最近、空き時間を見つけては刺し子にチャレンジしています。
最初はさらし布に単色の糸で伝統的な図案を刺すだけで十分だったのが、慣れてくると色布に段染め色の糸など、色の組み合わせを楽しみたくなるんですよね。
段染めの刺し子糸と言えば、小樽にある「染織アトリエKazu」というお店が全国的に有名ですね。
先日朝里川温泉方面にドライブに行ったついでに、Kazuさんにも立ち寄って素敵な刺し子糸を買ってきました!
色内→朝里川温泉に今年移転されてます
アトリエKazuさんは元々は小樽駅に近いエリア、色内にお店があったのが、昨年一度閉店して朝里川温泉の方に移転されています。
お店は不定休のようなので、訪問の際は事前に連絡された方が良いと思います。
朝里川温泉は名前の通り温泉街ですが、わき道に入ると住宅街が並びます。
温泉旅館の宏楽園があるあたりで曲がり、坂を上ります。結構上るので、途中で不安になる……。
こんな看板が見えてきたら到着です。
お店というより普通のおうちの一室をギャラリーにしているご様子で、玄関から靴を脱いで入り、品物が陳列されているお部屋に案内されます。
私は刺し子糸を買うために伺いましたが、ほかに手織り糸、手染めの布やTシャツなどもたくさん並んでいて、手芸好きならずっと見ていたくなるくらいの魅力的な空間でした。
刺し子糸はどれも素敵なものばかり
刺し子糸は箪笥の中に収納されていますが、勝手に開けて見て良いそうです。
太さは細いものと太いものがあって、濃い色と薄い色の段染めや、同系色の段染めなどがありました。
また、その糸を使用した花ふきんや刺し子柄のコースターなどもあるので、刺した後どうなるかが目視できるのが良かった。
糸だけ見ても、布に刺したときに思ったのと違う……ということが(私の場合)よくあるので、全く同じ色の糸を使用しているわけではないものの、自分が作りたいものにはどの色がいいのかな?とイメージしやすかったです。段染めの場合、糸かせの状態と刺してからでは全く変わりますもんね。
じっくり吟味させて頂いて、買ってきたのがこの4つ。
全て太いタイプです。好みのものを直感で選ぶと、どうもサイケデリックな色を選びがちです。
だから一つくらいは淡い色を……ということで選んだのがピンクとブルーがかったグレーのもの(左から二番目)
ほかの3つははっきりと色の差がある段染めを。
かせをほどくとこんな感じで、ロングピッチで染められています。
玉に巻いたら、もうこれだけでかわいい。
これだけ何色もごろごろとカゴに入れておくだけでかわいい。鑑賞用としても十分な魅力があります。
麻の葉模様を刺してみました
いやいや、何かを刺してこそ刺し子糸!とりあえず花ふきんを……と思ったら、さらし布を切らしていたので、生成り色のハーフリネンに刺してみることにしました。
刺し子と言えばコレというくらい定番の麻の葉模様ですが、私、これを書くの苦手で……。悪戦苦闘しながらやっと一枚書き終えました。1:2:√3……とか言いながら……。昔の人はどうやって図案を書いていたんだろう?!
多分、余計な線がたくさんある。
ピンク系と紫系、どっちで刺すか迷いましたが、秋っぽい紫の糸で刺しました。でも、この色味だと布の色と同化して見えにくい箇所が出てしまいました。
刺した後洗ってアイロンがけしたもの。手染め糸だからか、洗うと若干色落ちしました。(周囲に滲むほどではない)
暇なときにちょっと刺してはしまい込んで、を繰り返していたので、端がぼろぼろになってしまった。
見えにくい箇所はあれど、やっぱりこのグラデーション、今の季節に合っていていい感じ。
刺した目が安定していないのはご愛嬌……。
せっかく刺し子部分が完成したのに、ミシン針がこのとき手元になく、すぐに小物に仕立てることができませんでした。
→このブログの更新日には間に合わなかったのですが、このあと裏布を重ねて縫って、ランチョンマットに仕立てました。
和食献立のときに使うと相性ピッタリです!今度写真を撮って載せます。
これから新しい色を染めるそうです
染織アトリエKazuさんのお話に戻りますが、お店の方によると、今ある糸は移転前の作品の残りで、これから移転後初の染め作業をされるとのことでした(移転後オープンが9月、つい先日だったそうです)。
だから、しばらくしてからまたお店に行けば、また新しい色の糸に出会えるかもしれないということ!
もうじき紅葉が美しい季節なので、朝里川温泉方面のドライブがより楽しくなると思います。今ある糸を使い切ったらまたお伺いしたいと思います。温泉のついでというのもいいなぁ。
【店舗情報】
染織アトリエKazu
住所 小樽市新光5丁目30番12号
TEL 0134-54-3448
営業時間不定、不定休のため、行かれる方は事前に電話かメールで連絡を、とのことでした。
今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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