日本三大うどんの三番手を競い合う、五島・氷見・水沢うどんを食べてみる!

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ざるうどん 料理・食べ物考
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日本三大うどんって知っていますか?

秋田県の稲庭うどん、香川県の讃岐うどんが不動のツートップ、そしてもう一つは……。

長崎の五島うどんという説、富山県の氷見うどんという説、群馬県の水沢うどんという説があります。私にとっては、どれも聞いたことがあるけれど日常的に食べてはいないな、という印象。

しかし、この三番手のどれも支持者がいて、順位が決められない状態にあるとか。だから、これら全てをひっくるめて「五大うどん」とすることもあるようです。

 

今日は、私にとってはあまり馴染みのない、この三番手のうどんたちを全て食べてみた感想をお伝えします。なお、個人の好みの話はしますが、順位などは決めませんので、あしからず!

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ばらかもんの舞台、五島列島の「五島うどん」

五島うどん

まずは五島うどんから。こちらは、札幌市でも比較的手に入りやすいです。イオンのスーパーに大体置いています。

今夏のドラマ「ばらかもん」や、朝ドラ「舞いあがれ!」で登場した五島列島の特産品です。今年、急に五島列島が注目されましたね。

パッケージに椿の絵が描かれているのは、椿油を使って製麺しているからです。この椿油のおかげで細いのにコシがあって切れにくいうどんが作れるのだそうです。

五島うどんゆでる

普通のうどんのように食べても良いのですが、せっかくなので、「地獄炊き」という五島うどんならではの食べ方でいってみます。

ゆでたうどんを釜揚げで、あごだしのつゆで食べるのが「地獄炊き」。釜茹でのイメージからの「地獄」ではなく、「すごく美味しい」が訛って「しごく美味しい」→「地獄美味しい」になったとかなんとか。

地獄炊き

あごだしのつゆ、薬味にねぎ、生卵。味変にポン酢も合うとのことなので用意しています。

じごくだき

麺が細い。食べると確かにコシがある。でも、稲庭うどんのコシより、お高いそうめんのようなコシに近い。油を使って伸ばしているからでしょうか。

釜揚げで食べてもぶちぶち切れることがなく、ちゅるちゅると喉越しも良いです。これは病人にも良さそう。

ツユはあごだしの味が結構強いので、卵を入れた方が合います。それだとまろやかになりすぎるという人は、ポン酢を少し垂らすと酸味が全体を引き締めてくれるのでおすすめです。

大きな鍋から家族で取りながら食べるのが良かったです。熱々だし、胃に優しそうなので冬の朝ごはんに向いていると思いました。

美味しんぼにもちらっと登場した氷見うどん

氷見うどん

次は富山県の氷見うどん。これも札幌では手に入りやすく、五島うどんと同様にイオンで買いました。

氷見うどんは、油を使わず、よく踏んで熟成させたのち、手作業で手間をかけて細く細く製麺することで、独特のコシと粘りを出しているのだそうです。

氷見うどんゆでる

氷見うどんには具体的な食べ方のルールは無いようなので、家にあったすだちとヒガシマルうどんスープですだちうどんにして食べます。

すだちうどん

あとは念のため薬味にネギ。左上のはおかずの野菜揚げびたしと煮卵です。

ひみうどん

五島うどんよりちょっと幅広で平たいです。そして透き通っている。

冷たい水で締めたこともあり、コシがある&もちもちしています。初めて食べたけど、美味しい!

ふわっとした優しい食感を持ちながらしっかり歯応えもある。麺自体の、小麦粉の味がします。実際食べたのは10月ごろでしたが、夏に冷やしで食べたら絶対美味しいうどんです。

氷見うどん、私の中での知名度は五島うどんよりも下でしたが、味は一番かもしれない。

そういえば、美味しんぼの夜食の回で、山岡さんが氷見うどんを使った夜食を作っていましたね。確かに優しい食感と適度なコシが夜食に向いてそう。

どんな味付けで食べていたかは思い出せません。あの巻、どこかにあるはず。探してみます。

手に入りにくい水沢うどん

水沢うどん

最後は群馬県の水沢うどん!なぜこんな立派な箱入りかというと、これはふるさと納税の返礼品だからです。そう、札幌市内ではスーパーでも百貨店でも手に入りませんでした。だから、このブログのために納税したさぁ。

水沢うどんは群馬県渋川市にある水澤寺が発祥で、飛鳥時代に高麗からの僧にうどんの製法を伝授され、それが時を経てお寺の参拝客に振る舞うようになったものだそうです。

今でも、水澤寺の門前に「水沢うどん街道」と呼ばれる、うどん店が並ぶ通りがあるんですって。

箱の中

箱の中身。さすが返礼品、つゆまでセットになっています。ぐんまちゃんがしっかり印刷されているあたり、地域に愛されるうどんだと伝わってきます!

半生

水沢うどんはこれまでの2つと違い、生タイプのうどんです(正確には半生タイプ、生麺よりは賞味期限が長い)。そして手延べでなはく手打ちの太いもの。

ざるうどん

ゆでたものは添付のつゆでざるうどんにしました。薬味はネギときゅうり。

太麺とはいえ、讃岐うどんよりは細い。この太さの生麺大好き。

みずさわうどん

4本くらいで一口分。チュルチュルというより、ズルッと啜る感じになります。

そして歯応えがあり、手打ちならではの麺の角の部分が口に当たって爽快です。そうそう、太麺はちゃんと角が立ったものが美味しいんですよね!

添付のツユが濃い目で、太いうどんの麺に負けない。ただ、うどんで口いっぱいになるので、歯応えや風味のある薬味は必須です。ねぎもきゅうりもうどんを引き立ててくれています。

これは、前出の2種の乾麺とは異なり、「元気なうどん」という印象でした。食べ応えがあってお腹にたまるので、遠路から参拝に来た人々も満足できそうです。

3種のうどんを食べた総評

今回は3つのうどんの順位を決めるつもりはありません。どれも美味しかったです!もっと言えば、どれも稲庭うどんや讃岐うどんより劣っているとは思えなかった。あの「三大」は、単純に知名度や生産量の話ですよね。

ただ、個人的な印象を言えば、五島うどんと氷見うどんは家で軽く食べたいときに、水沢うどんはエネルギーチャージしたいときに向いていると思いました。細麺を流し込みたいか、太麺をしっかり噛んで食べたいか。それくらいの違いです。

 

しかし、今回食べた3つはもちろん、稲庭うどんも讃岐うどんも、伊勢うどんも博多うどんも、同じ「うどん」というカテゴリなのに、製法、太さや薄さが全く異なるのって面白いですね。きっと、他のどの麺類よりも多彩だと思います。

 

今回、私にとってはなじみの薄い3種のうどんを短期間で食べ比べることで、それぞれの美味しさや自分の好みを確認できてよかったです。

そのうちまた、同カテゴリのご当地グルメを食べ比べることがあったらここでご紹介します。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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