スペルト小麦で高加水なハードパンをうまく焼けるようになってきたので、今日は旬のとうきび(とうもろこし)をたっぷり練り込んだリュスティックを作ります。
頂き物のとうきびがあるので、これをゆでて粒を外したものを使います。
新鮮なうちにゆでたとうきびの甘さが効いて、美味しいパンが焼けました!
とうきびリュスティック
とうきびリュスティックといえば、あるパン屋さんの人気商品にもありますね。全国放送の某TV番組で紹介されて有名になったあのパンです。
今回作るのは、そんなハイクオリティなものではなく、素人が自宅で作りやすいようなレシピです。ご了承ください。
材料
スペルト小麦粉(全粒粉)300g
水 240ml(コントレックス50+軟水190)
モルトエキス 1.5g
塩 6g
インスタントドライイースト 1.2g
ゆでとうきび(芯から粒を外したもの) 2本分
とうきびは、生地を作っている間に粒を外しました。こうやって一列ごとに外すのが楽しい。
冷凍コーンだと水気が出るし、生コーンだと発酵時に余計な菌が繁殖しそうなので、ゆでとうきびを使うのがベストだと思います。
作り方
- モルトエキスと塩を混ぜ込んだ水にスペルト小麦粉、インスタントドライイーストを入れ、ゴゴムベラで粉気がなくなるまで混ぜる。
- 1時間室温放置→引っ張って折り畳みする。この作業を計4回行う。回数を重ねるごとに生地に繋がりが出てきているのがわかります。
- 生地をしっかり打ち粉した台に広げ、ゆでとうきびを広げて9つに折りたたむ。
とうきびが多すぎるように見えますが、このパンは入れられるだけ入れた方が美味しいです。薄く広げた生地にとうきびの2/3を広げて、手前と奥を1/3折りたたんでその上にもコーンを広げる。
↓
- 打ち粉をたっぷり振ったキャンバス地に生地を置き、乾燥しないように覆いをかぶせて15分ベンチタイムを取る。
- 生地を6つに分割し、ひだを作ったキャンバス地に並べて30分二次発酵する。
↓
- オーブンに天板を入れ、発酵完了時に予熱が終わるよう、300℃にオーブンを予熱しておく。(うちは大体15分くらい前に予熱開始しています)
- 生地をそっと板に取り、オーブンシートに移してクープを入れ、霧を吹きかけてオーブンに入れる。
- 250℃に下げたオーブンで20分くらい焼く。うちは東芝の石窯オーブンなので、過熱水蒸気モードで10分、通常モードで10分焼きました。
とうきびが多いため、それほど膨らんでいません。そしてずっしりしている……。
ちゃんと中まで焼けているのか?
とうきびの甘さが美味しく、瑞々しいリュスティック
カットして食べてみました。細かいながらちゃんと気泡が入っている。生焼けということもない。
香りがすごく美味しそう……。
生地の塩気ととうきびの甘みのバランスがいい!入れすぎかと思ったけれど、これくらいとうきびが入っていた方が美味しいですね。2本入れて正解でした。
収獲してすぐゆでたとうきびは、そのまま食べてもジューシーで甘くて美味しい。それを香ばしいスペルト小麦生地にたっぷりと練り込んだので、ハードパンなのに瑞々しくて、菓子パンのように甘いリュスティックになりました。
焼きたての冷めたてをそのまま食べたものも美味しかったのですが、リベイクしてバターを塗ったものも最高でした。とうきびの粒が焦げたところが焼きもろこしっぽくてまた違う味わいになるんです。醤油をつけても美味しいかも……。
手前味噌ですが美味しくできました。ごちそうさまでした。
ということで今日はここまで!最後までお読みいただきありがとうございます!
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