「大人の花刺繍」という本を先日購入してから、すっかり刺繍にハマってしまいました。
この中から何種類か刺してみるうち、どうせなら普段使えるものに仕立てたいなと思うようになりました。
書籍には付け襟やバッグ、ヘアバンドなどのファッション小物の作り方は載っているのですが、どちらかと言えば、おしゃれアイテムよりもキッチン関連アイテムに刺したい。
ということで、刺繍後の縫製も簡単そうなランチョンマットを作ってみることにしました。
なんせ、刺繍を始めて一か月。拙いところだらけですが、ご笑覧下さい。
斜め格子に線を引く
書籍の図案を丸写しではランチョンマットサイズにならないので、ちょっとアレンジします。
22ページに見本が掲載されている「フルーツサンプラー」の斜め格子にブランケットステッチするところを頂いて、この枠の中に花や果物を刺繍していきたいと思います。
このダイヤ模様の片側に半円の模様を描く。ここはフリーハンドなので、不ぞろい。
布は薄めのキャンバス地のはぎれ、ペンはフリクションカラーペンで書いています。
刺繍糸は、上達するまではAmazonで売っている、50色入りで1000円しないやつを使っています。
使いやすい長さに切って、三つ編みして収納しています。
ダイソーで買ったこの収納ケース、使いやすいです。200円。
格子の線は書籍よりも少し大きめにしました。
ここにまずブランケットステッチを刺していきます。使用する色は生成りの布に合わせて茶色にしてみよう。
余暇の時間にTVを見ながらチクチク刺しました。
やっぱり、上手ではないですね。もっと丁寧に刺さないと……。
ここまで刺して気付きました。使用している茶色の糸が足りないということを……。
あと少しはあるのですが、全面に刺し切れるほどの残量は無い。
使っている糸のメーカーで単色買いできる店は無いかと調べてみたものの、50色1パックしかなく、単色で取り扱っているお店は無い。
これどうしたものかと悩んだ挙句、残りは近い色の糸で刺してごまかすことに。
多少違っても縦横で変えるならそれほど違和感はないだろうし、同じ茶色なので統一感も出るだろう……。
そうして格子を全て刺し終わりました。うーん、やっぱり上手じゃない。
長時間作業しているとどうしても後半がやっつけ仕事になってしまいがちですね。これは反省点です。
ここからは気を取り直して花の刺繍をしていきます。
↓一月のシンビジウム、上下逆だった……。刺し終わってから気付いたので修復不可能!
刺す図案は表紙にもある誕生花のパネルの図案を、ひとつずつ切り分けて格子に入れて刺していきます。
前回とても便利でよかったダイソーの刺しゅう用下絵シートに写し取ってから布に貼るのですが、やっぱり手汗をかいてしまい、絵がにじんでしまった部分がある。今、ストレスで自律神経がさ……。
お手本の布も生成り色なので、なるべく近い色の糸を使っていきます。本当は書籍で使用されているDMCの刺繍糸が良いのだと思いますが、単品で全色揃えるとなると結構な値段だし、私の腕前ではまだ勿体ない。
1月、シンビジウム完成。逆だ!
2月マーガレット、3月チューリップ、4月カスミソウまで完成。
残りは5月すずらん、6月バラ、7月ユリ、8月ヒマワリ。
9月桔梗、10月ダリア、11月パンジー、12月水仙。
これから空いたマスに月の順番に刺していきます。
つまり、まだ完成していないのです。
完成したらまた追ってUPします。
刺繍は時間が溶けるってのは本当ですね
過去に何かで、刺繍はほど良い集中力を使うので精神安定に良いと書かれていました。
確かに、編み物よりも単純作業ではないし、完成が目に見えているし、自分の技術や気持ちの余裕に応じて難易度を変えられるしで、気持ちよく集中して時間を過ごすことができます。
難点と言えば、熱中しすぎて時間がすぐに過ぎ去ってしまうことでしょうか。
現在の生活スタイルだと、手芸の時間を取れるのは大体午後3時くらいから夕方5時くらいと、夕食の片付け後から寝るまでくらいなのですが、どちらにしてもあっという間に時間が消費されてしまう。
「溶ける」という表現がぴったりの、実感の無い時間経過なんですよね。
今の時期でなければ「時間がもったいない」と思うこともあったかもしれませんが、現在のように、ただ粛々とコロナ禍が過ぎ去るのを待つだけの時間潰しにはとてもいいと思います。
そういえば、刺繍の「繍」の字は、糸へんに自粛の「粛」ですね。
今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
【追記】
ランチョンマットが完成するまでをupしました。
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