意外なところに結構落ちてる!拾ったくるみの処理方法

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毎年10月になると、車道にくるみを落としては自動車に割らせているカラスをよく見かけるようになります。

カラスって頭いいんだな~……と感心するばかりですが、今年、たまたまその現場近くで大きなくるみの木を発見!実は既にほとんど落ちているものでしたが、緑や茶色の果肉付きのやつが、まだ木の根元にゴロゴロ落ちている。

こんなところにあるんだ……!と思うくらい近所、自分の生活圏にありました。あたりを見回すと、くるみの木って結構たくさん生えている。

このときは散歩中で、運よく周りに人目もなかったので(いや、私有地ではないので別に人目があってもいいんだけど、あまりにも自宅の近くだったから……)、手持ちのレジ袋いっぱいに拾ってきてしまいました。

今日は、それを処理して食べられるようになるまでを書いていきます。

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果肉をはがして洗って干す

果肉付き

これが拾ってきたくるみ、果肉付き。落ちて日が浅いものと思われます。もっと茶色く変色してブヨブヨしたものもありましたが、このときは素手だったので、手が汚れにくそうなものを選んで拾いました。

この実を新聞紙などの上に広げて、手袋をした手で果肉をはぎ取ります。

果肉を取る

くるみの果肉(仮果といいます)はアクが強く、手が真っ黒になってしまいます。また、手の皮膚が弱い人はかぶれてしまうこともあるそうなので、手袋はした方がいいです。

中には黒くてネチョッとしたものに包まれた本体(核果)が入っています。

はぎ終わり

全てはぎ終わり。中のくるみは市販のものよりだいぶ小さい。まあ、小さいことでおなじみオニグルミですしね。

今回、この果肉部分は捨ててしまいましたが、この強いアクで染物ができるそうです。来年は染めにもチャレンジしたい。

洗い1

核果を入れたバケツに水をため、手でガシャガシャとこすり洗いします。殻のとがったところが手にチクチクきますが、気にせずガシャガシャ。

そしてだいぶ黒いカスがはがれてきたら、水を替えてまたガシャガシャ洗います。

これを3~4回繰り返すと、水があまり濁らなくなります。

洗い4回

とはいえまだ黒いものは付いているのですが、殻ごと食べるものではないので、ピカピカにする必要はありません。

 

後日追記)くるみの数が多いなら、下の写真のように柄付きブラシ(これは100均のトイレ掃除用ブラシ、もちろん未使用です)でガシャガシャやると簡単にきれいになります。

深さがあって直径が小さい縦長のバケツに入れて、ブラシを縦に突くようにして混ぜると、黒いカスをうまく絡め取れます。

ブラシ

つまり後日もう一回くるみ取りに行ったってことです

 

水洗いしてもまだ多少繊維が残っているので、これはタオルなどで水気と一緒に拭き取って取り除く。

干す

拭き取ったくるみはザルに並べて、一週間ほど干します。

干しあがったら網などに入れて風通しの良い場所で保管すれば、一年は余裕、状態が良ければ2~3年は保存が効くそうです。

割り方にもコツがある

今回拾ったくるみは「オニグルミ」という種類で、殻が鬼のように堅いことからその名がつけられました。

だから、西洋の大きくて脆いくるみのように簡単には割ることができません!

割った

金槌で叩きつけても簡単には割れません。コンクリートのブロックを下に置いて、結構な力で叩いてやっと割れました。

でもこれでは実が粉々になるし、割れた殻も混入しやすくなります。

オニグルミを効率よく剥くためには、一度殻ごと火を通し、合わせ目から二つ割りがおすすめです。

少量ならフライパンが煎りやすいです。もっとたくさん煎る場合は、オーブンで殻にすき間ができるまで焼くといいですよ。

フライパンで煎る

熱を伝わりやすくするための水少量と一緒にフライパンに入れ、中火くらいの火加減でころころと転がしながら加熱する。

水分が飛んで、くるみの殻も乾いてきて、徐々に合わせ目のところにすき間が開いてきます。

すきま

これくらいになったらもう割りやすくはなっているのですが、そのまま焼きくるみとして食べるなら、内側から油がちょっと滲むくらいまで煎った方が安心です。

ドライバー

さあ、殻を割っていきます。マイナスドライバーを隙間にねじ込むようにして、グッと押し込むと、

まっぷたつ

真っ二つに割れます。中の可食部を竹串などでほじくり出して、やっと食べられるようになります。

さすがオニグルミ、殻が厚いですね。でも、その分種子がでこぼこしていなくて取り出しやすい。

うまく殻を開けることができれば、こんな感じで無傷のまま取り出すこともできます。

仁

しかし、くるみの殻の内側を見るとどうも「副鼻腔」を思い出してしまいます。

本題に戻ります。今回、色々な道具でくるみのこじ開けをしてみたところ、マイナスドライバーよりもホタテの殻開けベラが使いやすかったです。

こじ開けに使った道具

ホタテベラはマイナスドライバーよりも薄いため、僅かなすき間にもねじ込めるのが良かった。

ホタテベラも入らないような隙間は小型パレットナイフを使ってみましたが、これだと薄すぎて、こじ開ける時に曲がってしまうんですよね。

いや、ホタテベラはどこの家にもあるものではなかったか……。

 

干せるのを待っていたら、今年のくるみ拾いの時期も終わる頃になってしまいました。

来年のくるみ拾いの参考にしてくださると幸いです。

ただで拾ったものだけど、たくさん使うなら買った方がコスパいいかも

今回むいたくるみは少量だったので、そのまま食べてしまいました。

オニグルミは若干癖がありますが、市販の西洋くるみ(カシグルミという種類)よりも味が濃く、コクがあります。だからそのまま食べても十分美味しい。

しかし、料理やお菓子などで大量に使うとなると、美味しさより割って実を外す手間の方が先にきてしまいそう。今回むいたくるみ(6個分)で大体正味10gくらいだったので、50g使うとしても30個割らなきゃいけないのか……。

それは面倒だな……。

 

とはいえ、殻付きナッツを剥きながら食べる美味しさは格別です。数個ならそんなに大変じゃないし……。

皆さんも、くるみの木を見かけたら、ちょっとだけでも拾ってみてはいかがでしょうか。(もちろん、私有地でないことを確認の上、ね)

 

ということで今日はここまで。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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