともと小さく編み上がったら私が着るつもりだったし……。
自撮り慣れしていないので、こんな画像になってしまいました。
やっぱりちょっと大きい。特に身頃が。
「ダーリンニット」というジャンルの衣類だと思えば私でも着られるか?
サイズはダブダブでもいつも着ているペラペラのアクリルニットとは比べ物にならないくらいあったかいです。
今後たまに借りよう。
ニットは毛糸を替えてもどうにかなるもんだ
今回は書籍掲載のブルックリンツイードではなくホルストガーンのスーパーソフトという毛糸で編みました。
二本取りにしても太さは違うし、編み手のきつさも違うと思いますが、水通しして平干しする際にサイズ調整すれば、意外となんとかなるということがわかりました。
洗って多少柔らかくなった質感のセーターが好きなら、水通しするといい感じになるのでおすすめです。
そもそもホルストガーンは水通し必須(しないと肌着が真っ黒になりそう)なので、水通ししない前提のニットには向かないのですが……。
もちろん、洗わないアランニットのあのシャープな模様を求める人は、書籍通りの毛糸か、洗わなくても着られる毛糸を用意した方がいいです。
ということで今回はここまでです。
毛糸がまだたくさんあるので、次は何を編もうかと思案中です。
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